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カジノ誘致問題に揺れた横浜市長選の舞台裏 “ハマのドン”のドキュメンタリー

 民間放送教育協会に加盟する全国33の放送局から企画を募集し、その中から最優秀企画を選んで、1年かけて制作・放送するドキュメンタリー番組「民教協スペシャル」。今年は1993年以来、29年ぶりにテレビ朝日の企画『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』が選ばれ、同局で5日(前10:30〜11:25※放送予定日時は民教協加盟局により異なる)に放送される。

時の権力者に闘いを挑んだ“ハマのドン”こと藤木幸夫(横浜港運協会前会長)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

時の権力者に闘いを挑んだ“ハマのドン”こと藤木幸夫(横浜港運協会前会長)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

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 カジノ誘致問題に揺れた昨年夏の横浜市長選の舞台裏をあますところなく描き出す意欲作。権力におもねるのが当たり前になってしまった時代に、時の権力者に闘いを挑んだ男、“ハマのドン”こと藤木幸夫(横浜港運協会前会長)、御年91歳。港湾の荷役をとりまとめ、歴代の総理経験者や地元政財界に顔が利く保守の重鎮であり、菅義偉前総理の支援者でもあった。その藤木が、カジノを推し進める政権中枢に対して、真っ向から反旗を翻したのだ。今の時代が、戦前の「ものを言えない空気」に似てきたと警鐘を鳴らし、一人でも戦うと立ち上がった。

菅前総理大臣=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

菅前総理大臣=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

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 その原点はどこにあるのか…。カジノに反対するのは、それは家族が崩壊し、市民社会がおかしくなるから。港の労働者が辿った苦難、博打にはまった時代を誰よりも知るからこそ、博打は復活させないと宣言する。戦後の焼け跡。社会が殺伐とするなか、藤木は、横浜の街をたむろする不良少年たちを集めて地域に奉仕した時代があった。あの時の、世のため人のため、皆で助け合って生きていく社会を
取り戻したい…そんな思いが今につながっている。

港の苦難─戦後の港湾王同社達(撮影:堀内通利)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

港の苦難─戦後の港湾王同社達(撮影:堀内通利)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

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 横浜市民が、カジノの是非を問う住民投票条例を求めて集めた署名。その数は法定数の3倍を超える20万近くにも上っていた。だが、条例案は市議会でわずか3日の審議で否決される。市民の声も届かない…。夏の横浜市長選が最後の決戦の場。そう思い定めた藤木が賭けたのは…。

ナレーションを担当するリリー・フランキー=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

ナレーションを担当するリリー・フランキー=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

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 登場するのは、藤木のほか亀井静香(元運輸大臣/元自民党政調会長)、菅前総理大臣、シェラドン・アデルソン(ラスベガス・サンズ前CEO)、ローレンス・ホー(メルコリゾーツCEO)。ナレーションは、リリー・フランキーが担当している。

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  • 時の権力者に闘いを挑んだ“ハマのドン”こと藤木幸夫(横浜港運協会前会長)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日
  • 菅前総理大臣=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日
  • 港の苦難─戦後の港湾王同社達(撮影:堀内通利)=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日
  • ナレーションを担当するリリー・フランキー=民教協スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”〜博打は許さない〜』2月5日放送(C)テレビ朝日

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