俳優の山田杏奈が主演する、福永壮志監督の最新作『山女』が、「第35回東京国際映画祭(TIFF)」(10月24日〜11月2日)コンペティション部門に正式出品されることが明らかになった。
『ジオラマボーイ・パノラマガール』『樹海村』『ひらいて』『彼女が好きなものは』など、出演作が相次ぐ山田が、本作で演じるのは、食糧難に苦しむ村で人々から蔑まされながらもたくましく生きる少女・凛。苦しい生活の中でも、罪人を許す女神が住むと言い伝えられる早池峰山に祈りを捧げ、山で生きることを決意する強く健気な少女を演じた。
福永監督は、初長編映画『リベリアの白い血』(2015年)がベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、ロサンゼルス映画祭で最高賞にあたるU.S. Best Fiction Awardを受賞。インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞にノミネートされて注目を集めた。長編2作目の『アイヌモシリ』(※リ=小書き片仮名、20年)では、トライベッカ国際映画祭の国際ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞、グアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、日本公開後もミニシアターを中心にロングラン上映を果たした。
これまで民族やルーツにフォーカスした作品を発表してきた福永の長編3作目となる本作『山女』は、日本・アメリカの国際共同製作。柳田国男の「遠野物語」で紹介された民話にインスピレーションを得て、18世紀後半の東北が舞台のオリジナル脚本で、自然の脅威を前にした村社会の閉鎖性と集団性、また信仰の敬虔(けいけん)さと危うさをテーマに、主人公の少女・凛が自分の意志で生きていく姿を描く。
神聖な森に住み、村人たちから恐れられている謎の存在・山男役で森山未來。先代が火事を起こした責任から土地を奪われ、村八分になりながらも死体埋葬など汚れ仕事をして生計を立てる凛の父親・伊兵衛役で永瀬正敏が共演。森山は凛との間に信頼関係を築く山男を、永瀬は娘たちと支えあい生きる父親を、それぞれ圧倒的な存在感で体現する。
■山田杏奈のコメント
凛でいた期間は私自身も夢と現実のはざまにいたように思い出します。現代とは違う時代背景、環境の中でも彼女が何と戦っているのか、彼女はどうしたら幸せになれるのかをずっと考えていました。東京国際映画祭のコンペ部門に出品されると聞き、とても光栄ですしうれしいです。たくさんの人に福永監督の描く世界が届くことを願っています。
■福永壮志監督のコメント
『遠野物語』で書き記された数々の民話では、自然に宿る神々や化け物が絶対的な存在として描かれているのとは対照的に、人間は非力で浅はかです。その根底には自然に対する畏敬の念と、後世に向けた教戒が込められています。『山女』は、それらの民話にインスパイアされて新しく紡ぎ上げた物語で、「自然と人間」や「集団と個」といった現代の日本社会においても身近なテーマを扱っています。厳しい環境の中を必死に生きる主人公・凛を通して、この映画を観た人の心に何かを残せることを願います。
■コンペティション部門
2022年1月以降に完成した長編映画を対象に、今年は107の国と地域から1695本の応募作品の中から、厳正な審査を経た15本の作品を期間中上映。各賞を決定する国際審査委員長にジュリー・テイモア(演劇・オペラ演出家、映画監督)が就任。国際審査委員にシム・ウンギョン(俳優)、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(映画監督)、柳島克己(撮影監督)、マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル(元アンスティチュ・フランセ館長)が務める。
■第35回東京国際映画祭 開催概要
開催期間:2022年10月24日(月)〜11月2日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアの各映画館やホールなど
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:www.tiff-jp.net
『ジオラマボーイ・パノラマガール』『樹海村』『ひらいて』『彼女が好きなものは』など、出演作が相次ぐ山田が、本作で演じるのは、食糧難に苦しむ村で人々から蔑まされながらもたくましく生きる少女・凛。苦しい生活の中でも、罪人を許す女神が住むと言い伝えられる早池峰山に祈りを捧げ、山で生きることを決意する強く健気な少女を演じた。
福永監督は、初長編映画『リベリアの白い血』(2015年)がベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、ロサンゼルス映画祭で最高賞にあたるU.S. Best Fiction Awardを受賞。インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞にノミネートされて注目を集めた。長編2作目の『アイヌモシリ』(※リ=小書き片仮名、20年)では、トライベッカ国際映画祭の国際ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞、グアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、日本公開後もミニシアターを中心にロングラン上映を果たした。
これまで民族やルーツにフォーカスした作品を発表してきた福永の長編3作目となる本作『山女』は、日本・アメリカの国際共同製作。柳田国男の「遠野物語」で紹介された民話にインスピレーションを得て、18世紀後半の東北が舞台のオリジナル脚本で、自然の脅威を前にした村社会の閉鎖性と集団性、また信仰の敬虔(けいけん)さと危うさをテーマに、主人公の少女・凛が自分の意志で生きていく姿を描く。
■山田杏奈のコメント
凛でいた期間は私自身も夢と現実のはざまにいたように思い出します。現代とは違う時代背景、環境の中でも彼女が何と戦っているのか、彼女はどうしたら幸せになれるのかをずっと考えていました。東京国際映画祭のコンペ部門に出品されると聞き、とても光栄ですしうれしいです。たくさんの人に福永監督の描く世界が届くことを願っています。
■福永壮志監督のコメント
『遠野物語』で書き記された数々の民話では、自然に宿る神々や化け物が絶対的な存在として描かれているのとは対照的に、人間は非力で浅はかです。その根底には自然に対する畏敬の念と、後世に向けた教戒が込められています。『山女』は、それらの民話にインスパイアされて新しく紡ぎ上げた物語で、「自然と人間」や「集団と個」といった現代の日本社会においても身近なテーマを扱っています。厳しい環境の中を必死に生きる主人公・凛を通して、この映画を観た人の心に何かを残せることを願います。
■コンペティション部門
2022年1月以降に完成した長編映画を対象に、今年は107の国と地域から1695本の応募作品の中から、厳正な審査を経た15本の作品を期間中上映。各賞を決定する国際審査委員長にジュリー・テイモア(演劇・オペラ演出家、映画監督)が就任。国際審査委員にシム・ウンギョン(俳優)、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(映画監督)、柳島克己(撮影監督)、マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル(元アンスティチュ・フランセ館長)が務める。
■第35回東京国際映画祭 開催概要
開催期間:2022年10月24日(月)〜11月2日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアの各映画館やホールなど
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:www.tiff-jp.net
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2022/09/21