世界的な大ヒットを記録したSFアクション映画『ゴーストバスターズ』(1984年)と、その続編『ゴーストバスターズ2』(89年)に直結するシリーズ最新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が2月4日に公開される。ORICON NEWSでは、本作の監督を務めたジェイソン・ライトマンにインタビューを実施。「続編を制作するのは恐ろしく勇気がいることだった」と、本作への思いを語ってくれた。
ジェイソン・ライトマン監督は、「ゴーストバスターズ」シリーズ第1作、第2作を監督したアイヴァン・ライトマンの息子。6歳の時、第1作の撮影現場に連れて行ってもらい、「(爆発した)マシュマロマンのかけらを持ち帰って、高校時代までずっと棚に飾っていた」という。その後、父と同じ映画監督の道へ進み、『JUNO/ジュノ』(2007年)や『マイレージ、マイライフ』(09年)でアカデミー賞にノミネートされるなど、自分らしいキャリアを築き、満を持して父の“仕事”を引き継ぐことになった。
――お父様から学んだことで、本作を作る上で一番役に立ったと思うことは?
【ジェイソン・ライトマン監督(以下、JR)】物語の作り手として自分自身を信じることが大切だと言われたよ。「ゴーストバスターズ」シリーズは父たちだけでなく、シリーズを愛するすべての人たちの映画でもあるし、「ゴーストバスターズ」は僕たちの心のすべてを占める映画だから、続編を制作するのは恐ろしく勇気がいることだった。だから自分で製作するという大役にふさわしいかどうかに対してとても緊張したよ。そんな時に父が後押しをしてくれて、僕自身の物語にするようにと言ってくれた。だからこそ、個人的な体験も含めて、自分が何者なのかがわからず、レガシーに怯える“ゴーストバスターズ”の孫たちのストーリーにしたんだ。
――『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、家賃を払えずシカゴのアパートを追い出され、母キャリー(キャリー・クーン)と兄トレヴァー(フィン・ヴォルフハルト)の3人で、祖父が遺したオクラホマの田舎の古い屋敷に引っ越してきたフィービー(マッケナ・グレイス)。その屋敷の地下室で奇妙なハイテク装備の数々を発見し、祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救った“ゴーストバスターズ”の一員だったイゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)であることを知る。シリーズに“ある家族の3世代にわたる物語”という新たな息吹を吹き込んだわけですが、「ゴーストバスターズ」を「ゴーストバスターズ」たらしめているものは何だと思いますか?
【JR】製作中、それについては毎日話し合った。『ゴーストバスターズ』はコメディでありながらホラー要素あり、真のサイエンスフィクション(SF)でもある。第1作が作られた時、最も面白い3人を選び、彼らを非常に現実的な状況に置く(※1)という素晴らしい決断をした。そのミックスが、ある人にとってはコメディだと感じ、別の人にとってはホラー映画だと感じる理由だと思う。結果として、とてもユニークなミックスになった。最高の「ゴーストバスターズ」映画は常に第1作であり、我々はその世界の中で話を広げているだけ。僕はその壮大な世界観で自分のストーリーを語っているだけに過ぎないんだ。
――では第1作を知らない若い世代に向けてはどうアピールしますか?
【JR】シリーズを初めて観る人であっても、1000回目に観る人であっても、新しいキャラクターと出会って、新しい冒険を体験してもらいたいと思った。僕が『ゴーストバスターズ』を初めて見たときに感じたのと同じような気持ちを味わって、「ゴーストバスターズ」のファンになるような映画にしたかった。フライトスーツ、プロトンパック、ECTO-1(エクトワン)、ゴースト、音楽など、「ゴーストバスターズ」のすべてのものを楽しみながら、ノスタルジックなアドベンチャーを体験してほしいと思っているよ。
(※1)初代ゴーストバスターズは、超常現象を研究していたピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)、レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)、イゴン・スペングラー博士の冴えない3人が、ある日「経費の無駄遣い」と一方的に研究室が廃止され、大学から追い出されてしまったことをきっかけに、幽霊退治会社“ゴーストバスターズ”を開業。とあるホテルでの幽霊退治をきっかけにビジネスは大当たりし、募集広告に応募してきたウィンストン(アーニー・ハドソン)が加わって4人となった。
ジェイソン・ライトマン監督は、「ゴーストバスターズ」シリーズ第1作、第2作を監督したアイヴァン・ライトマンの息子。6歳の時、第1作の撮影現場に連れて行ってもらい、「(爆発した)マシュマロマンのかけらを持ち帰って、高校時代までずっと棚に飾っていた」という。その後、父と同じ映画監督の道へ進み、『JUNO/ジュノ』(2007年)や『マイレージ、マイライフ』(09年)でアカデミー賞にノミネートされるなど、自分らしいキャリアを築き、満を持して父の“仕事”を引き継ぐことになった。
――お父様から学んだことで、本作を作る上で一番役に立ったと思うことは?
【ジェイソン・ライトマン監督(以下、JR)】物語の作り手として自分自身を信じることが大切だと言われたよ。「ゴーストバスターズ」シリーズは父たちだけでなく、シリーズを愛するすべての人たちの映画でもあるし、「ゴーストバスターズ」は僕たちの心のすべてを占める映画だから、続編を制作するのは恐ろしく勇気がいることだった。だから自分で製作するという大役にふさわしいかどうかに対してとても緊張したよ。そんな時に父が後押しをしてくれて、僕自身の物語にするようにと言ってくれた。だからこそ、個人的な体験も含めて、自分が何者なのかがわからず、レガシーに怯える“ゴーストバスターズ”の孫たちのストーリーにしたんだ。
――『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、家賃を払えずシカゴのアパートを追い出され、母キャリー(キャリー・クーン)と兄トレヴァー(フィン・ヴォルフハルト)の3人で、祖父が遺したオクラホマの田舎の古い屋敷に引っ越してきたフィービー(マッケナ・グレイス)。その屋敷の地下室で奇妙なハイテク装備の数々を発見し、祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救った“ゴーストバスターズ”の一員だったイゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)であることを知る。シリーズに“ある家族の3世代にわたる物語”という新たな息吹を吹き込んだわけですが、「ゴーストバスターズ」を「ゴーストバスターズ」たらしめているものは何だと思いますか?
【JR】製作中、それについては毎日話し合った。『ゴーストバスターズ』はコメディでありながらホラー要素あり、真のサイエンスフィクション(SF)でもある。第1作が作られた時、最も面白い3人を選び、彼らを非常に現実的な状況に置く(※1)という素晴らしい決断をした。そのミックスが、ある人にとってはコメディだと感じ、別の人にとってはホラー映画だと感じる理由だと思う。結果として、とてもユニークなミックスになった。最高の「ゴーストバスターズ」映画は常に第1作であり、我々はその世界の中で話を広げているだけ。僕はその壮大な世界観で自分のストーリーを語っているだけに過ぎないんだ。
――では第1作を知らない若い世代に向けてはどうアピールしますか?
【JR】シリーズを初めて観る人であっても、1000回目に観る人であっても、新しいキャラクターと出会って、新しい冒険を体験してもらいたいと思った。僕が『ゴーストバスターズ』を初めて見たときに感じたのと同じような気持ちを味わって、「ゴーストバスターズ」のファンになるような映画にしたかった。フライトスーツ、プロトンパック、ECTO-1(エクトワン)、ゴースト、音楽など、「ゴーストバスターズ」のすべてのものを楽しみながら、ノスタルジックなアドベンチャーを体験してほしいと思っているよ。
(※1)初代ゴーストバスターズは、超常現象を研究していたピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)、レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)、イゴン・スペングラー博士の冴えない3人が、ある日「経費の無駄遣い」と一方的に研究室が廃止され、大学から追い出されてしまったことをきっかけに、幽霊退治会社“ゴーストバスターズ”を開業。とあるホテルでの幽霊退治をきっかけにビジネスは大当たりし、募集広告に応募してきたウィンストン(アーニー・ハドソン)が加わって4人となった。
このニュースの流れをチェック
- 1. 『ゴーストバスターズ』新作、主要キャラクター登場の海外版ポスター2種解禁
- 2. 『ゴーストバスターズ』新作映画、2・4公開 あのテーマ曲が流れる最新予告解禁
- 3. 梶裕貴、自慢の声を封印!? 『ゴーストバスターズ』リップシンクMVに日本代表として出演
- 4. 渡辺直美、マシュマロマンをイメージした衣装でレッドカーペットに登場
- 5. 初代ゴーストバスターズの3人がNYに再集結 『アフターライフ』プレミアに渡辺直美も参加
- 6. 元祖ゴーストバスターズの“孫”が立ち上がる、最新予告映像解禁
- 7. 『ゴーストバスターズ』最新作、ガジェットやゴーストにみる親から受け継いだDNA
- 8. 渡辺直美が語る、ミニ・マシュマロマンの“かわいい&ダーク”な魅力
- 9. 上白石萌歌、新作『ゴーストバスターズ』吹替版で主人公フィービー役「実際に出演したい」と野望も
- 10. 『ストレンジャー・シングス』『IT/イット』で注目のフィン・ウルフハード、次の敵は“ゴースト”
- 11. 『ゴーストバスターズ』吹替版に高山みなみ・朴ロ美・木内秀信・日笠陽子
- 12. 『ゴーストバスターズ』監督インタビュー「続編を制作するのは恐ろしく勇気がいることだった」
- 13. 上白石萌歌&高山みなみ、初めての“ゴースト退治”シーン解禁
- 14. 梶裕貴、上白石萌歌の吹替「クセのある雰囲気を絶妙に表現」と絶賛
コメントする・見る
2022/01/30