第二次世界大戦終了後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された実在の人物、山本幡男の壮絶な半生を描いた映画『ラーゲリより愛を込めて』(公開中)で、二宮和也演じる主人公・山本幡男(やまもと・はたお)の長男・顕一(けいいち)を演じた奥智哉にインタビュー。2021年秋から冬にかけて参加した撮影現場で、そして完成した作品を通して、18歳の今、どんな景色が見えたのだろうか?
――本作で演じた役について教えてください。
【奥】僕が演じた顕一は、二宮和也さん演じる山本幡男と、北川景子さん演じるモジミの息子で、4人きょうだいの長男。実際の僕は次男の末っ子で、自分の兄はどうだったかな?と思い出しつつ、演じました。
長男役ということで、弟や妹役の子役たちを引っ張っていかなきゃ、と思っていたんですが、みんなすごく大人びていて、今の小学生ってこんなに「しっかりしてるの?」と思ったほど(笑)。逆に、僕の方が弟や妹たちに助けられていた感じでした。
――父の帰りを待つ母を支える役どころでもあったかと思いますが、母親役の北川さんとご共演されていかがでしたか?
【奥】二宮さんと北川さんの息子役と聞いた時は、「えっ? 自分が?」と驚きましたが、小さい頃からずっと憧れていたお二人なので、すごく光栄な気持ちでした。初めて北川さんとお会いした時は、「僕のお母さんがこんなにきれいな人なの!?」と思いました。実際に話してみると、とてもおちゃめで、親しみやすく、いつも現場をなごませてくださっていました。劇中のモジミさん同様に、北川さん自身も、現場を明るく照らす星のような存在でした。
――撮影を振り返って思い出されることは?
【奥】自分にとっては初めての映画の撮影現場で、戦中戦後の時代の作品も初めて、衣装もヘアメイクも現代のものとは違っていたので、緊張していました。家のセットも当時の暮らしを細かく再現されていましたし、休憩時間にオープンセットの中を一人で散歩していたら、本当にタイムスリップしてしまったんじゃないか、という不思議な感覚に陥ったことが記憶に残っています。
――瀬々敬久監督の印象は?
【奥】初めてお会いしたのがオーディションの時だったのですが、恐れ多くてすごく緊張しました。現場でけっこう冗談をおっしゃって笑っている姿を見て、ギャップを感じました。クライマックスの重要なシーンでは、僕がプレッシャーから気を張りすぎていたのを見抜いて、監督がカメラにどう映っていたのか、教えてくださったんです。シーンの意図なども詳しく説明してくれて、「そういう意図も汲み取った上で、やってみて」と指導していただき、撮り終えることができました。
――『ラーゲリより愛を込めて』という物語を通して、感じたことは?
【奥】戦争を題材にした作品ではあるけれど、実は人間の愛の尊さを描いた人間賛歌の映画だと思いました。今の世界情勢を思うと、今、必要な映画だと自分は感じました。食わず嫌いをせずに観ていただけると、僕と同世代の人にもすごく心に刺さるんじゃないかと思います。どんな状況でも人間らしく、人を思いやる愛とか、勇気とか、大事だよな、というのが伝わると思います。ぜひ映画館に足を運んでもらいたいです。
――2020年にNetflixシリーズ『Followers』で俳優デビューされてから、『仮面ライダーリバイス』(21年〜22年)、『みなと商事コインランドリー』(22年)など、ドラマを中心に活躍されていますが、今後の目標は?
【奥】来春、高校を卒業したら俳優1本でやっていこうと思っています。中学1年の時から芸能活動を始めて、お芝居をするようになって、自分が納得する完璧なお芝居というのがいつかできるようになるんだろうか、と考えることがあるんですね。俳優として、これ以上ないっていうものが作りたい、一生かかっても無理かもしれないけど、それを目指してやっていきたいな、と思っています。
――本作で演じた役について教えてください。
【奥】僕が演じた顕一は、二宮和也さん演じる山本幡男と、北川景子さん演じるモジミの息子で、4人きょうだいの長男。実際の僕は次男の末っ子で、自分の兄はどうだったかな?と思い出しつつ、演じました。
長男役ということで、弟や妹役の子役たちを引っ張っていかなきゃ、と思っていたんですが、みんなすごく大人びていて、今の小学生ってこんなに「しっかりしてるの?」と思ったほど(笑)。逆に、僕の方が弟や妹たちに助けられていた感じでした。
【奥】二宮さんと北川さんの息子役と聞いた時は、「えっ? 自分が?」と驚きましたが、小さい頃からずっと憧れていたお二人なので、すごく光栄な気持ちでした。初めて北川さんとお会いした時は、「僕のお母さんがこんなにきれいな人なの!?」と思いました。実際に話してみると、とてもおちゃめで、親しみやすく、いつも現場をなごませてくださっていました。劇中のモジミさん同様に、北川さん自身も、現場を明るく照らす星のような存在でした。
――撮影を振り返って思い出されることは?
【奥】自分にとっては初めての映画の撮影現場で、戦中戦後の時代の作品も初めて、衣装もヘアメイクも現代のものとは違っていたので、緊張していました。家のセットも当時の暮らしを細かく再現されていましたし、休憩時間にオープンセットの中を一人で散歩していたら、本当にタイムスリップしてしまったんじゃないか、という不思議な感覚に陥ったことが記憶に残っています。
――瀬々敬久監督の印象は?
【奥】初めてお会いしたのがオーディションの時だったのですが、恐れ多くてすごく緊張しました。現場でけっこう冗談をおっしゃって笑っている姿を見て、ギャップを感じました。クライマックスの重要なシーンでは、僕がプレッシャーから気を張りすぎていたのを見抜いて、監督がカメラにどう映っていたのか、教えてくださったんです。シーンの意図なども詳しく説明してくれて、「そういう意図も汲み取った上で、やってみて」と指導していただき、撮り終えることができました。
――『ラーゲリより愛を込めて』という物語を通して、感じたことは?
【奥】戦争を題材にした作品ではあるけれど、実は人間の愛の尊さを描いた人間賛歌の映画だと思いました。今の世界情勢を思うと、今、必要な映画だと自分は感じました。食わず嫌いをせずに観ていただけると、僕と同世代の人にもすごく心に刺さるんじゃないかと思います。どんな状況でも人間らしく、人を思いやる愛とか、勇気とか、大事だよな、というのが伝わると思います。ぜひ映画館に足を運んでもらいたいです。
――2020年にNetflixシリーズ『Followers』で俳優デビューされてから、『仮面ライダーリバイス』(21年〜22年)、『みなと商事コインランドリー』(22年)など、ドラマを中心に活躍されていますが、今後の目標は?
【奥】来春、高校を卒業したら俳優1本でやっていこうと思っています。中学1年の時から芸能活動を始めて、お芝居をするようになって、自分が納得する完璧なお芝居というのがいつかできるようになるんだろうか、と考えることがあるんですね。俳優として、これ以上ないっていうものが作りたい、一生かかっても無理かもしれないけど、それを目指してやっていきたいな、と思っています。
2022/12/11