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磯村勇斗、『ビリーバーズ』で映画初主演 信仰心と欲望の間で揺れ動くオペレーター役

 俳優の磯村勇斗が、映画『ビリーバーズ』(城定秀夫監督、7月公開)で“映画初主演”を務めたことが明らかになった。漫画家・山本直樹が独創的な感性と世界観で「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した同名漫画(小学館)が原作。磯村は純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動く主人公・オペレーター役を演じた。磯村は「初主演の映画が『ビリーバーズ』で良かったと心から思います。人間の本能の先にあるものは何なのか。混沌とした今の時代だからこそお届けしたい作品です」とコメントを寄せている。

オペレーター役で主演を務めた磯村勇斗、映画『ビリーバーズ』2022年7月公開 (C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

オペレーター役で主演を務めた磯村勇斗、映画『ビリーバーズ』2022年7月公開 (C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

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 NHK連続テレビ小説『ひよっ こ』(2017年前期)では、ヒ ロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族 The Family』(20年)ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、常に多彩な演技で観客を魅了。先日、授賞式が行われた第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族』、劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞した。

 本作では、宗教的な団体の中で、食欲、性欲など、いかなる欲も捨て去り、浄化を目指すオペレーターを「食事制限で体を絞り、髪と髭を伸ばし、電気も水道もなく、虫は入るわ、雨漏りするわの安普請の劇用プレハブに撮影前から泊り込んで役作りをし、全身全霊で演じ」(城定監督)、どこか浮世離れした登場人物の日常に説得力をもたらす熱演をみせた。

映画『ビリーバーズ』クランクアップ時の磯村勇斗と城定秀夫監督(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

映画『ビリーバーズ』クランクアップ時の磯村勇斗と城定秀夫監督(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

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■主演・磯村勇斗のコメント
初主演の映画が『ビリーバーズ』で良かったと心から思います。
原作と脚本を読んだ時、自然とこの物語の世界を生きてみたいと感じました。
俗世間と、それに対して、可能な限り欲望を削ぎ落とし、信仰する力で安住の地を求める世界。
異様にも映るこちらの世界の方が純粋で、常識に囚われている世の中の方が異常なのかもしれない。
ビリーバーズで生きる人物たちは皆一生懸命です。だからこそ滑稽にも見えて笑えてくる。
信仰があり、エロスがあり、不気味だけどどこか哀愁があり。
人間の本能の先にあるものは何なのか。
混沌とした今の時代だからこそお届けしたい作品です。

■監督・城定秀夫のコメント

「オペレーター」という風変わりな役名でこの狂気の物語を力強く牽引するのが磯村勇斗さんです。食事制限で体を絞り、髪と髭を伸ばし、電気も水道もなく、虫は入るわ、雨漏りするわの安普請の劇用プレハブに撮影前から泊り込んで役作りをし、全身全霊で演じてくれた磯村さんの存在がなければこの映画は成立しませんでした。

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  1. 1. 山本直樹原作、「カルト」の世界に切り込んだ『ビリーバーズ』実写映画化
  2. 2. 磯村勇斗、『ビリーバーズ』で映画初主演 信仰心と欲望の間で揺れ動くオペレーター役
  3. 3. 『ビリーバーズ』ヒロイン・副議長役は北村優衣、議長役は宇野祥平 公開日決定
  4. 4. 磯村勇斗主演、映画『ビリーバーズ』予告編解禁 原作者・山本直樹からコメントも到着

関連写真

  • オペレーター役で主演を務めた磯村勇斗、映画『ビリーバーズ』2022年7月公開 (C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
  • 映画『ビリーバーズ』オペレーター役の磯村勇斗、原作イラスト(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会(C)山本直樹・小学館
  • 映画『ビリーバーズ』クランクアップ時の磯村勇斗と城定秀夫監督(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
  • 映画『ビリーバーズ』オペレーター(磯村勇斗)(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
  • 「ビリーバーズ」オペレーター(原作イラスト)(C)山本直樹・小学館

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