芸人として活躍する傍ら、デビュー作『火花』で芥川賞受賞を果たすなど作家としても高い評価を受ける又吉直樹がオリジナルで書き下ろしたオムニバスドラマ『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』(5月27日放送・配信スタート、毎週金曜、後11:30〜、全8話)の、ポスタービジュアルと各話の出演者が発表された。
1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎだされる、バリエーションに富んだユニークで摩訶不思議な<椅子と女性>にまつわる8つのストーリー。主演は、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華が2話ずつ務める。
解禁されたポスタービジュアルでは、主演の4人それぞれの物語が対角線上の位置に配置されているが、浮かべる表情や仕草、佇まいなどからも受ける印象は大きく異なる。俳優陣の両極に振幅する演技に期待が高まるとともに、それぞれの物語の始まりを予感させるデザインに仕上がっている。
また、各物語の隣には劇中に登場する椅子のビジュアルも添えられており、主人公の女性とともに物言わぬ椅子自身もメインの役どころを担う。そして又吉自身もドラマ内では怪しげな椅子店店主に扮し一部登場するが、ひょっこりと顔を出す姿や椅子に座る姿があしらわれているのもポイント。ポスター・タイトルロゴのデザインは、グラフィックデザイナー・大島依提亜が担当。写真は『愛がなんだ』や『ボクたちはみんな大人になれなかった』などで知られる写真家・木村和平による撮りおろし。なお、各話のあらすじと出演者は以下のとおり。
■各話あらすじと出演者※タイトル横( )内は登場する椅子の名称
★第1話「電球を替えたい」(No.14)
出演:吉岡里帆/岩崎う大(かもめんたる)、水間ロン
カップルのいさかいを目撃した進(岩崎う大)は、うな垂れている女性・菜奈(吉岡里帆)に思わず声を掛ける。引っ越ししたてで電球をひとりで交換できないという彼女に進が持っている椅子(No.14)を貸すこととなり、ふたりで歩き始める。街で噂の人物・スピードスターの目撃談などでほっこりするふたりだが、それぞれ人に言えない秘密を抱えていた。
★第2話「最高の日々」(スツール60)
出演:吉岡里帆/銀粉蝶、但木宏成
母親(銀粉蝶)に電話で近況を報告している良美(吉岡里帆)は、華やかな日常を送っている様子。その話の端々に登場する、名前の読み方が同じ同級生・佳美(吉岡里帆)から良美はある日突然呼び出される。久しぶりに会った佳美は、かつて良美の母親が営むピアノ教室に通っていた時に意外な話を聞かされたと言うのだが…。
★第3話「海へ」(ラ シェーズ)
出演:モトーラ世理奈/堀田真由、河合優実、石井杏奈
親友・晴香(石井杏奈)の葬儀に出席した後、紗耶(モトーラ世理奈)は、杏奈(堀田真由)・絵理(河合優実)とともに屋上で思い出に浸っている。いつも一緒だった4人。大きな鍋でおでんを作るのが得意だった晴香が、小さな部屋には入りきらない大きな椅子(ラ シェーズ)を大切にしていたことをふと思い出す。亡くなる前に海を見に行きたいと言っていた彼女のために彼女たちがしたこととは 。
★第4話「オモイデ」( Y-チェア)
出演:モトーラ世理奈/吉村界人、智順、山中聡
美容院で見習いとして働きだした那月(モトーラ世理奈)は、学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)とそれぞれの夢を追う日々。ある日店長(智順)に、店に置いてあるおしゃれな椅子(Y-チェア)をプレゼントしてくれたダンディな俳優(山中聡)を紹介される。都会生活で背伸びをしてみたい年頃の那月に、ダンディな俳優はインテリアに詳しく魅力的な提案を持ち掛けてくる。
★第5話「まぼろしの」(ルイ・ゴースト)
出演:石橋菜津美/白鳥玉季、ジャガー横田、又吉直樹
町の工場で働く加奈(石橋菜津美) は職場では無口だが、もともとは明るい性格。ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を自宅に運んでもらってニヤニヤしながら、ひとり食卓に向かっている。そこへ突然、見知らぬ小学生・千絵(白鳥玉季)が借り物競走のためにおしゃれな椅子を貸してほしいとやって来る。しぶしぶ椅子を持ち出してふたりでとぼとぼと歩いているうちに加奈は奇妙な偶然に気付いてしまう。
★第6話「雨が降っている」(ネイビーチェア)
出演: 石橋菜津美/中村蒼
小さなカフェを営んでいる夫婦、泉(石橋菜津美)と優太(中村蒼)。雨でも客足が途絶えないよう店にはアメリカの海軍が開発した耐水性のある椅子(ネイビーチェア)を並べている。いつの頃からか、店の経営がうまくいかなくなったことから、ふたりの関係がねじれていく。
★第7話「人間達の声がする」( Aチェア)
出演:黒木華/ムロツヨシ、永野宗典、本多力
赤い服に身を包んだ謎の美女(黒木華)が、ひとり暇を持て余していた雇われ店長・達三(ムロツヨシ)のいるバー「人間達の声がする」にやって来る。女は突然、自分の作品なのか現代詩を朗読し始めるのだが、達三にはちんぷんかんぷんで、その上「ツケにして」と言い残して去られてしまい大困惑する。
★第8話「椅子を取りに行く」(アリンコチェア)
出演:黒木華/穂志もえか、アンミカ、奥野瑛太
人気YouTuberの妹・陽子(穂志もえか)と同居するフリーターの姉・梢(黒木華)。無断で自分の彼氏の徹(奥野瑛太)を連れ込んだりする陽子の態度に耐えかねて梢は家を出ていってしまう。ふとわれに返り、もともと自分が買った椅子(アリンコチェア)だけは取り戻したいと留守宅に忍び込む梢だが…。
1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎだされる、バリエーションに富んだユニークで摩訶不思議な<椅子と女性>にまつわる8つのストーリー。主演は、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華が2話ずつ務める。
解禁されたポスタービジュアルでは、主演の4人それぞれの物語が対角線上の位置に配置されているが、浮かべる表情や仕草、佇まいなどからも受ける印象は大きく異なる。俳優陣の両極に振幅する演技に期待が高まるとともに、それぞれの物語の始まりを予感させるデザインに仕上がっている。
また、各物語の隣には劇中に登場する椅子のビジュアルも添えられており、主人公の女性とともに物言わぬ椅子自身もメインの役どころを担う。そして又吉自身もドラマ内では怪しげな椅子店店主に扮し一部登場するが、ひょっこりと顔を出す姿や椅子に座る姿があしらわれているのもポイント。ポスター・タイトルロゴのデザインは、グラフィックデザイナー・大島依提亜が担当。写真は『愛がなんだ』や『ボクたちはみんな大人になれなかった』などで知られる写真家・木村和平による撮りおろし。なお、各話のあらすじと出演者は以下のとおり。
■各話あらすじと出演者※タイトル横( )内は登場する椅子の名称
★第1話「電球を替えたい」(No.14)
出演:吉岡里帆/岩崎う大(かもめんたる)、水間ロン
カップルのいさかいを目撃した進(岩崎う大)は、うな垂れている女性・菜奈(吉岡里帆)に思わず声を掛ける。引っ越ししたてで電球をひとりで交換できないという彼女に進が持っている椅子(No.14)を貸すこととなり、ふたりで歩き始める。街で噂の人物・スピードスターの目撃談などでほっこりするふたりだが、それぞれ人に言えない秘密を抱えていた。
★第2話「最高の日々」(スツール60)
出演:吉岡里帆/銀粉蝶、但木宏成
母親(銀粉蝶)に電話で近況を報告している良美(吉岡里帆)は、華やかな日常を送っている様子。その話の端々に登場する、名前の読み方が同じ同級生・佳美(吉岡里帆)から良美はある日突然呼び出される。久しぶりに会った佳美は、かつて良美の母親が営むピアノ教室に通っていた時に意外な話を聞かされたと言うのだが…。
★第3話「海へ」(ラ シェーズ)
出演:モトーラ世理奈/堀田真由、河合優実、石井杏奈
親友・晴香(石井杏奈)の葬儀に出席した後、紗耶(モトーラ世理奈)は、杏奈(堀田真由)・絵理(河合優実)とともに屋上で思い出に浸っている。いつも一緒だった4人。大きな鍋でおでんを作るのが得意だった晴香が、小さな部屋には入りきらない大きな椅子(ラ シェーズ)を大切にしていたことをふと思い出す。亡くなる前に海を見に行きたいと言っていた彼女のために彼女たちがしたこととは 。
★第4話「オモイデ」( Y-チェア)
出演:モトーラ世理奈/吉村界人、智順、山中聡
美容院で見習いとして働きだした那月(モトーラ世理奈)は、学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)とそれぞれの夢を追う日々。ある日店長(智順)に、店に置いてあるおしゃれな椅子(Y-チェア)をプレゼントしてくれたダンディな俳優(山中聡)を紹介される。都会生活で背伸びをしてみたい年頃の那月に、ダンディな俳優はインテリアに詳しく魅力的な提案を持ち掛けてくる。
★第5話「まぼろしの」(ルイ・ゴースト)
出演:石橋菜津美/白鳥玉季、ジャガー横田、又吉直樹
町の工場で働く加奈(石橋菜津美) は職場では無口だが、もともとは明るい性格。ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を自宅に運んでもらってニヤニヤしながら、ひとり食卓に向かっている。そこへ突然、見知らぬ小学生・千絵(白鳥玉季)が借り物競走のためにおしゃれな椅子を貸してほしいとやって来る。しぶしぶ椅子を持ち出してふたりでとぼとぼと歩いているうちに加奈は奇妙な偶然に気付いてしまう。
★第6話「雨が降っている」(ネイビーチェア)
出演: 石橋菜津美/中村蒼
小さなカフェを営んでいる夫婦、泉(石橋菜津美)と優太(中村蒼)。雨でも客足が途絶えないよう店にはアメリカの海軍が開発した耐水性のある椅子(ネイビーチェア)を並べている。いつの頃からか、店の経営がうまくいかなくなったことから、ふたりの関係がねじれていく。
★第7話「人間達の声がする」( Aチェア)
出演:黒木華/ムロツヨシ、永野宗典、本多力
赤い服に身を包んだ謎の美女(黒木華)が、ひとり暇を持て余していた雇われ店長・達三(ムロツヨシ)のいるバー「人間達の声がする」にやって来る。女は突然、自分の作品なのか現代詩を朗読し始めるのだが、達三にはちんぷんかんぷんで、その上「ツケにして」と言い残して去られてしまい大困惑する。
★第8話「椅子を取りに行く」(アリンコチェア)
出演:黒木華/穂志もえか、アンミカ、奥野瑛太
人気YouTuberの妹・陽子(穂志もえか)と同居するフリーターの姉・梢(黒木華)。無断で自分の彼氏の徹(奥野瑛太)を連れ込んだりする陽子の態度に耐えかねて梢は家を出ていってしまう。ふとわれに返り、もともと自分が買った椅子(アリンコチェア)だけは取り戻したいと留守宅に忍び込む梢だが…。
このニュースの流れをチェック
コメントする・見る
2022/03/30