テレビ東京系ドラマプレミア23『警視庁考察一課』（毎週月曜　後11：06）の第4話が、きょう7日に放送される。

　同作は、秋元康氏が企画・原作を手がけるオリジナル作で、“事件の考察”を専門とした部署「警視庁考察一課」を舞台に繰り広げられるベテラン刑事たちの考察劇。訳あり刑事ばかりが集められる警視庁考察一課には、難事件の考察依頼が舞い込む。被害者は誰に殺されたのか、なぜ殺されたのか、個性豊かなベテラン刑事たちの考察が時にぶつかり、時に二転三転しながら、真実に迫る。

■第4話あらすじ
　ある朝、船越慶一郎（船越英一郎）、高島誠子（高島礼子）、藤井龍（藤井流星）、徳永りえ（徳永えり）が集まる考察一課では、昨夜、西村まさ雄（西村まさ彦）が船越に提出した辞表の話題で持ち切りになっていた。一線でやってきた西村は「窓際で干上がって枯れ果てるのはごめん」だと語り、元の部署に戻るくらいなら、蕎麦屋になると言い放ったという。

　そんな折、柳沢慎三（柳沢慎吾）が慌てた様子で駆け込んでくる。なんと3時間で真犯人を見つけてほしいという。その事件はきのう起きた、華道のイケメン家元として注目されている東伊吹（近藤雄介）の兄・東柊一（齋藤雪弥）が殺害された事件だった。

　自首したのが初代家元の母親・東百合（ひがし由貴）という衝撃もあり、今朝のワイドショーはこの事件一色。しかし、柳沢は百合の取り調べをする中で、別に犯人がいると睨んでいた。根拠は“刑事の勘”だという。

　東流の創始者・百合は、革新的な生け花が話題となり、全国に教室を開くまでに。2年前に家元を退いたが、二代目に選ばれたのは、周囲の予想に反し、長男の柊一でも、弟子で幹部の飯田喜平（丈）でもなく、次男の伊吹だった。そこで、柊一は東流を脱会し新たな流派を創設する。それからというもの、柊一はビジネス主義へ方針転換した伊吹を「カネ儲け主義」「華道への冒涜（ぼうとく）」だと、SNSで批判していた。

　殺害現場の東家のリビングでは、争った痕跡があり、柊一の口には花びらが詰め込まれていた。遺体からトリカブトが検出され、ワインに毒が盛られたと見立てるが、裏付ける証拠は見つかっていない。第一発見者は百合と飯田。伊吹にはアリバイを証明できる者がいなかった。

　百合の自首に隠された真実、真犯人は明かされるのか。百合が送検されるまでの3時間で、考察一課が華道家一族の愛憎劇を浮き彫りにしていく。