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古舘伊知郎×ヒコロヒー、ラジオでサシトーク“50分1本勝負”「類稀なる言葉選びの達人」「名刀をすごい間合いで振った感覚」

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎、お笑い芸人のヒコロヒーが19日放送のNHKラジオ第一『古舘 ヒコロヒーの時代は言葉で作られる』(後10:05〜10:55)に出演する。「言葉」をテーマにしたラジオ番組で初共演を果たし、サシトークを行った。

19日放送のラジオ『古舘 ヒコロヒーの時代は言葉で作られる』で共演する(左から)ヒコロヒー、古舘伊知郎 (C)NHK

19日放送のラジオ『古舘 ヒコロヒーの時代は言葉で作られる』で共演する(左から)ヒコロヒー、古舘伊知郎 (C)NHK

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 冒頭、ヒコロヒーは「まさか芸人人生で、古舘さんとサシで話す日が来るとは思っていなかった」と恐縮。一方の古舘は「ヒコロヒーさんの言葉選び、正確なチョイスがすばらしい」とかねてから感心していたことを明かす。

 今回は、2人の興味のあるヒット曲から、歌詞の中に様々な時代性をみていった。事前アンケートで、興味のある曲として、ともに吉田拓郎の作品をあげた。ヒコロヒーが注目したのは、拓郎の「イメージの詩」。「男はどうして 女を求めて さまよっているんだろう 女はどうして 男を求めて着飾っているんだろう」という歌詞を取り上げ「当時、拓郎さんは、何手も先に時代をみていたのかな。」と作品への想いを語った。

 また、ヒコロヒーは、中島みゆきの「悪女」について、歌詞の世界観や意味が最初よくわからなかったと回顧。そうした中で「人生経験なのか複合的な理由かもしれないけど、25歳ごろ、ある日を境にストンと腑に落ちた」と明かした。古館は「それまでは、詞に関して予習なんですね。モヤモヤしていて回っていて、ストンと落ちて感動がある。何か助走していたんでしょうね」と解説した。

 その後、沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」、小林明子の「恋におちて-Fall in love-」などの歌詞について語り合う。最後には、今TikTokで15億回以上再生を記録しているSEKAI NO OWARI「Habit」も紹介する。この曲の歌詞について、ヒコロヒーは「2020年代の歌という感じ。いつの時代も若者は悩み苦しむが、今の時代、鬱屈した気持ちを吐き出す言葉が少ないように感じる。そうした中、この歌が若い世代に支持されているのでは。」と人気の背景について語った。

 古舘は「韻を踏んでいる面白さを感じる。よくぞこういうふうにもっていかれるなぁと思う。」と感心した。1970年代から2020年代までを、ヒット曲の歌詞と2人のさまざまなエピソードで駆け抜ける50分。2人の初トークによる化学反応と、2人の距離感が少しずつ縮まっていく様子にも注目だ。

■古舘伊知郎
本当にヒコロヒーさんは、類稀なる言葉選びの達人だと思いました。例えば、普通の人は「クローゼットでしょ!」っていうところを、「日本のタンスでしょ!」と言うみたいに。将棋でいえば、普通はこっちが定跡なのに、あえて別の手でくるとか。そうした反射神経がすごい!今回は、もう二度と会えないかなって、そのぐらいの覚悟でやりましたが、最後、今度また会えるかもしれない、次につながりそうな驚きの事実もトークで発覚したので…。お楽しみに。

■ヒコロヒー
めっちゃめちゃ楽しかったです!イメージと同じところもあったですし、違ったところも…意外としゃべりやすい!これまで報道の方というイメージもあったので、私みたいなものとどう接してくださるのかと思っていましたが、転がるようにしゃべっていただいて感謝しています。名刀をすごい間合いで振ったり、上げたり、引いたりしてくださった感覚でした。また、事前に私の仕事ぶりを細かく調べて見てくださったのも、やさしさだと思いました。たいへん光栄なので、最初で最後と思って担当させていただきましたが…えっ?次回もまた?…何がどうなったら次につながるんですか?(笑)

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