ソニー・ピクチャーズによる『ヴェノム』、『スパイダーマン』に続く新しいマーベル原作の『モービウス』（4月1日、日米同時公開）より、モービウスが＜バットレーダー＞を駆使し、人間離れしたパワーとスピードでNYの地下鉄を超高速飛行する大迫力のアクションシーンの本編映像が解禁となった。

　本作の主人公は、血液の難病を克服するためコウモリの血清を投与し、スーパーパワーを手にいれることに成功した天才医師マイケル・モービウス（ジャレッド・レト）。しかし、その代償は、抑えきれない＜血への渇望＞だった。まるで血に飢えたコウモリのように、自らをコントロールするために人工血液を飲み、薄れゆく人間としての意識を保つマイケルの前に、生きるためにその血清を投与してほしいと親友マイロが現れる。懇願するマイロを「危険すぎる、人間ではいられなくなる」と拒み続けるマイケル。しかしNYの街では、次々と全身の血が抜かれた殺人事件が頻発する――。

　解禁となった本編映像は、超音波の反響を利用したバットレーダーで、瞬時に敵と周囲の状況を感知したモービウスが、NYの地下鉄のトンネル内を超高速移動するシーン。空気の流れをつかんで飛行する様は、まるでコウモリのようだ。

　原作コミックではスパイダーマンの宿敵として描かれるモービウス。映画『モービウス』のアクションを担当したスタント・コーディネーターのゲイリー・パウエルは、モービウスはおそらくスパイダーマンよりも強いと断言する。

　「それに加えて、我々はできるだけ信憑性のあるものにしたかった。ここは超人的なユニバースだとしても、観客にはそれを信じてもらいたかったからね。モービウスが最初にパワーを得たとき、制御不能な状態にある。しかし徐々に力をコントロールする方法を学び、それを自分のために使う」と、スパイダーマンのような「スーツ」は身に着けないモービウスのアクションについて話す。

　また、空中シーンは驚異的な敏捷（びんしょう）性が発揮される。「彼が空中で繰り出す技には目を見張る」と絶賛すると、これらのスタントのデザインはレトとの会話が影響しているとし「ジャレッドとの会話では、彼がキャラクターとしてどのように動くのかを説明してくれて、それによりいくつかのリサーチを行なった。コウモリがお互いをどのように攻撃するのかを調べたんだ」と、空中シーンはジャレッド・レトと生み出した攻撃だと話している。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」