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Crystal Kay、エルヴィス・プレスリーの名曲「監獄ロック」熱唱

 ロックを産み出し、ビートルズやクイーンなど多くのアーティストたちに多大な影響を与え、42歳という若さでこの世を去った、「世界で最も売れたソロアーティスト(ギネス認定)」エルヴィス・プレスリー(1935-1977年)を描いた映画『エルヴィス』(7月1日公開)のジャパンプレミア試写会が、“ロックの日(6月9日)”に都内で開催され、歌手のCrystal Kayがエルヴィスの代表曲の一つ「監獄ロック」を熱唱した。

映画『エルヴィス』(7月1日公開)ジャパンプレミア試写会のイベントに登壇した笠松将、Crystal Kay

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 イベントは、本作でエルヴィス・プレスリー役を演じるオースティン・バトラーからのメッセージ動画で幕を開け、オースティンは集まった観客に向けて「きょうのジャパンプレミアに行けなくて残念だけど、Crystal Kayがエルヴィスの曲で盛り上げてくれるはずだよ! 映画と音楽を楽しんで」とコメント。

 オースティンの「Crystal Kay、ヨロシク!」の掛け声で、ピンクのセットアップを身にまといリーゼント風の髪型でクールに決めたCrystal Kay が登場し、エルヴィスの代表曲「監獄ロック」を、現代風にアレンジしながら見事に歌い上げた。ライブさながらの演出に会場からは盛大な拍手が鳴り止まず、集まった観客も大盛り上がり。

 圧巻の歌唱パフォーマンスを披露したCrystal Kay は、「まさか『監獄ロック』を披露させていただける日が来るとは…こんなロックな楽曲を歌う機会は少ないので、本当にうれしかったです」とコメントし、音楽業界に大きな影響と衝撃を与えたエルヴィスの大人気曲を披露する機会への喜びを明かした。

 続いてスペシャルゲストとして俳優の笠松将が、ピンク色のスーツにリーゼント風のヘアスタイルというエルヴィスさながらの50年代風スタイルで登場。音楽が大好きだという笠松は、エルヴィスの魅力について「ロックという全く新しい音楽を生み出して世界に広めるというのは本当にすごいことだと思います。それに、どの楽曲も聞いたことのあるものばかりで、『これもエルヴィスの曲だったのか!』と何度も驚かされました」と、現代の音楽界にも脈々と受け継がれるエルヴィスの影響の偉大さに感銘を受けたことを明かした。

 歌手やミュージカル女優として、日本のみならずアメリカでも活躍するCrystal Kayは「エルヴィスの名曲の数々がどうやって生まれていったのかというのを映像とともに楽しめて、まるでタイムスリップしたような感覚になりました。私も曲を作るときは、赤ちゃんのように大切に産んで世界に届けるという気持ちなので、エルヴィスのそんな姿に親近感も感じました」と、同じミュージシャンとして音楽に向き合うエルヴィスの姿に刺激を受けたことを明かした。

 エルヴィスの生涯を20年以上もの期間を演じ切った主演のオースティン・バトラーについて笠松は、「実在する人を演じるというのはプレッシャーも計り知れないと思います。そんな中パフォーマンスシーンは自分で歌わないというやり方もあったはずですが、一切逃げずに真っ向勝負で自らパフォーマンスする姿に感動し、夢中になりました」と語り、同世代の俳優としてオースティンから大きな刺激を受けたことを語った。

 笠松はさらに、「この映画は大スターの生涯を描く作品で、一人の青年が大スターになっていく過程のお芝居ももちろんすごいのですが、マネージャーのトム・パーカーとエルヴィスの関係性が徐々に変わっていく芝居がとてもすごいんです。トム・ハンクスが悪役という新境地を見せていますが、やっぱり彼の演技はすごいですね」と続け、エルヴィスの才能をいち早く見出しトップスターに仕立て上げた悪名高いマネージャー トム・パーカー役を演じたトム・ハンクスの演技にも驚かされたと明かした。

 音楽映画としての本作の魅力について聞かれたCrystal Kayは、「時代背景に忠実に沿っていながらモダンな要素も各所にちりばめられていて、バズ・ラーマン監督らしさのあふれる作品だなと思いました」と語り、バズ・ラーマン監督のこだわりの演出に感心しきりだった。

 Crystal Kayは、「エルヴィスが子どもの頃に教会でゴスペルと出会い、音楽に目覚める瞬間が映し出されるシーンがあるんですが、『これからすごいことが始まるんだ!』ととてもワクワクしました」と、お気に入りのシーンを挙げ、「エルヴィスという偉大なアーティストの始まり、そして彼の生き様を、数々の名曲と迫力満点の映像とともに見られる、エルヴィスのことをあまり知らない人でも楽しめる作品です。とにかく楽しく、前のめりになって観てもらいたいと思います」とメッセージを送った。

 笠松は、「僕は、何かに挑戦していたり、壁に立ち向かって頑張っている人にこの映画を見てもらいたいです。自分は特に何も頑張っていないという人も、自分が応援している人たちや“推し”たちもこうやって壁に立ち向かいながら前に進んでいるんだろうなと感じられる作品だと思います」と、話していた。

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