「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」を開催している東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で20日、ドキュメンタリー映画『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』が上映され、神保圭作監督、オンラインで西村匡史監督が舞台あいさつを行った。
27年前の1995年3月20日に起こった、地下鉄サリン事件。本作は同事件で重い障害を負いながらも、懸命に生きてきた浅川幸子さんと、幸子さんの家族の25年間に迫ったドキュメンタリー映画だ。
この日、英国ロンドンからオンラインで参加した西村監督は「浅川幸子さんは事件の被害に遭われた方の中では、実名で顔を出して撮影させていただけた数少ない方の一人。幸子さんは自らの病状をさらけ出してでも『伝えたいメッセージ』があった。そのメッセージをなんとか届けようと10年以上取材してきましたが、このように上映されてうれしい」と語った。
また、「この事件は現在進行の事件。オウム真理教の後継団体は、今も松本智津夫を崇拝して活動し、過去の事件を知らずに多くの若者が入信している。この事件は特殊な人が起こした事件と思われるかもしれないですが、これは一般の方が間違った道に走って起こした事件。誰もが起こしうるものなのです」といい、「一方で浅川さん一家のように予期せぬ状況に追い込まれながらも、家族全員で寄り添い戦っていた方たちもいます。取材中、幸子さんが笑顔を見せる瞬間があったのですが、その笑顔は、間違いなく家族の力によるもの。人間は愚かな事件を起こしてしまう一方で、このような美しい存在であることを一番に伝えたい」と話した。
神保監督も「今日はちょうど事件から27年。後遺症がある方もたくさんいらっしゃいます。事件が続いていることを伝えたい。特に若い人にこの事件があったことを知ってほしい」と力を込めた。
幸子さんを最期まで見守っていた神保監督は、幸子さんが亡くなった後も、幸子さんの兄・一雄さんを中心に家族の取材を継続していたが、「当時のつらい記憶を呼び起こしてしまうのでは」と葛藤もあったという。
「しかし取材しないわけにもいかなくて、申し訳ない気持ちで取材していました。でも一雄さんから『つらいことを思い出してしまうけど、取材を通して事件前の楽しかったことも思い出すことができた』と言ってもらえた。取材をしている側はなかなかそういう言葉に出会うことはない。そう言っていただけて取材してよかったと思えた。自分の感情を上手く言葉にできませんが、ものすごく重みのある取材だった」と振り返っていた。
■3月21日以降の上映スケジュール(場所:ヒューマントラストシネマ渋谷)
【3月21日(月・祝)】
11:10〜『人生クライマー 〜山野井泰史と垂直の世界〜』(100分)
13:15〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
15:50〜『日の丸 〜それは今なのかもしれない〜』(72分)
17:25〜『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』(83分)
【3月22日(火)】
11:10〜『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』(64分)
12:35〜『日の丸 〜それは今なのかもしれない〜』(72分)
14:05〜『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』(78分)
15:45〜『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』(81分)
17:25〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
【3月23日(水)】
11:10〜『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』(73分)
12:45〜『完黙 中村喜四郎〜逮捕と選挙』(75分)
14:20〜『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』(83分)
16:05〜『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』(78分)
17:45〜『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』(81分)
【3月24日(木)】
11:10〜『完黙 中村喜四郎〜逮捕と選挙』(75分)
12:45〜『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』(73分)
14:20〜『だから私は前を向く 萌々花20歳』(83分)
16:00〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
18:00〜『人生クライマー 〜山野井泰史と垂直の世界〜』(100分)
27年前の1995年3月20日に起こった、地下鉄サリン事件。本作は同事件で重い障害を負いながらも、懸命に生きてきた浅川幸子さんと、幸子さんの家族の25年間に迫ったドキュメンタリー映画だ。
また、「この事件は現在進行の事件。オウム真理教の後継団体は、今も松本智津夫を崇拝して活動し、過去の事件を知らずに多くの若者が入信している。この事件は特殊な人が起こした事件と思われるかもしれないですが、これは一般の方が間違った道に走って起こした事件。誰もが起こしうるものなのです」といい、「一方で浅川さん一家のように予期せぬ状況に追い込まれながらも、家族全員で寄り添い戦っていた方たちもいます。取材中、幸子さんが笑顔を見せる瞬間があったのですが、その笑顔は、間違いなく家族の力によるもの。人間は愚かな事件を起こしてしまう一方で、このような美しい存在であることを一番に伝えたい」と話した。
神保監督も「今日はちょうど事件から27年。後遺症がある方もたくさんいらっしゃいます。事件が続いていることを伝えたい。特に若い人にこの事件があったことを知ってほしい」と力を込めた。
幸子さんを最期まで見守っていた神保監督は、幸子さんが亡くなった後も、幸子さんの兄・一雄さんを中心に家族の取材を継続していたが、「当時のつらい記憶を呼び起こしてしまうのでは」と葛藤もあったという。
「しかし取材しないわけにもいかなくて、申し訳ない気持ちで取材していました。でも一雄さんから『つらいことを思い出してしまうけど、取材を通して事件前の楽しかったことも思い出すことができた』と言ってもらえた。取材をしている側はなかなかそういう言葉に出会うことはない。そう言っていただけて取材してよかったと思えた。自分の感情を上手く言葉にできませんが、ものすごく重みのある取材だった」と振り返っていた。
■3月21日以降の上映スケジュール(場所:ヒューマントラストシネマ渋谷)
【3月21日(月・祝)】
11:10〜『人生クライマー 〜山野井泰史と垂直の世界〜』(100分)
13:15〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
15:50〜『日の丸 〜それは今なのかもしれない〜』(72分)
17:25〜『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』(83分)
【3月22日(火)】
11:10〜『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』(64分)
12:35〜『日の丸 〜それは今なのかもしれない〜』(72分)
14:05〜『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』(78分)
15:45〜『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』(81分)
17:25〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
【3月23日(水)】
11:10〜『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』(73分)
12:45〜『完黙 中村喜四郎〜逮捕と選挙』(75分)
14:20〜『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』(83分)
16:05〜『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』(78分)
17:45〜『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』(81分)
【3月24日(木)】
11:10〜『完黙 中村喜四郎〜逮捕と選挙』(75分)
12:45〜『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』(73分)
14:20〜『だから私は前を向く 萌々花20歳』(83分)
16:00〜『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』(101分)
18:00〜『人生クライマー 〜山野井泰史と垂直の世界〜』(100分)
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2022/03/20