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【鎌倉殿の13人】市原隼人、八田知家役は「財産」 万感の思いを語る

 俳優の小栗旬が北条義時役で主演を務める、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)で八田知家を演じた市原隼人からコメントが到着した。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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 『鎌倉殿の13人』は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の『新選組!』、2016年の『真田丸』に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜氏が務め、野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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――自らの引退を決める知家について
自分ではない誰かの思想で未来を決めるのではなく、己の道を自分で決めていくというのが八田らしいなと思いました。どの時代も、時代につくられてしまう人間が多いと思うんです。その中で、時代につくられるのか、時代をつくるのかと言うと、知家は「自ら時代をつくってやろう」と。存在意義を、精いっぱい旗を振りながら「俺はここで生きているんだ」というのを、必死に汗をかいて。それが決して押しつけではなく、誰かに認めてほしいわけでもないと思うんです。自分を納得させるために自分で自分の生き方を選ぶ、自分の主君は自分である、という思いでずっと演じていました。

『鎌倉殿の13人』の場面カット(C)NHK

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――船を海に浮かべることができなかったことについて
ロマンなんですよ。やっぱりなんでもロマンです。こういう時代劇であっても当時のことを知っている人間はいないんです。「日本人はこうであってほしい」という、ある意味ロマンが含まれていまして、それがまたNHK大河ドラマなりのロマンを描かせていただいているわけで、その中の八田知家というのは、それもまた八田知家が思うロマンですので。「こうなりたい」「こうしたい」という思いももちろん大事なんですけど、そこに向かっていく思いが一番、自分を強くしてくれるんです。形ではなく目には見えないプロセスを一番大切にする知家としては、失敗だとか、できなかったということは思ってはいないのではないでしょうか。まだまだこれからやり続ければ、途中で終わったということはないですし、諦めなければいつかは成功すると思いますので、そんな思いでやっていました。

――八田知家として過ごした時間
人生で一番悩みました。難しかったです。この役は本当に難しかったです。ただ、この八田知家という役を通じて、今回この『鎌倉殿の13人』、こんなに愛をもらえるとは思っていなかったです。本当に死ぬほどうれしいです。何にも変えられない財産をいただきましたので、本当にすてきな、貴重な経験をさせていただいて心から感謝しています。

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