お笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第14回は、共に20周年企画が発表された『忍風戦隊ハリケンジャー』&『爆竜戦隊アバレンジャー』について、シュシュっとアバレながら語る。
今秋に行われた『第35回東京国際映画祭』はサプライズの連続だった。2002年に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第26作目の『忍風戦隊ハリケンジャー』が20周年を記念してまたまた新作を公開することを発表した。その名も『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th anniversary』。なぜまたまたかというと実は10年前の10周年の時にも『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』として新作を公開しているのである。
それまでは10周年をひそやかに勝手にお祝いすることはあっても放送としてはとっくに終わった作品の新作を作るなんてことはまるで絵空事のようで全く実現されてこなかった。それにはいくつか理由が考えられる。若手俳優の登竜門とされて久しい特撮ドラマ。ちょうど登竜門と言われ出したのがこの『ハリケンジャー』あたりだったと思うが、メインの出番をもらったとてやはり厳しい俳優さんの世界。10年経ってメンバー全員が俳優を続けてるということが実はなかなか難しかったりするようで、また続けていたとしても10年で築き上げた俳優としての演技の色が特撮作品の世界観とそぐわなくなってしまったため仮に製作の話が出ていたとしても断っていたケースもあったのかもしれない。あるいはメンバーの誰かが俳優として成功してしまったためスケジュールが取れずに諦めることもあったかと思う。
そもそもスケジュール的な都合がついたとしてもキャストさん、スタッフさんの双方の熱量が高くなければ実現は非常に困難なのである。つまり放送が終わってから10年後にもう一度オリジナルのキャストさんがで新作を発表することは奇跡に近いのである。しかし、この『ハリケンジャー』の10 YEARS AFTERによって前例ができたことによりその後も『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』『テン・ゴーカイジャー』と10周年記念作品が次々と製作された。スーパー戦隊だけでなく『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』でもファンを歓喜させた。また作品は製作されずとも当時のキャストさんが集まって思い出話をする動画が配信されたり、特別インタビューが公開されたり、記念グッズが販売されたり、SNSでお祝いの言葉があふれかえったりと10周年に何かするのはもはや当たり前となった。
それもこれも自分は『ハリケンジャー』の10 YEARS AFTERの功績によるところが多分に占めていると思っている。そしてこの偉業を成し遂げられたのはハリケンイエロー・尾藤吼太役を務めた山本康平さんの熱量の高さによるところが大きいと思う。もちろん康平さん以外の方々の協力も相当なものだとは思うが、康平さんと一緒に飲ませてもらった時に聞いたハリケンジャー愛は今もなお耳に残っている。その愛によってスーパー戦隊の新たな可能性を開拓したのは紛れもない事実だ。
今回そんな『ハリケンジャー』がなんと20周年でも新しい作品を発表した。10年でも奇跡なのに20年経っての新作はとんでもないことだ。誰もやったことないけどやったら絶対面白いということを『ハリケンジャー』は実現してくれる。さらに今回の東京国際映画祭でのサプライズは『ハリケンジャー』だけにとどまらなかった。なんと『ハリケンジャー』の次作で2003年に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第27作目の『爆竜戦隊アバレンジャー』も20周年記念作品を発表。
『爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ』。『アバレンジャー』は10周年では沈黙だったため、まさか20周年でいきなりこのような話題がわいてくるとは夢にも思わなかった。監督が木村ひさし監督なことにも喜んだ。木村ひさし監督は特撮畑の監督さんではない。しかし菅田将暉さん主演のドラマ『民王』では『仮面ライダーW』ネタを幾度も放り込み、仮面ライダーだけでなく『宇宙刑事ギャバン』や『シャリバン』のネタも披露されファンは熱狂した。また『TRICK』のスピンオフである『警部補 矢部謙三』では『仮面ライダードライブ』の仮面ライダーチェイサーに変身した上遠野太洸さんが出演されたこともあり、チェイサーネタをこれでもかと使用していた。これらを見て特撮愛のあるお方ということは知っていたため、今回監督が木村監督というのを知ってうれしかった。
このビッグサプライズの2本、2023年に見られるということなので来年を楽しみにしつつ今回はこのあたりでセイ、バイバイ。
今秋に行われた『第35回東京国際映画祭』はサプライズの連続だった。2002年に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第26作目の『忍風戦隊ハリケンジャー』が20周年を記念してまたまた新作を公開することを発表した。その名も『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th anniversary』。なぜまたまたかというと実は10年前の10周年の時にも『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』として新作を公開しているのである。
それまでは10周年をひそやかに勝手にお祝いすることはあっても放送としてはとっくに終わった作品の新作を作るなんてことはまるで絵空事のようで全く実現されてこなかった。それにはいくつか理由が考えられる。若手俳優の登竜門とされて久しい特撮ドラマ。ちょうど登竜門と言われ出したのがこの『ハリケンジャー』あたりだったと思うが、メインの出番をもらったとてやはり厳しい俳優さんの世界。10年経ってメンバー全員が俳優を続けてるということが実はなかなか難しかったりするようで、また続けていたとしても10年で築き上げた俳優としての演技の色が特撮作品の世界観とそぐわなくなってしまったため仮に製作の話が出ていたとしても断っていたケースもあったのかもしれない。あるいはメンバーの誰かが俳優として成功してしまったためスケジュールが取れずに諦めることもあったかと思う。
そもそもスケジュール的な都合がついたとしてもキャストさん、スタッフさんの双方の熱量が高くなければ実現は非常に困難なのである。つまり放送が終わってから10年後にもう一度オリジナルのキャストさんがで新作を発表することは奇跡に近いのである。しかし、この『ハリケンジャー』の10 YEARS AFTERによって前例ができたことによりその後も『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』『テン・ゴーカイジャー』と10周年記念作品が次々と製作された。スーパー戦隊だけでなく『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』でもファンを歓喜させた。また作品は製作されずとも当時のキャストさんが集まって思い出話をする動画が配信されたり、特別インタビューが公開されたり、記念グッズが販売されたり、SNSでお祝いの言葉があふれかえったりと10周年に何かするのはもはや当たり前となった。
それもこれも自分は『ハリケンジャー』の10 YEARS AFTERの功績によるところが多分に占めていると思っている。そしてこの偉業を成し遂げられたのはハリケンイエロー・尾藤吼太役を務めた山本康平さんの熱量の高さによるところが大きいと思う。もちろん康平さん以外の方々の協力も相当なものだとは思うが、康平さんと一緒に飲ませてもらった時に聞いたハリケンジャー愛は今もなお耳に残っている。その愛によってスーパー戦隊の新たな可能性を開拓したのは紛れもない事実だ。
今回そんな『ハリケンジャー』がなんと20周年でも新しい作品を発表した。10年でも奇跡なのに20年経っての新作はとんでもないことだ。誰もやったことないけどやったら絶対面白いということを『ハリケンジャー』は実現してくれる。さらに今回の東京国際映画祭でのサプライズは『ハリケンジャー』だけにとどまらなかった。なんと『ハリケンジャー』の次作で2003年に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第27作目の『爆竜戦隊アバレンジャー』も20周年記念作品を発表。
このビッグサプライズの2本、2023年に見られるということなので来年を楽しみにしつつ今回はこのあたりでセイ、バイバイ。
2022/12/11