お笑い芸人として名をあげた品川ヒロシが、自身の青春時代をつづった小説を映画化した『ドロップ』(2009年)。その後日談を漫画にした『OUT』(原作:井口達也、みずたまこと/秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」)の実写映画化が発表された。監督は引き続き品川が務める。2023年の撮影、劇場公開を予定している。
『OUT』の原作者・井口氏は、品川監督の中学からの友人。自身の青年時代を詰め込んだ実録物語だ。映画『ドロップ』では水嶋ヒロが演じた“狛江の狂犬”井口達也が、『OUT』では17歳になり、地元を離れて新たなる仲間とともに紡ぐ凄絶な青春の日々が描かれる。ふたりは、『ドロップ』をきっかけに再会し、「品川が監督で映画にしたい」という井口のラブコールから、実写映画化が実現することとなった。
少年院から出所した井口達也は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなった。更生への期待を胸に見知らぬ土地での生活が始まった達也だが、なんと出所初日に、暴走族・斬人副総長の安倍要とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意、ふたりは交流を深める。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく──。
映画『ドロップ』以降、『漫才ギャング』(11年)、『サンブンノイチ』(14年)、『Zアイランド』(15年)など、映画監督として多数の作品を手がけてきた品川。『ドロップ』から約10年の時を経て再びヤンキー×アクション×友情の物語に挑戦する。
「キャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するような、そして日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたい」と意気込みを語る品川監督。井口氏は「外側にはみ出た若者たちの世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。たくさんの方に観てもらいたい」と、期待を寄せる。
片岡秀介プロデューサーは「本作には、人間関係、行動力、承認欲求など現代社会が抱える課題を解決する突破口があふれている。ヤンキーの根っこの部分の魅力が井口達也さんの『OUT』にはあり、その魅力を最大化させる品川監督の演出力で、勇気と希望を与え、社会の中で存在し続けるのがこの作品になる」と、今回の映画化に自信たっぷりだ。
そして、撮影を前に、メインキャラクターのオーディション開催が決定。品川監督は、「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」と呼びかけている。また、『ドロップ』に出演したピースの綾部祐二からも、オーディション参加者へ、遠くロサンゼルスより応援メッセージが届いている。
■綾部祐二(ピース/お笑い芸人)
※重要キャラクターのオーディション参加者への応援コメント
日本にいる時に長年品川さんの側近だった僕から、皆さんに品川監督の攻略法を内緒でお伝えします。監督は、男女関係なく「昔から大好きです」という言葉に弱いです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟み込めるかが鍵です。ロサンゼルスから応援しています。
『OUT』の原作者・井口氏は、品川監督の中学からの友人。自身の青年時代を詰め込んだ実録物語だ。映画『ドロップ』では水嶋ヒロが演じた“狛江の狂犬”井口達也が、『OUT』では17歳になり、地元を離れて新たなる仲間とともに紡ぐ凄絶な青春の日々が描かれる。ふたりは、『ドロップ』をきっかけに再会し、「品川が監督で映画にしたい」という井口のラブコールから、実写映画化が実現することとなった。
少年院から出所した井口達也は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなった。更生への期待を胸に見知らぬ土地での生活が始まった達也だが、なんと出所初日に、暴走族・斬人副総長の安倍要とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意、ふたりは交流を深める。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく──。
映画『ドロップ』以降、『漫才ギャング』(11年)、『サンブンノイチ』(14年)、『Zアイランド』(15年)など、映画監督として多数の作品を手がけてきた品川。『ドロップ』から約10年の時を経て再びヤンキー×アクション×友情の物語に挑戦する。
「キャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するような、そして日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたい」と意気込みを語る品川監督。井口氏は「外側にはみ出た若者たちの世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。たくさんの方に観てもらいたい」と、期待を寄せる。
片岡秀介プロデューサーは「本作には、人間関係、行動力、承認欲求など現代社会が抱える課題を解決する突破口があふれている。ヤンキーの根っこの部分の魅力が井口達也さんの『OUT』にはあり、その魅力を最大化させる品川監督の演出力で、勇気と希望を与え、社会の中で存在し続けるのがこの作品になる」と、今回の映画化に自信たっぷりだ。
そして、撮影を前に、メインキャラクターのオーディション開催が決定。品川監督は、「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」と呼びかけている。また、『ドロップ』に出演したピースの綾部祐二からも、オーディション参加者へ、遠くロサンゼルスより応援メッセージが届いている。
■綾部祐二(ピース/お笑い芸人)
※重要キャラクターのオーディション参加者への応援コメント
日本にいる時に長年品川さんの側近だった僕から、皆さんに品川監督の攻略法を内緒でお伝えします。監督は、男女関係なく「昔から大好きです」という言葉に弱いです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟み込めるかが鍵です。ロサンゼルスから応援しています。
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2022/10/19