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『ノッティングヒルの恋人』ロジャー・ミッシェル監督、生前の貴重なインタビュー映像

 映画『ノッティングヒルの恋人』(1999年)で知られるロジャー・ミッシェル監督の長編遺作『ゴヤの名画と優しい泥棒』が25日により全国公開される。このたび監督の生前の貴重なインタビュー映像が解禁された。

ロジャー・ミッシェル監督=映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開) (C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

ロジャー・ミッシェル監督=映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開) (C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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 『ゴヤの名画と優しい泥棒』は、世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションをそろえる“世界屈指の美の殿堂”ロンドン・ナショナル・ギャラリーで実際に起きた事件を映画化。1961年、同美術館からゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。孤独な高齢者が、テレビに社会とのつながりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠された真相が…。当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは!?

映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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 これまで『ノッティングヒルの恋人』、『恋とニュースのつくり方』(2010年)、『私が愛した大統領』(12年)、『ウィークエンドはパリで』(13年)、『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(21年)などの話題作を手がけ、日本では6月にエリザベス女王のドキュメンタリー『エリザベス 女王陛下の微笑み』(22年)の公開を控えているミッシェル監督。テンポの良いウェルメイドな作風で、多くの映画ファンを魅了してきたが、昨年9月に65歳の若さで惜しまれながら他界した。

 今回届いたインタビュー映像では、まず本作が実話であることに触れ、「"実話に基づく物語”という注釈がなければ、荒唐無稽な話だと思うよ。でも実話だし引き込まれる」とコメント。脚本を読んで「イーリング・コメディみたいだと思ったね。60年代初頭のファミリー映画の偉大な作品をも彷彿させた」と話すミッシェル監督は、「ドタバタとも茶番劇とも違う。軽妙なコメディー作品で、ペーソスとドラマがあるが、笑えるところもある。脚本のクライブとリチャードは、面白さと事実を兼ね合わせた、すばらしい仕事をしてくれた」とその魅力を語り、脚本家へ賛辞を贈っている。

ゴヤの名画「ウェリントン公爵」を盗み出した主人公ケンプトン・バントン(ジム・ブロードベント)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

ゴヤの名画「ウェリントン公爵」を盗み出した主人公ケンプトン・バントン(ジム・ブロードベント)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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 主人公ケンプトンについては、「英雄と呼べる人間じゃない」「清廉潔白じゃない。でも憎めない男だ」と述べ、「ケンプトンは不朽の活動家だと思うね。ああいった人物はどの世界でも必要なんだ。常に権力に立ち向かって、全てに疑問を投げかける人間がね」と説明。また、ケンプトンを演じたジム・ブロードベントについては「笑えて愛嬌があり、おかしくて存在感もあり、リアリティもある。見事にハマっている。最高の演技じゃないかな」と絶賛した。

長年連れ添った妻ドロシー(ヘレン・ミレン)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

長年連れ添った妻ドロシー(ヘレン・ミレン)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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 本作ではケンプトンの妻ドロシー役を演じ、『クィーン』での英国女王から一転、家政婦としてエプロン姿も披露したヘレン・ミレンにも言及。「ヘレンの変貌ぶりには私も驚いた。エリザベス女王やエカテリーナ2世を彼女が演じたんだからね。着ぶくれさせて、歩き方も話し合った。打ちのめされたボクサーのように猫背になって、両腕を垂らしてみた。特殊メイクも話し合ったが彼女は効果には否定的だった。間違いなく見た人は、彼女の姿に驚くだろうね」と話した。

映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開)(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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 映像の最後では、「きっと笑って見てもらえるよ。気分が高揚して楽しめる。イギリス人好みの映画だから、見終わると笑顔になってるよ」とコメントを遺している。

ロジャー・ミッシェル監督(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

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■ロジャー・ミッシェル監督(略歴)
1956年6月5日、イギリス外交官の息子として南アフリカで生まれる。『ジェイン・オースティンの説得』(1995年※日本未公開)で長編映画デビュー。その後、ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞にノミネートされたジュリア・ロバーツとヒュー・グラント共演の『ノッティングヒルの恋人』(99年)で、一躍世界的脚光を浴びる。主な監督作に、『Jの悲劇』(2004年)、『恋とニュースのつくり方』(10年)、『私が愛した大統領』(12年)、『ウィークエンドはパリで』(13年)、『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(21年)などがある。今後の公開作として、エリザベス2世の素顔に迫ったドキュメンタリー『エリザベス』(22年)が控えていたが、21年9月22日に65歳の若さでこの世を去る。本作が最後の長編映画作品となった。

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  1. 1. 実際に起きたゴヤの名画盗難事件を映画化 弁護士役で『キングスマン』“副官”が出演
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  • 主人公ケンプトン・バントンを弁護する敏腕弁護士ジェレミー・ハッチソン(マシュー・グード)  =映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2月25日公開)  (C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
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