俳優の櫻井海音（21）と窪塚愛流（19）が、TBS系よるおびドラマ『差出人は、誰ですか？』（月〜木　深0：40　※一部地域を除く）にレギュラー出演し、高校のクラスメイト役で初共演している。2人がこのほどORICON NEWSなどのインタビューに応じた。

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　同作は、秋元康氏が企画・原案を手がける、完全オリジナル脚本の青春ヒューマンミステリー。若者たちに向けて、「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていく。

　2年D組でクラス騒然の「手紙ゲーム」が行われ、等身大の高校生たちの悩みや不安が浮かび上がっていくストーリー。TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日＿』season2で1位に選ばれた幸澤沙良（17）がドラマ初出演・初主演で主人公・桑鶴美月役を務めるのをはじめ、櫻井、窪塚らネクストブレイク候補が生徒役にそろった。

　櫻井はクラスの王様・成田育役、窪塚はいじめられっ子の馬場浩人役で、それぞれのキャラクターの立場の違いから「最初から『よろしくお願いします』じゃなかった」と、当初は意識的に距離をとったという。ドラマのストーリーにつれて関係を深め、第6週（11月14日〜17日）では、成田と馬場が心を通わせる様子が描写され、涙の抱擁が感動を誘った。

　窪塚は「撮影中にネガティブになってしまう時間があって、投げやりになりそうになった時に、馬場ちゃんの役柄、馬場ちゃんと成田の関係性や過去の絆、そういうものが自分の背中を押してくれた。この役を演じられてすごくよかった」と語る。櫻井は「抱擁して涙を流すところは台本になかった」と明かし、2人がスタッフとじっくり議論して作り上げた場面だと説明する。

　いじめっ子が謝罪するという場面に向き合った櫻井は「愛流がしっかり僕の芝居を受けてくれて、自然に感情的になれた。芝居をしていて楽しかった。ありがたかった」と感謝。窪塚も「あの瞬間だけは、僕の世界ではカメラもスタッフの方々もいなかった。心と心のぶつかり合い、抱きしめあいだった」としみじみ振り返った。

　櫻井は「無邪気さ、不器用さって、大人になって変わっていく部分があるじゃないですか」とした上で、今回の役柄を通し、俳優としても初心に戻ることができたという。これに窪塚もうなずき、キャリアの中で重要な作品となっている様子。

　今後の見どころについて、窪塚が「だんだん馬場ちゃんがクラスに溶け込んでいくのが見どころ」と呼びかけると、櫻井は「一気に恋愛モードにシフトしていく」と予告し、「文化祭、行事ごとも増えていく。いままで暗かったですけど、ハッピー、ポップな感じで描かれていく。そこを楽しんでほしい」とニヤリ笑い、“青春まっただ中”の様子を伝えた。