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香川照之主演、映画『宮松と山下』サン・セバスティアン国際映画祭で初上映

 俳優の香川照之が主演する映画『宮松と山下』(11月18日公開)が、今年で70回目を迎えたスペインの「サン・セバスティアン国際映画祭」のNew Directors部門に正式招待され、現地時間20日にワールドプレミア上映が行われた。あわせて30秒予告とポスタービジュアル、新たな場面写真が公開された。

香川照之主演、映画『宮松と山下』(11月18日公開)(C)2022『宮松と山下』製作委員会

香川照之主演、映画『宮松と山下』(11月18日公開)(C)2022『宮松と山下』製作委員会

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 同映画は、“新しい手法が生む新しい映像体験”を標榜(ひょうぼう)し、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待を受けた監督集団「5月(ごがつ)」による初の長編映画。数多くの名作CMや教育番組『ピタゴラスイッチ』を手がけてきた東京藝術大学名誉教授・佐藤雅彦、NHKでドラマ演出を行ってきた関友太郎、多岐にわたりメディアデザインを手がける平瀬謙太朗の3人が監督を務めた。

 香川が演じるのは、ある日はあっけなく斬られて画面の端に消え、ある日はチンピラとして凶弾に倒れ…、そんな殺されてばかりの端役を一生懸命に取り組むエキストラ俳優の宮松。実は彼には過去の記憶がなかった。何が好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続けていた。

場面写真(C)2022『宮松と山下』製作委員会

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 予告編は、時代劇内で相手に斬りかかる香川演じる宮松の姿から始まる。勇ましく踏み込んだものの、あっさり斬られてしまう宮松。その後、ちょんまげ姿でラーメンを食べる姿と「エキストラ俳優、宮松」の文字により、宮松がエキストラとしてドラマ撮影に参加していることがわかる。

場面写真(C)2022『宮松と山下』製作委員会

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 そこへ尾美としのり演じる「谷」と名乗る男が現れたことから物語は不穏な空気をはらみだす。何者かに押されて頭を強打する男、「12年前、自分を失った」という文字。不安をかきたてる音楽が流れ、キャストの顔とエキストラをしている宮松、意味深な映像が連なる。その中で流れる「昨日までの自分を失ったら、何を演じたら良いのだろう」という言葉が意味するものは何なのだろうか。ミステリーを感じさせる予告編になっている。

場面写真(C)2022『宮松と山下』製作委員会

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 あわせて解禁されたポスタービジュアルでは、予告編同様に時代劇姿の香川照之がバスに乗る姿が大きく据えられている。共演者である津田寛治、尾美、中越典子のもの言いたげな表情とともに、エキストラシーンと思しきシーンや宮松の実生活と思われるシーンが混在している。キャッチコピーは「名もなき誰か を演じ、名もなき自分 を演じる。」。「自分を演じる」という言葉の意味を考えさせられるミステリアスなポスタービジュアルになっている。同作にはほかに、野波麻帆、大鶴義丹、尾上寛之、諏訪太郎、黒田大輔が出演していることも明らかになった。

■サン・セバスティアン国際映画祭でワールドプレミア

サン・セバスティアン国際映画祭にて

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 「サン・セバスティアン国際映画祭」でのワールドプレミア上映には、佐藤、関、平瀬の3人の監督が参加。上映中は、宮松が異なる役を演じるごとに場内では笑いや驚きの声が上がり、上映終了後のQ&Aでは、多くの質問が寄せられた。映画祭ディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏は、監督たちに「とても斬新で驚いた! サン・セバスティアンでワールドプレミア上映できてとてもうれしい」と声をかけてきたという。監督たちからの公式コメントは以下のとおり。

■監督:5月のコメント

 『宮松と山下』が、初めて、この世の中に披露されました。サン・セバスティアンの劇場を埋め尽くした600もの眼差しが、この映画を体験しました。上映中の『宮松と山下』は、いたるところで、観客におおっと声を挙げさせるほど驚かす一方で、私たち監督でさえ思いもよらぬところで笑いを生んでいました。そして主人公・宮松を演じる香川照之さんの存在感と演技は、世界の方に、とんでもない俳優が日本にいることを知らしめました。

 上映終了後の観客との対話では、いつまでも質問が止まず、その興味の高さにうれしくなりました。私たちが世界に問う映画作りは、この映画から始まります。そう決意を新たにした上映でした。

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  1. 1. 香川照之単独主演作でエキストラ役「こんな映画が欲しかった」
  2. 2. 香川照之主演、映画『宮松と山下』サン・セバスティアン国際映画祭で初上映
  3. 3. 香川照之、昨日までの自分を失ったら何を演じたら良いのだろう 映画『宮松と山下』90秒予告
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