歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、幕末の風雲児と呼ばれた、越後長岡藩家老・河井継之助(かわい・つぎのすけ)を描いた「峠」を、俳優の役所広司主演で映画化した『峠 最後のサムライ』(6月17日公開)。本作は、実在した歴史上の人物の物語であり、脚本も手がけた小泉堯史監督が役所をイメージして執筆した物語でもある。
役所は、3度の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した今村昌平監督『うなぎ』(1997年)にも主演。近年も『三度目の殺人』(17年)、『孤狼の血』(18年)、『すばらしき世界』(21年)など、その年を代表する作品に絶えず出続けるなど、名実ともに日本を代表する俳優の一人だ。
そんな役所が、「是非やりたい」とオファーを快諾したのが『峠 最後のサムライ』だ。小泉監督も黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わってきた名匠である。役所は、小泉監督の『蜩ノ記』(14年)でも主演を務めている。
『峠 最後のサムライ』で“最後のサムライ”と称される河井継之助が、役所のハマり役となっていることは想像に難くない。共演者たちからも撮影時の河井継之助を演じる役所について、驚きの声が続々と上がってきている。
継之助の妻・おすがを演じた松たか子は、共演歴はあるものの初めて夫婦役を演じて、「役所さんのお芝居は、目の動きが色っぽさや“何か”を醸し出してた」と感嘆とともに振り返る。若手キャスト陣も役所のすごさを体感したようで、継之助に従順に仕える松蔵を演じた永山絢斗は「せりふを一つ言うごとに空気が変わる」と語り、長岡藩軍事掛の花輪求馬役の渡辺大は「役所さんと仲代(達矢)さんの共演シーンは見ていて鳥肌が立ちました」と述懐。
継之助が画才を認める小山正太郎を演じた坂東龍汰は「役所さんとのお芝居は、テストを重ねるごとに自分の芝居が引き出され、わからなかった事がどんどんクリアになっていく感覚で、本当にいい経験になりました」と感謝している。山本帯刀役のAKIRAも「役所さんは継之助にしか見えないほど、現場での佇まいが自然体でした。役所さんこそサムライの中のサムライでした」と話している。
本作には、役所が役者デビューのきっかけとなったのは「無名塾」を主宰する仲代達矢も出演。継之助が仕える長岡藩藩主を演じた。前述の渡辺のコメントにもあるように、縁のある二人の共演も見どころの一つ。仲代は役所との共演について「昔は弟子格ではありましたけれども、今や日本を代表する大スター、俳優として活躍していて、私は(先を)越されたなと思っています。弟子格ということではなく、今回は『共演者』として共演しましたけれども、益々立派になられて」と、愛情をのぞかせた。
幕末、領民のための斬新な藩政改革を次々と実行し、長岡藩の経済を復興し、近代兵器を備えてスイスのような武装中立を目指した河井継之助。当時稀に見る世界的視野とリーダーシップで坂本龍馬と並び称され、敵対していた西郷隆盛や勝海舟さえもその死を惜しんだといわれる“知られざる英雄”だ。そんな彼が遺したメッセージを、役所が全身全霊をかけて伝える。3度の延期を乗り越え、公開まであと1ヶ月だ。
役所は、3度の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した今村昌平監督『うなぎ』(1997年)にも主演。近年も『三度目の殺人』(17年)、『孤狼の血』(18年)、『すばらしき世界』(21年)など、その年を代表する作品に絶えず出続けるなど、名実ともに日本を代表する俳優の一人だ。
そんな役所が、「是非やりたい」とオファーを快諾したのが『峠 最後のサムライ』だ。小泉監督も黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わってきた名匠である。役所は、小泉監督の『蜩ノ記』(14年)でも主演を務めている。
『峠 最後のサムライ』で“最後のサムライ”と称される河井継之助が、役所のハマり役となっていることは想像に難くない。共演者たちからも撮影時の河井継之助を演じる役所について、驚きの声が続々と上がってきている。
継之助が画才を認める小山正太郎を演じた坂東龍汰は「役所さんとのお芝居は、テストを重ねるごとに自分の芝居が引き出され、わからなかった事がどんどんクリアになっていく感覚で、本当にいい経験になりました」と感謝している。山本帯刀役のAKIRAも「役所さんは継之助にしか見えないほど、現場での佇まいが自然体でした。役所さんこそサムライの中のサムライでした」と話している。
本作には、役所が役者デビューのきっかけとなったのは「無名塾」を主宰する仲代達矢も出演。継之助が仕える長岡藩藩主を演じた。前述の渡辺のコメントにもあるように、縁のある二人の共演も見どころの一つ。仲代は役所との共演について「昔は弟子格ではありましたけれども、今や日本を代表する大スター、俳優として活躍していて、私は(先を)越されたなと思っています。弟子格ということではなく、今回は『共演者』として共演しましたけれども、益々立派になられて」と、愛情をのぞかせた。
幕末、領民のための斬新な藩政改革を次々と実行し、長岡藩の経済を復興し、近代兵器を備えてスイスのような武装中立を目指した河井継之助。当時稀に見る世界的視野とリーダーシップで坂本龍馬と並び称され、敵対していた西郷隆盛や勝海舟さえもその死を惜しんだといわれる“知られざる英雄”だ。そんな彼が遺したメッセージを、役所が全身全霊をかけて伝える。3度の延期を乗り越え、公開まであと1ヶ月だ。
2022/05/18