最新の全国映画動員ランキングトップ10（7月9日・10日、興行通信社調べ）が発表され、マーベル・スタジオ映画『ソー：ラブ＆サンダー』が、土日2日間で興行収入3億8824万円、動員23万6502人を記録し、『トップガン　マーヴェリック』を抜いて1位に初登場した。

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　8日より全国357館／852スクリーンで公開された『ソー：ラブ＆サンダー』は、公開3日間で興行収入5億8601万円、35万8912万人を動員。『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』に続き、3本目の興収20億円超えを狙う。

　『アベンジャーズ／エンドゲーム』後の世界を舞台に、激闘の末多くの仲間を失い、いつしか戦いを避けるようになっていたアベンジャーズBIG３の一人、ソー（クリス・ヘムズワース）はヒーロー卒業を宣言。”自分探し“の旅へ出ることを決意。しかし、神々の殲滅（せんめつ）を目指す”神殺し“のゴア（クリスチャン・ベール））の出現により、絶体絶命に追いつめられるソー。そんな中、救世主として、新たなヒーロー”マイティ・ソー“となった元恋人のジェーン（ナタリー・ポートマン）が現れ、最強最悪の敵へと対峙していく。監督は、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』に引き続き、タイカ・ワイティティが務めた。

　ここ最近のマーベル作品は、IMAXなどのプレミアム・ラージ・フォーマットのシェアが高く推移しているが、本作も32％を超える高いシェア率を誇り、より迫力のあるダイナミックな環境での鑑賞体験を求めるファンが多く劇場に足を運んだことがうかがえる。

　2位は、首位返り咲きから3週連続1位をキープしていた『トップガン マーヴェリック』。土日2日間で動員21万7000人、興収3億6100万円と、1位の『ソー：ラブ＆サンダー』に肉薄し、勢いは健在。累計成績は動員535万人、興収84億円を突破した。8日からは入場者プレゼントとして「ミラクルミッションステッカー」の第1弾が配布され、同22日から第2弾の配布が決定している。

　3位には、前週2位で初登場した『バズ・ライトイヤー』が続き、累計成績では動員50万人、興収7億円を突破した。

　4位には、シャイな消防士とぼっちの女子高生の不器用な恋の行方を描いた玉島ノンの人気コミックを実写化した『モエカレはオレンジ色』が、土日2日間で動員12万5000人、興収1億6700万円をあげて初登場。公開3日間の累計成績は動員18万人、興収2億4300万円を超えている。

　“Snow Man”の岩本照が映画単独初主演を務め、CMやバラエティ番組でも活躍するモデルの生見愛瑠が映画初出演にしてヒロイン役を演じ、鈴木仁、上杉柊平らが共演。監督は『赤い糸』や『一週間フレンズ。』などの村上正典。中高生から30代を中心に、高い満足度と口コミ推奨度を得ている。

　既存作品では、5位の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が、累計成績で動員154万人、興収20億円を突破した。

■全国映画動員ランキングトップ10（7月9日・10日）
1（NEW）ソー：ラブ＆サンダー（公開週1）
2（1↓）トップガン マーヴェリック（7）
3（2↓）バズ・ライトイヤー（2）
4（NEW）モエカレはオレンジ色（1）
5（4↑）ドラゴンボール超 スーパーヒーロー（5）
6（3↓）映画 ゆるキャン△（2）
7（5↓）エルヴィス（2）
8（6↓）ベイビー・ブローカー（3）
9（7↓）それいけ！アンパンマン ドロリンとバケーるカーニバル（3）
10（8↓）映画 五等分の花嫁（8）
※11（NEW）特「刀剣乱舞-花丸-」 −月ノ巻−（1）