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クリント・イーストウッド主演・監督作『クライ・マッチョ』冒頭から5分間本編を公開

 俳優や監督として、西部劇、戦争映画、ラブ・ストーリー、ヒューマン映画と、数々の名作を世に送り出しきたクリント・イーストウッドの監督デビュー50年、40作目の監督作品『クライ・マッチョ』(公開中)の冒頭から5分間の本編映像がWEBで解禁となった。イーストウッド作品としては史上初のことである。

主人公マイクを演じたクリント・イーストウッド=映画『クライ・マッチョ』(公開中) (C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

主人公マイクを演じたクリント・イーストウッド=映画『クライ・マッチョ』(公開中) (C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

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 本作は、朝日を浴びながらテキサスの広大な白然を悠々と走る一台のピックアップトラックの描写で始まる。牧場に到着したマイクが車から降りる。1979年、いつものように仕事場に到着した彼を、雇用主のハワード(ドワイト・ヨーカム)が待ち受けている。腕時計を確認し、遅刻だと文句をつける。彼の横にはカウボーイがひとり。

 「昔は競争相手がお前を狙ったよ。2歳馬レースで5度も優勝。“今度こそマイクを失う”と毎回おびえたぜ。“引き抜かれる”って。遥か昔の話だよ」と一気呵成にまくし立てる。ハワードの勢いは止まらない。「そうとも。馬での事故の前だ。薬漬けになる前。酒におぼれる前。今、うちの厩舎には二流の馬しかいない。調教師も同じだ。もうお前を失っても構わん。何の価値もない。新しい血が必要だ」「荷物の整理だ。済んだら出ていけ」とクビを宣告する。

 「あんたは昔からケチでヤワな根性なしだったな。だが、今さら言っても直りゃしねえだろう」とマイクはもはや未練はないとばかりにその場を後にする。

 場面はマイクの家に変わる。庭で夕刻のひとときを過ごすマイクをとらえたカメラは、ロデオの受賞メダルや写真が飾られた部屋の中へと移動する。“マイク・マイロ ロデオ連勝”、“マイク・マイロ 華麗なるロデオの復活”など、かつての栄光を伝える新聞記事が並ぶ。そして“テキサスのロデオスター落馬で負傷”の記事へとフォーカスされ、彼の人生を一変させた落馬事故、人生転落の瞬間をモノクロの映像で見事に映し出す。マイクの過去と半生が伝わるこの映像は僅か1分、イーストウッドの手腕が冴える見事な描写となっている。

 一年後、マイクの前に現れた元雇用主は「メキシコにいる息子を連れ戻して欲しい。金も用意した」と依頼する。ハワードへの恩義を返すためにマイクはメキシコへと向かうことを決意。この後、少年ラフォ(エドゥアルド・ミネット)とアメリカ国境を目指し、旅をすることになる。

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