第1回「星新一ショートショートコンテスト」入賞を皮切りに、作家・脚本家・作詞家・放送作家のみならず、腹話術師・いっこく堂の脚本・演出・プロデュースも手がけた、柳家花緑に落語を書いている…。そんな多岐にわたって活動している“青銅さん”こと藤井青銅氏が、このほど書籍『一芸を究めない』(春陽堂書店)を刊行した。座右の銘をタイトルに据え「新人」「人脈」「企画」「リスク」「時代」「先人」という章立てで、自身の経験をもとに“人生のヒント”をそっと提示している。 23歳の時に「第1回星新一ショートショートコンテスト」入賞を果たし、入賞者10人で「星新一と一緒に行くカイロ〜パリ〜ウィーン〜ロンドン11日間の旅」に行くという貴重な経験が、その後の歩みを決めた。「すごく運がいいですよね(笑)。星さんといえば超ビックネームだし、学ぶことも多かったし、しかも11日間一緒に旅行をさせてもらったというのは、すごく大きなことで。普通だったら『ご飯行きましょう』なんて図々しく言えないところが、11日間も一緒に旅をすると、最後の方はホテルのお部屋にお邪魔して一緒にお酒を飲んだりしていたので、日本に帰ってからもお食事のお声がけができたんですね」。
2022/07/04