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柳楽優弥主演『ガンニバル』笠松将、吉岡里帆ら重要キャラクターの配役発表

 俳優の柳楽優弥が主演する、ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ『ガンニバル』(12月28日より世界配信、全7話)に、笠松将吉岡里帆らが出演していることが明らかになった。

ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ『ガンニバル』吉岡里帆、笠松将、倍賞美津子ら主な出演者を発表(C)2022 Disney

ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ『ガンニバル』吉岡里帆、笠松将、倍賞美津子ら主な出演者を発表(C)2022 Disney

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 二宮正明の同名漫画を、主演に柳楽、監督に『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三と川井隼人、脚本に『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允、プロデューサーに同じく『ドライブ・マイ・カー』の山本晃久、『闇金ウシジマくん』シリーズの岩倉達哉といった布陣で実写化。「第35回東京国際映画祭(TIFF)」(10月24日〜11月2日)で、世界配信に先駆けてワールドプレミアを控えている。

 都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」を舞台に、警察官の阿川大悟(柳楽)が、村の異常性に気付き、穏やかな日常が狂気に蝕まれていく、戦慄のヴィレッジ・サイコスリラー。

 新たに解禁となったキャストは、柳楽演じる主人公・大悟の家族・阿川家のメンバーと、ある事件をきっかけに大悟が駐在として左遷された供花村を支配する後藤家の面々といった重要なキャラクターを演じる者たちだ。

 笠松は、後藤家の次期当主・後藤恵介役を演じる。代々続く村の掟を忠実に守る非常に冷静沈着な男だが、後藤家を守るためには何をするかわからない危うさを持つ役柄で、柳楽演じる大悟と対峙する緊迫感あふれるシーンなどが見どころ。笠松は本作への参加について、「原作の面白さをより強く感じてもらえる映像作品になることを志しました。<後藤恵介>というキャラクターの葛藤が、撮影中の自分自身の葛藤ともリンクして、迷いながらも少しずつ答えを出していったように思います」と、並々ならぬ思いで撮影に挑んだことを明かしている。

 吉岡は、大悟の妻・阿川有希(ゆうき)役を演じる。柳楽とは、ドラマ『ゆとりですがなにか』(2016年)以来およそ6年ぶりの共演となった。また、母親役を演じるのは映画『泣く子はいねぇが』以来、自身2度目。有希は優しい妻であり、母親であると同時に気が強く、家族にとって頼りがいのある存在だ。大悟とともに供花村に引っ越してくるが、慣れない環境で家族を支えるという重要な役割を担う。吉岡は「原作を読んだ時の"身の毛がよだつ"という感覚を映像に落とし込める事にワクワクしました」とコメントを寄せている。

 また、ある事件をきっかけにしゃべることができなくなり、笑うこともなくなってしまった娘の阿川ましろ役は子役の志水心音が、8歳にして、心に重荷を抱える難しい役どころを見事に演じている。

 生前は後藤家の当主で恵介の祖母・後藤銀役を倍賞美津子が演じる。銀は供花村で後藤家代々に伝わる村の掟を守ってきた鉄の女で、森で謎の歯型を付けた状態で死んでいるのが見つかるが、死因不明のままとなっている。

 さらに、恵介の父で供花村の村長を務める後藤清役に、その怪演で数々の作品を盛り上げてきた六角精児。恵介の弟・後藤洋介役に『半世界』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞、ならびに高崎映画祭最優秀新進男優賞を獲得した杉田雷麟(らいる)。

 そのほか、恵介の同級生・後藤岩男役にミュージカル界での活躍はもちろん来年の大河ドラマ出演が決定するなど映像作品でも活躍する吉原光夫。恵介の幼なじみ後藤龍二役に片山監督の長編監督デビュー作『岬の兄妹』にも出演した中村祐太郎。後藤家の中で特に凶暴な性格の後藤睦夫役を『検察側の罪人』などの出演作で強烈なインパクトを残してきた酒向芳が務める。

 そして、中村梅雀が村人のリーダー的存在として後藤家から大悟たちを守ろうと、暖かく村へ迎え入れるさぶ役で出演。さらに、大悟たちが赴任する前、謎の失踪を遂げた前任駐在の娘・狩野すみれ役を、ディズニープラスのドラマ『拾われた男』にも出演した北香那が演じ、供花村の謎を深めていく。

■笠松将のコメント(全文)

 原作の面白さをより強く感じてもらえる映像作品になることを志しました。 「後藤恵介」というキャラクターの葛藤が、撮影中の自分自身の葛藤ともリンクして、迷いながらも少しずつ答えを出していったように思います。いや、答えを出すしか無かったという方が適切かもしれません。そうやって追い込まれたことを、自分でも自然と受け入れて、僕を更に高みに引き上げてくれる「後藤恵介」を演じられたことが、30歳を迎える僕にとっていい出会いでした。楽しみにしていただけると幸いです。

■吉岡里帆のコメント(全文)

 日本各地に残る祭りや儀式といった独自の文化や風習と、ファンタジー色の融合が絶妙な本作。原作を読んだ時の"身の毛がよだつ"という感覚を映像に落とし込める事にワクワクしました。家族の再生物語というベースを大切にしながら、現場では主演の柳楽優弥さんを筆頭に監督やスタッフの皆さんと丁寧に撮影してきました。

 先日「東京国際映画祭」への正式出品が決まったとの報告を聞き、これ以上ない場所でワールドプレミアを行えることが本当にうれしいです。サスペンスとしての構造と、バイオレンス描写のオリジナリティ、登場人物達の心の揺れ方はきっと原作ファンの方にも初めて作品に触れる方にも前のめりになりながら見ていただけるのではないかと思っております。

■写真(すべて左から)
(上段)吉岡里帆、笠松将、倍賞美津子(中段)中村梅雀、北香那、杉田雷麟、志水心音(下段)中村祐太郎、吉原光夫、六角精児、酒向芳

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