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乃木坂46・岩本蓮加、大ベテラン宝田明から「来年またもう一作品」とラブコール

 乃木坂46岩本蓮加と、芸能生活68周年を迎える俳優・宝田明がダブル主演を務める映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(4月1日公開)の完成披露舞台あいさつが10日、都内の劇場で行われた。映画初出演で主演を務めた岩本は、初めての舞台あいさつに「今日はよろしくお願いします!」と第一声から元気いっぱい。宝田から「蓮加さんと来年またもう一作品共演をしたい」とのラブコールに笑顔で応えた。

初主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(4月1日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した乃木坂46の岩本蓮加

初主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(4月1日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した乃木坂46の岩本蓮加

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 本作は、タイトルを桜にまつわる詩からの引用し、“桜の季節”と“終活”をテーマに、岩本と宝田の70歳の年の差コンビがさまざまな境遇の人たちの終活を手伝う心温まるヒューマンドラマ。舞台あいさつには、あることから不登校になり終活アドバイザーとして働く女子高生・咲役の岩本、咲のアルバイト仲間・敬三役の宝田、主題歌を担当した2人組ボーカルデュオ・all at once三宅伸行監督が登壇した。

 フレッシュさ満点の岩本に続き、腰痛治療のため車いすで登壇した宝田は「新人の宝田明です。これから約5時間半にわたり舞台挨拶をさせていただくので、みなさんよろしくお願いいたします」とジョークを交えてあいさつし、ベテランの貫禄で会場を温めた。

初主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(4月1日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した乃木坂46の岩本蓮加

初主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(4月1日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した乃木坂46の岩本蓮加

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 映画のお披露目に際し、岩本は「撮影期間は役者未経験の状態で始まったので、やりきることができるのか不安でしたが、上映される日が近くなり、ファンのみなさんや周りのみんなからの“楽しみにしてるよ”と応援の声が増えてきて、いよいよだなとワクワクしているのとみなさんの感想が聴けるのが楽しみです」と今の心境を語った。同時に、緊張やプレッシャーももちろんあったそうで、「映画のお話をいただいただけで衝撃を受けましたが、主演をやらせていただけるなんて…」と、演技に対して興味はあったものの、現実のものとなった時の戸惑いも明かした。

 宝田は、そんな岩本の印象を、「普通、初めての映画出演の時はオドオドするのに、全くそんな素振りなく、本番でもNGを出さなかったんです。大女優の片鱗が見えました!」と大絶賛。その言葉を受けて岩本が照れた仕草をみせると、会場から大きな拍手が起こった。

 岩本が演じた役柄については、暗い女の子のイメージでしたが大好きな先生と話をするシーンなどで本来の咲(岩本が演じた女子高生)が持っている明るさが見せられたと言い、自分と咲はつながる部分があったと話していた。

 本作のエグゼクティブプロデューサーも務めた宝田は、映画の背景に在原業平が詠んだ「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という詩があると言い、これは「この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなに長閑であることでしょう」という桜のすばらしさをうたった詩であり、宝田自身が子どもの頃から感じていたことだと語った。「この映画は、年老いた方、若い世代の方、さまざまな人の人生の断面を切り取った作品」と明かし、老若男女多くの人に見てほしいと呼びかけた。

 三宅監督は、宝田が出演し、高校生の女の子が主人公で桜がテーマとして決まっていたからこそ難しかったと言い、だからこそ完成した作品を皆さんに見ていただけるこの場が、まだ夢のようだと話していた。現場では、主演の2人を見て「70歳差という年齢差は関係ない」と感じたそう。「どちらかが一方的に何かを教えるということではなく、お互いに何かを受け取れる関係になれればいいなと思いながら撮影し、撮影中には岩本さんと宝田さんは仲のいい友達のように見えた」と話した。

 宝田が「(岩本が)孫のようにも思えて楽しかった」と言えば、岩本も初めて対面する時こそガチガチに緊張をしていたが、「お会いした瞬間に優しくて温かい方だと感じた」と応えた。

(左から)NARITO、ITSUKI、岩本蓮加、宝田明、三宅伸行監督

(左から)NARITO、ITSUKI、岩本蓮加、宝田明、三宅伸行監督

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 主題歌の話では、all at onceのITSUKIが、「落ち込んだりしている時に、優しくより寄ってくれた人々への感謝を込めた一曲」と話し、NARITOは「ハートフルで透明感があり、誰しもが抱えている小さな悩みにも寄り添ってくれるような楽曲になった」と語った。

 最後に、岩本は「人生という壮大なものをテーマにしていますが、重く考えず、ふとした時に自分と向き合えるきっかけになる作品になれれば」と作品に込めた思いと願いをしっかり伝えていた。

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  1. 1. 乃木坂46・岩本蓮加、映画初主演 宝田明と70歳の年の差コンビで「終活」
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  • 岩本蓮加
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