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一人っ子政策に切り込み中国全土で社会現象となった映画『シスター』 公開決定

 岩井俊二監督作『チィファの手紙』(2020年)に出演した、中国の俳優チャン・ツィフォンが主演する映画『Sister』(英題)が、『シスター 夏のわかれ道』の邦題で、11月25日より全国公開されることが発表された。

映画『シスター 夏のわかれ道』(11月25日公開) (C) 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved

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 看護師として働くアン・ラン(チャン・ツィフォン)は、医者になるために北京の大学院進学を目指していた。ある日、疎遠だった両親を交通事故で失い、見知らぬ6歳の弟・ズーハン(ダレン・キム)が突然現れる。望まれなかった娘として、早くから親元を離れて自立してきたアン・ラン。一方で待望の長男として愛情を受けて育ってきたズーハン。

 特報では、両親の交通事故により、“見知らぬ弟”ズーハンがアン・ランの前に突然現れるシーンからはじまる。姉であることを理由に、叔母から「夢なんか捨てて弟を育てなさい」と養育を押し付けられる。

 アン・ランは弟を養子に出すと宣言。養子先が見つかるまで仕方なく面倒をみることになるが、両親の死すら理解できずワガママばかりの弟に振り回される毎日。しかし、幼い弟を思いやる気持ちが少しずつ芽生え、アン・ランの固い決意が揺らぎ始める。自分の人生か、姉として生きるか。葛藤しながらも踏み出した未来への一歩とは?

映画『シスター 夏のわかれ道』(11月25日公開) (C) 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved

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 揺れ動く“いま”の中国社会の背景にある一人っ子政策と家父長制の影に真正面から切り込み、SNSで「#SISTERをどう評価するか」「#個人の価値は家族の価値より大切なのだろうか?」というハッシュタグで感動と共感の熱い声が爆発的に広がり社会現象となった作品。

 コロナ禍の21年に公開され、2週連続興収No.1を獲得。同年公開の世界的ヒット作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を超える興収171億円を記録した。中国版アカデミー賞とされる金鶏奨ほか、国内の映画賞で女優賞をはじめ数々の賞も受賞した。監督は本作が長編2作目となるイン・ルオシン、脚本はヨウ・シャオイン、新鋭の女性作家のタッグとなる。弟役のダレン・キムは本作が映画初出演にして、観客が号泣するほどの名演を見せている。

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  • 映画『シスター 夏のわかれ道』(11月25日公開) (C) 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved
  • 中国の新世代スター、チャン・ツィフォン (C) 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved
  • 映画『シスター 夏のわかれ道』(11月25日公開) (C) 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved

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