俳優の西島秀俊とラシダ・ジョーンズが共演する、Apple Originalの新作ダークコメディ『Sunny（原題）』に、YOU、國村隼、ジュディ・オングらが出演していることが発表された。

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　同作は、日本在住のアイルランド人作家、コリン・オサリバンの著書「ダーク・マニュアル」が原作。「第89回アカデミー賞」作品賞に輝いた『ムーンライト』（2016年）や、同ノミネートの『レディ・バード』（17年）、日本でも社会現象化した『ミッドサマー』（19年）など、エッジーな作品を世に放ってきた新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」が製作する。

　エグゼクティブ・プロデューサーも務めるラシダ・ジョーンズが演じるのは、夫と息子が謎の飛行機事故で行方不明になり、人生が一変する京都在住のアメリカ人女性「スージー」。西島は、スージーの夫で優秀なロボット工学者である「Masa Sakamoto」役を演じる。

　スージーは、夫が働く電子機器メーカーが製造した新型の家庭用ロボットのサニーを「慰め」として渡される。当初は自分の人生の空白を埋めようと奮起するサニーにいら立ちを感じるスージーだったが、次第に2人は思いがけない友情を育み、ともに彼女の家族に起こったことを探り、暗い真実を明らかにしていくうちに、スージーが知る由もなかった危険な世界に2人は巻き込まれていく。

　YOUが演じるのは「Hime」という名の京都のやくざの組長の娘で、 強くて自立心があり、父の跡を継ぐことを望んでいるという役どころ。

　國村は、洞察力のあるロボット工学者「Yuki Tanaka」を演じる。

　ジュディ・オングは、西島が演じるMasaの母親「Noriko Sakamoto」役。京都の古い家柄に生まれた裕福な主婦で、何よりも息子を愛していて、そのために義理の娘を受け入れようとする。

　このほか、　若くて明るく陽気、人間の感情を持ち、感情を繊細に理解するロボットで、人を喜ばせ、良いことをするよう設計された「サニー」役をジョアンナ・サトムラ（『Barry』『グッド・プレイス』）。デンマーク・日本共同制作映画『MISS OSAKA／ミス・オオサカ』（21年）にも出演したシンガーソングライターのannie the clumsy（アニー・ザ・クラムジー）が、スージーの新しい友人でバーテンダーを志望している「Mixxy」役で出演する。

　脚本・エグゼクティブ・プロデューサーは、『アフェア 情事の行方』などでケイティ・ロビンズ。監督・エグゼクティブ・プロデューサーは、ルーシー・チェルニアク（『ステーション・イレブン』、『このサイテーな世界の終わり』）。

　Apple Originalの作品は、MacやiPhone、iPadなどで知られる「Apple（アップル）」が運営するストリーミングサービス「AppleTV＋（アップルTVプラス）」で観ることができる。