テレビ東京系ドラマプレミア23『警視庁考察一課』（毎週月曜　後11：06）の第7話が、きょう28日に放送される。

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　同作は、秋元康氏が企画・原作を手がけるオリジナル作で、“事件の考察”を専門とした部署「警視庁考察一課」を舞台に繰り広げられるベテラン刑事たちの考察劇。訳あり刑事ばかりが集められる警視庁考察一課には、難事件の考察依頼が舞い込む。被害者は誰に殺されたのか、なぜ殺されたのか、個性豊かなベテラン刑事たちの考察が時にぶつかり、時に二転三転しながら、真実に迫る。

　夕方から出発する慰安旅行を前にして、かなり浮かれ気味な考察一課に、柳沢慎三（柳沢慎吾）から新たな考察依頼が舞い込む。一度はスルーしようとするも、「未解決の連続殺人鬼『杉並の死神』が10年ぶりに事件を起こした」と聞くなり、船越慶一郎（船越英一郎）、名取悠（名取裕子）、山村楓（山村紅葉）、高島誠子（高島礼子）の表情が一変し、柳沢の話に耳を傾け始める。

　10年前、杉並区内で3人の男性が絞殺される連続殺人事件が発生。いずれも遺体の額と手に十字の傷が切り刻まれていた。しかも、首のアザの状態を見る限り、まるで自殺を誘ったかのような殺し方だという。そんな猟奇的殺人犯を当時の刑事たちは「死神だ」と言い出し、やがて『杉並の死神』と呼ぶようになった。

　そんな事件の手口と同じ、十字の傷が刻まれた絞殺体が杉並区で発見された。ただ、被害者は、男性ではなく女性。鶴見早紀というメディアにも出るほど有名な浮気調査専門の探偵だった。

　ひと通り話を聞いた船越らは、「週明けに考察する」とまだ旅行へ行く気満々だったが、名取は「逮捕する絶好のチャンス」として真相を突き止めたいという。実は、当時捜査に参加したが何もつかめず、被害者の母親が息子の死を苦にして自殺したといい、解決できなかったことを後悔していた。名取の積年の思いを知ったメンバーは、新幹線に間に合わないと焦る藤井龍（藤井流星）を「時刻表のトリックでなんとかなる」と説得し、事件の考察に取りかかる。

　『杉並の死神』は、なぜ10年ぶりに犯行に及んだのか。なぜ今回は女性なのか。事件を探り始めると10年前とのある相違点が浮上し、模倣犯の可能性を疑い始める。ところが、捜査一課の管理官・真木（マギー）はその見立てを完全否定。『杉並の死神』の犯行だと主張し、真っ向から対立することに。