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柄本明、連続殺人犯の父親役 映画『ロストケア』松山ケンイチに「改めて才能を感じた」

 俳優の松山ケンイチ長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』(2023年春公開)の出演者が新たに発表された。長澤演じる検事・大友秀美をサポートする検察事務官・椎名幸太役で鈴鹿央士、松山演じる連続殺人犯・斯波宗典の父・斯波正作役で柄本明が出演する。

映画『ロストケア』(2023年春公開)に出演する(左から)鈴鹿央士、柄本明

映画『ロストケア』(2023年春公開)に出演する(左から)鈴鹿央士、柄本明

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 原作は葉真中顕の同名デビュー小説。42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのか、真相に迫る社会派エンタテインメント。

 監督は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)、『そして、バトンは渡された』(21年)の前田哲が務めた。ドラマ『砂の器』(04年)、『ストロベリーナイト』(13年)、『四月は君の嘘』(16年)などを手がけた龍居由佳里が、監督と共同で脚本を担当した。

 今回、長澤と共に、連続殺人犯を追い詰め、隠された事件の真相究明に奔走する役どころを演じる鈴鹿は「本作はこれからの日本にとって大切なことを届ける作品になっているので、是非自分と同世代の方に観てもらいたい」と、本作へかけた意気込みなどを語っている。

 柄本は「前田監督から手紙までいただいたので、やるしかないと思いました。松山さんと親子の役を演じて、改めて松山さんに才能を感じました」とコメント。周りからは心優しい青年として慕われていた男が未曽有の連続殺人事件を起こした理由、そしてきっかけを、父は知っていたのか? 連続殺人犯の父という役柄を、圧巻の演技で魅せてくれるに違いない。

 そのほかにも、介護老人の娘役で、坂井真紀戸田菜穂、ヘルパー役で峯村リエ、新人ヘルパー役で加藤菜津、坂井演じる仕事先の友人役でやすずん)、検事正役で岩谷健司、ケアセンター長役で井上肇、取り調べを受ける女性役で綾戸智恵、警部補役で梶原善、検事の母役で藤田弓子の参加も発表された。

■鈴鹿央士(椎名幸太 役)のコメント
 松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした。今まで、親や祖父母や曾祖母に介護が必要となる時がくることについて、きちんと考えたことがありませんでした。今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、たくさんのことを考えさせられました。僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました。

■柄本明(斯波正作 役)のコメント
 前田監督から手紙までいただいたので、やるしかないと思いました。私はいつも役を演じる際は、「脚本読んで」「せりふを言う」。これを大切にしています。松山さんと親子の役を演じて、改めて松山さんに才能を感じました。

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