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【鎌倉殿の13人】“公暁”寛一郎、実朝殺害シーンに葛藤「こいつが別に悪いわけじゃない…と」

 俳優の小栗旬が北条義時役で主演を務める、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)に出演した公暁役・寛一郎からコメントが到着した。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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 『鎌倉殿の13人』は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の『新選組!』、2016年の『真田丸』に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜氏が務め、野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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――源実朝を討つシーン
彼のすがりどころとしては、もう実朝を殺す、というところなんです。北条義時も標的ではありますけど。とにかく実朝を殺せばなんとかなるんじゃないかと、自分が生きるために殺さなければならないと。でも第44回で公暁は実朝との共鳴というか、会話、対話をしてみて、最後に「だまされるものか」と言うんですけど、それはもう彼がずっと生きてきた中で芽生えた猜疑心というか、自分が生き抜くためにはだまされてはいけない、という猜疑心からも、本来だったら手を取り合える仲だったかもしれないけど、やはり殺すという決断をして。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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大階段のシーンは本来、最初に義時を殺して次に実朝を殺すという献立でしたけど、思いもよらぬ仲章という、よくわからないやつを殺してしまい、そのパニックもあるんですけど、最終ゴールは実朝、という公暁なりのプランがあったので、最後に実朝を殺しました。でも恨んでいた相手が本当はいいやつだったって、結構きついじゃないですか、殺す側にとっては。それはうすうす、公暁もわかっていたはずなんですよ、「こいつが別に悪いわけじゃない」と。実朝にもそう言っていますし。でも殺さなければいけない、自分が生きるために。だから実朝が最後、自分の小刀を捨ててうなずいたときは結構苦しかったですし、斬ったあとに「父の敵をとった」という名目のもとやっていましたけど、やっぱり気持ちは晴れないんですよね。というより、彼の呪いが解けていくというか、やっと自分の犯したことの重大さに気づいていく、というつもりでやっていました。

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