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【カムカムエヴリバディ】またも消えたサンタから感じた 変わらぬ人間の“本質”

 女優の川栄李奈が3代目ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう1日の放送では、サンタ(濱田岳)が、ひなたの前から姿を消してしまった。このときの彼の気持ちについて、演出を担当した石川慎一郎氏に聞いた。

『カムカムエヴリバディ』第84回より(C)NHK

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 きょう放送の第84回では、映画のオーディション終了後、ひなた(川栄)はモモケン(尾上菊之助)から話がしたいと呼び止められる。かつて父親との関係にわだかまりを抱えていたモモケンは、映画村のサイン会でひなたから「大月」の回転焼きをもらったことで、運命が大きく変わったのだと語りかける。まさかの事実に、ひなたは驚きつつも誇らしく思い、ついに「妖術七変化!隠れ里の決闘」のオーディション結果が発表されて…という内容だった。

 モモケンも愛する回転焼きを食べるために「大月」の近くを訪れたサンタ。ひなたから「うちのあんこは絶品ですよ!」と言われると、サンタは「ひなたちゃんを見ていると妹を思い出すんじゃ」と、彼自身もひなたから自然と何かを感じ取る部分があったせりふも。そして、るいの姿を見たサンタは「るい…」と、誰にも聞こえないような声でつぶやくと、知らぬ間に姿を消していた。

 石川氏は「このようにしたいというのではなく、そこで生まれたものを撮ることを意識しました」と、川栄と濱田が表現したものを大事にしたといい「(サンタが)立ち去る理由を考えたときに、安子編で自分が姿を消したことに対する申し訳なさを感じていると思っていました。申し訳なさもありつつ、立ち去りたい気持ちがサンタの中にあったと思います」と、このときにサンタが抱いていたであろう気持ちを解説する。

 サンタといえば、上白石萌音がヒロインを務めていた安子編で、橘の家を出て、ダンサーの夢を追いかけたり、第37回では安子の前からも姿を消し、安子の人生を大きく動かすことになった。あれから約30年の月日が流れたが、サンタはまたも“失踪”してしまった。年は重ねても、彼自身の本質は変わっていないことが感じられた。
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