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Boys be池川侑希弥、映画初出演&初主演 来秋朝ドラ脚本・足立紳監督にオーディションで抜てき

 関西ジャニーズJr.の人気グループ・Boys beの池川侑希弥が、来年春公開の『雑魚どもよ、大志を抱け!』(新宿武蔵野館ほか)で映画初出演にして初主演することが決定した。『百円の恋』『アンダードッグ』(脚本)、『喜劇愛妻物語』(脚本・監督)や、来秋のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(脚本)を手掛ける足立紳監督の最新作に、オーディションで抜てきされた。

『雑魚どもよ、大志を抱け!』で関西ジャニーズJr.・池川侑希弥(Boys be)が主演(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

『雑魚どもよ、大志を抱け!』で関西ジャニーズJr.・池川侑希弥(Boys be)が主演(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

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 今作は足立監督自身が執筆した小説『弱虫日記』(講談社文庫)を実写化。昭和の終わりごろに、とある地方の町で育つ小学6年生男子たち。主人公・高崎瞬(池川)は、癌(がん)の手術で片方の乳房を無くしたロうるさい母親・佳子(臼田あさ美)と多くを語らない父親・作郎(浜野謙太)の下で育つ、仲間たちとのバカな遊びやいたずらに夢中なやんちゃな男子だ。

 そんな瞬と親友たちは、さまざまなバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る。子ども同士のシビアな権力争いやいじめを前に、友達を守るために、そして大嫌いな自分と訣別(けつべつ)するためにも、瞬は勇気を振り絞る。少年時代の“葛藤と前進”、“出会いと旅立ち”を描く感動の物語。足立監督は「プライドを必死に獲得しようともがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」と意欲を燃やす。

 撮影は、今年3月から4月にかけ岐阜・飛騨市に敢行。主演の池川は子ども同士の争いや家族の事情に翻弄されながら育つ、主人公・瞬の揺れる心情を、繊細に演じ切った。映画初主演とは思えない堂々とした存在感とみずみずしい演技で、観る者を引き付ける。

 このほかキャストは田代輝、白石葵一、松藤史恩、蒼井旬、坂元愛登、オーディションで選ばれた少年たちがそろい、昭和の地方都市に住む、それぞれ複雑な家庭環境で必死に生きる個性豊かな子供たちを熱演。そのほか、瞬の妹・ワコを新津ちせ、親友・隆造の父親・真樹夫を、永瀬正敏、母親・美奈を河井青葉が演じる。

 いきなり大役を担う池川は「友達に弱い部分を見せられず強がっている主人公の瞬が友達といろいろな経験をして成長していくお話です。どこか自分にもそういうところがあるなと思いながら撮影していましたが、主人公の瞬を演じる事で自分自身も成長できたと思っています」と共感。「1歩を踏み出す勇気をくれるお話ですので、瞬が自分の殻を破る瞬間をぜひスクリーンで見届けてください!」と呼びかけている。

■池川侑希弥(Boys be)

高崎瞬を演じました池川侑希弥です。
「オーディションで選ばれました」と聞いた時はうれしかったんですが、初めての映画で主人公の瞬役に決まったと知ったあと、プレッシャーが押し寄せて来たのを覚えています。約1ヶ月間飛騨市での撮影で共演者の皆さんやスタッフさんと共に過ごす中で徐々に不安もなくなって楽しく撮影することができました。
この映画は、友達に弱い部分を見せられず強がっている主人公の瞬が友達といろいろな経験をして成長していくお話です。どこか自分にもそういうところがあるなと思いながら撮影していましたが、主人公の瞬を演じる事で自分自身も成長できたと思っています。
1歩を踏み出す勇気をくれるお話ですので、瞬が自分の殻を破る瞬間をぜひスクリーンで見届けてください!

■足立紳監督
この作品のシナリオを初めて書いたのはもう20年以上も前だ。なんとか映像化したいと思い、いろいろと動き回ったが実現には至らなかった。ぼんやりしている間にものすごいスピードで時代が変わり、いろいろなものの価値観も大きく変化した。価値観をアップデートできない人間はそれだけでもうダメだという空気も感じる。
人間は不完全だからこそ魅力的だと思い、そういう人間ばかり描いてきたつもりだが、それが通用しなくなってきていることもひしひしと感じる。不完全な人間を安易に魅力的だと言ってはいけない時代なのだと思う。それでも手元にあった、そういう人間ばかり出てくるこのシナリオを映像化したいとまだ思っていた。
エゴでもあろうが、でもこのシナリオの中には、やっぱり人の大切な部分が描かれていると思えた。僕がとうの昔になくしてしまったプライドというものを、シナリオの中の子供たちは、必死に獲得しようとうともがいていた。そういう子供たちの姿を、今の世の中に問うてみたいと思った。
そして、そんな登場人物たちに真摯に向き合って演じてくれた池川君、田代君、白石君、松藤君、岩田君、蒼井君、坂元君たち小学5年生から中学2年生の彼らの姿がとても眩(まぶ)しくて、撮影中、何度も目がくらんだ。

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