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世界で最も希少で高価な食材・白トリュフ狩りに密着 冒頭映像をWEBで公開

 世界で最も希少で高価な食材、アルバ産<白トリュフ>。その名産地である北イタリア、ピエモンテ州で、写真家のマイケル・ドウェックは、夜になると森に<白トリュフ>を探しに行く、まるで妖精のようなおじいさんたちがいる…というささやかな言い伝えを耳にしたことから始まった、ドキュメンタリー映画『白いトリュフの宿る森』(原題:The Truffle Hunters)が、18日よりBunkamura
ル・シネマほかで全国公開中。その冒頭部分をWEBで見ることができる。

白トリュフ狩りの貴重な光景をアーティスティックに映し出すドキュメンタリー映画『白いトリュフの宿る森』(公開中) (C)2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC

白トリュフ狩りの貴重な光景をアーティスティックに映し出すドキュメンタリー映画『白いトリュフの宿る森』(公開中) (C)2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC

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 栽培は行われず、どのように、なぜそこに育つのか解明されていない<白トリュフ>。危険のつきまとう森の奥深く、老人たちは犬と共に、まるで宝探しを愉しむように、何世代にも伝わる伝統的な方法で<白トリュフ>を探し出す。映画は、ドウェックとグレゴリー・カーショウが約3年間にわたり、彼らの生活に入り込み信頼関係を得た上で撮影を敢行。そこに映し出されるのは、彼らの大地に寄り添い、時の流れが止まったような、純粋で、美しい暮らしだった。

 本作は、ティモシー・シャラメ主演の映画『君の名前で僕を呼んで』の監督ルカ・グァダニーノが製作総指揮を務め、第36回(2020年)サンダンス映画祭でお披露目されたのをきっかけに、批評家たちの間で“異彩を放つドキュメンタリー“として話題となり、世界中の映画祭で喝采を浴びた。

 冒頭映像は、ピエモンテの森を俯瞰で捉えたまるで絵画のようなカットから始まり、白トリュフを探す老人と愛犬の姿がゆっくりと映し出される。BGMもナレーションもなく、鳥の鳴き声と、老人がかきわける草木の音、そして犬が白トリュフの匂いをかぎ分ける音が微かに響き、まるでその森の中にいるかのような感覚に襲われる、思わず引き込まれるような映像となっている。

 劇中に登場する68歳のセルジオは白トリュフを探すため、愛犬のフィオナとペペと一緒に、老いた体で毎日険しい森へと向かう。家族にも友人にもその場所を明かさないと言われる自分だけの秘密の場所で、彼らは何百年も受け継がれてきた伝統的な方法で白トリュフを探し出す。森林伐採や後継者不足により、その希少性は増すばかりの白トリュフ。その“白い宝石”は、仲買人やオークションにより高価な値段が付けられ、やがてレストランのテーブルへと届けられる。

仲買人やオークションにより高価な値段が付けられていく“白い宝石”(C)2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC

仲買人やオークションにより高価な値段が付けられていく“白い宝石”(C)2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC

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 なぜ白トリュフは、こんなにも高価で、その薫りはなぜこんなにも多くの美食家たちを魅了するのか。その白トリュフの裏側にある、知られざる物語が、劇場で明らかになる。

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