俳優の佐藤二朗が、主演映画『さがす』(2022年1月21日公開)についてインタビューに応えた映像が解禁となった。本作で佐藤は、指名手配犯を見かけた翌日に失踪する原田智を演じる。佐藤と言えば「勇者ヨシヒコ」シリーズや『今日から俺は!!』などでの“コメディリリーフ”のイメージもあるが、そんな”パブリックイメージ“を打ち破るような役柄、作品にも精力的に挑んでいる。
自身で劇団「ちからわざ」を主宰し、演出家・鈴木裕美らが立ち上げた「自転車キンクリート」に参加するなど、演劇方面での活動が目立っていた佐藤。その名前が広く知られるきっかけとなったのは、映像デビューとなった堤幸彦演出のTBSドラマ『ブラック・ジャックII』(2000年)。当時31歳、医者Aという役どころだったが、その個性は強烈なインパクトを残した。
その後、30代は『医龍 Team Medical Dragon2』(07年)、『ごくせん』(08年)など人気ドラマに次々出演。41歳の時、盟友・福田雄一監督が手掛けたドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年)で演じた“仏”が話題となり大ブレイク。以降は映画『HK 変態仮面』(13年)、『銀魂』(17年)、ドラマ『今日から俺は!!』(17年)などで“コメディリリーフ”として確固たる地位を確立。バラエティ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』や『歴史探偵』でも活躍を見せている。
そんな佐藤だが50代に入った2019年頃から、コミカルな役柄を演じる一方で、シリアスな役柄での表現も目立つようになった。特に記憶に残るのが、ドラマ『翔べ!工業高校マーチングバンド部〜泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと』(20年)や『ひきこもり先生』(21年)、そして自身が監督も務めた映画『はるヲうるひと』(21年)だ。
『はるヲうるひと』では架空の島の売春宿で生きる人々を描いた物語で怪演を見せ、『ひきこもり先生』では11年にわたる引きこもり生活を経験した中学の非常勤講師が、不登校の生徒と不器用に向き合っていく姿が観る者の心を打った。
そして、主演最新作『さがす』では娘を残して失踪する父親を演じる。大阪の下町で平穏に暮らす智は指名手配犯を見たと娘に告げた翌朝、忽然と姿を消す。一見どこにでもいる中年男性を佐藤が演じるというだけでも新鮮だが、物語が進むにつれ、ひとりの男が善悪の狭間で揺れ動く様を、底知れない凄みとおかしみがつづら折りになった圧巻の演技力で表現。予告映像に垣間見える、不穏さが漂う中で浮かべる意味深な表情や顔中血だらけのカットはまさに“今まで見たことがない佐藤二朗“だ。
本作が商業デビュー作となる片山慎三監督は「佐藤二朗さんに自分の商業デビュー作で主演としてシリアスな演技を見せてほしかった」と長文の手紙を送り、その想いに佐藤が応える形で実現した。
このたび解禁となったインタビュー映像で佐藤は、シリアスな役柄を演じることについて「シリアスとコメディは同じ地平にあると思っている」と話し、「例えば仏(役)をやる時も、原田智をやる時も同じように真剣。同じく僕の俳優としての顔です。ただコメディのイメージがあるのはすごくありがたいので、それがこういう作品をやることによってこんな佐藤二朗の面もあるんだということを楽しんでいただければといいと思う」とコメント。
過酷な状況に追い込まれる原田智を演じきった佐藤は「笑っているのにいつの間にか泣いている。そういう瞬間にすごく魅力を感じて、これは片山慎三も僕と同じ感覚を持っている。なので、この作品も単にシリアスに分けるともったいない。片山もそういうところは狙っているはずなので、良い作品になると思います」と自信をのぞかせた。
2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演するなど“俳優・佐藤二朗”は勢いづくばかり。映画『さがす』が佐藤二朗のパブリックイメージの変化を決定づける1本になることは間違いない。
自身で劇団「ちからわざ」を主宰し、演出家・鈴木裕美らが立ち上げた「自転車キンクリート」に参加するなど、演劇方面での活動が目立っていた佐藤。その名前が広く知られるきっかけとなったのは、映像デビューとなった堤幸彦演出のTBSドラマ『ブラック・ジャックII』(2000年)。当時31歳、医者Aという役どころだったが、その個性は強烈なインパクトを残した。
その後、30代は『医龍 Team Medical Dragon2』(07年)、『ごくせん』(08年)など人気ドラマに次々出演。41歳の時、盟友・福田雄一監督が手掛けたドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年)で演じた“仏”が話題となり大ブレイク。以降は映画『HK 変態仮面』(13年)、『銀魂』(17年)、ドラマ『今日から俺は!!』(17年)などで“コメディリリーフ”として確固たる地位を確立。バラエティ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』や『歴史探偵』でも活躍を見せている。
そんな佐藤だが50代に入った2019年頃から、コミカルな役柄を演じる一方で、シリアスな役柄での表現も目立つようになった。特に記憶に残るのが、ドラマ『翔べ!工業高校マーチングバンド部〜泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと』(20年)や『ひきこもり先生』(21年)、そして自身が監督も務めた映画『はるヲうるひと』(21年)だ。
『はるヲうるひと』では架空の島の売春宿で生きる人々を描いた物語で怪演を見せ、『ひきこもり先生』では11年にわたる引きこもり生活を経験した中学の非常勤講師が、不登校の生徒と不器用に向き合っていく姿が観る者の心を打った。
そして、主演最新作『さがす』では娘を残して失踪する父親を演じる。大阪の下町で平穏に暮らす智は指名手配犯を見たと娘に告げた翌朝、忽然と姿を消す。一見どこにでもいる中年男性を佐藤が演じるというだけでも新鮮だが、物語が進むにつれ、ひとりの男が善悪の狭間で揺れ動く様を、底知れない凄みとおかしみがつづら折りになった圧巻の演技力で表現。予告映像に垣間見える、不穏さが漂う中で浮かべる意味深な表情や顔中血だらけのカットはまさに“今まで見たことがない佐藤二朗“だ。
本作が商業デビュー作となる片山慎三監督は「佐藤二朗さんに自分の商業デビュー作で主演としてシリアスな演技を見せてほしかった」と長文の手紙を送り、その想いに佐藤が応える形で実現した。
過酷な状況に追い込まれる原田智を演じきった佐藤は「笑っているのにいつの間にか泣いている。そういう瞬間にすごく魅力を感じて、これは片山慎三も僕と同じ感覚を持っている。なので、この作品も単にシリアスに分けるともったいない。片山もそういうところは狙っているはずなので、良い作品になると思います」と自信をのぞかせた。
2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演するなど“俳優・佐藤二朗”は勢いづくばかり。映画『さがす』が佐藤二朗のパブリックイメージの変化を決定づける1本になることは間違いない。
2021/12/28