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ウクライナ映画人支援緊急企画上映会を開催 3月29日から渋谷で

 現代ウクライナを代表する映画人、ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督作品の代表作であり日本未配給の2長編『アトランティス』(2019年)、『リフレクション』(21年)の緊急上映が決定。クラウドファンディングを通して上映料から義援金を集めてウクライナの映画人へ支援を行うことが決定した。

ウクライナの映画監督ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチの作品『リフレクション』

ウクライナの映画監督ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチの作品『リフレクション』

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 今回の企画は、発起人である前東京国際映画祭プログラミング・ディレクター、矢田部吉彦氏が有志を集めて立ち上げたもの。矢田部氏が在職中の2019年東京国際映画祭で『アトランティス』が上映され、ヴァシャノヴィチ監督と親交を持った。このたびのロシアによるウクライナ侵攻を受けて、『リフレクション』の権利を扱うエージェントからコンタクトがあり、特別に上映許諾をもらって、日本での特別上映会を実施するに至った。

 『アトランティス』は、2019年のベネチア国際映画祭「オリゾンティ」部門作品賞。東京国際映画祭では審査員特別賞受賞した。2025年、ロシアとの戦争終結後のウクライナ東部は荒廃し地雷原が点在する不毛地帯となっていた。元兵士のセルヒーは戦争で多くを失いPTSDに苦しむ日々を過ごしていたが、戦死したまま土中に放置されている遺体を掘り出し身元を特定するボランティア活動に参加し、同僚の女性カーチャと出会う、というストーリー。

『アトランティス』

『アトランティス』

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 そして、彼の最新作『リフレクション』は21年ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出された作品で、戦線が激化したウクライナ東部の病院に勤務していた外科医のセルヒーは、重傷者の増加を実感し、義務感に追われるように自らも志願して戦地へと赴く。ロシアに制圧された地域に入ってしまい捕虜となったセルヒーは、収容所で人間としての尊厳を失わせる肉体や精神の破壊を目の当たりにする、というロシアとの紛争の酷さを高度に洗練された美学に貫かれた映像で描いた驚異的な作品となっている。

 今回、クラウドファンディング(Motion Gallery)を通して、会場費や字幕制作費などの実費をカバーし、プロデューサーに一定額を還元するとともに、募集したお金が上映経費を上回った場合には、ウクライナの映画人をサポートする団体に寄贈し、引き続き世界に発信する映画を撮り続けてもらう考えだ。

ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督

ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督

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■開催情報
ウクライナ映画人支援上映会:ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督作品上映
上映日時&場所:
3月29日(火)19:30開映 『アトランティス』/会場:ユーロスペース
3月30日(水)18:00開映 『アトランティス』/会場:ユーロライブ
3月30日(水)21:00開映『リフレクション』/会場:ユーロライブ
3月31日(木)19:30開映『リフレクション』/会場:ユーロスペース

クラウドファンディングサイト
https://motion-gallery.net/projects/standwithukraine/

主催:「ウクライナ映画人支援上映 有志の会」(代表 矢田部吉彦)
協力:New Europe Film Sales、Best Friend Forever、(株)フリーストーンプロダクションズ、(有)マーメイドフィルム、(有)ユーロスペース、東京国際映画祭


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