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大崎洋会長「社会の難しい問題を笑いの力で解決したい」 吉本がソーシャルビジネスで新事業を展開

 吉本興行のグループ企業であるよしもとラフ&ピースは21日、沖縄県におけるソーシャルビジネスインキュベーション推進事業「島ぜんぶでうむさんラブ」の記者会見を行った。

ユヌス・よしもとソーシャルアクションの代表取締役社長を務める大崎洋氏

ユヌス・よしもとソーシャルアクションの代表取締役社長を務める大崎洋氏

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 ソーシャルビジネスとは、利益の最大化ではなく社会問題の解決を目的としたビジネスのこと。経済的に自立して事業を継続させ、長期で地域社会に貢献することが目的である。

「島ぜんぶでうむさんラブ」では、沖縄県における貧困問題の解決策として、ビジネスで社会問題を解決する取り組み「ソーシャルビジネス」の普及啓発を目的としたインキュベーション事業を行う。ノーベル平和賞を受賞した経済学者であるムハマド・ユヌス博士が提唱するユヌス・ソーシャルビジネスの理念に基づき、貧困ゼロ、失業ゼロ、二酸化炭素排出ゼロの社会を実現した『ソーシャルビジネスアイランド』の構築を目指すという。

 同事業は、よしもとラフ&ピースが、休眠預金等活用制度に基づく助成事業「ソーシャルビジネス循環モデル地域形成事業」の公募において実行団体に選定され、資金分配団体である九州地域ソーシャルビジネス・コンソーシアムから助成を受けて行うもの。九州地域ソーシャルビジネス・コンソーシアムは、公益社団法人九州経済調査協会と、一般社団法人ユヌス・ジャパンで組成されており、休眠預金等活用制度の2020年度通常枠「ソーシャルビジネス形成支援事業」において、一般財団法人日本民間公益活動連携機構より資金分配団体に選定されている。

 吉本興行は、2011年から行っている『あなたの街に住みますプロジェクト』や、2009年から毎年開催している『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』などを通じて、地域活性を目指した数々の取り組みを行ってきた。また、2018年にはムハマド・ユヌス氏とともに、ソーシャルビジネスを展開する新会社「ユヌス・よしもとソーシャルアクション」を設立。これらの施策が選定の決め手となったようだ。

 同事業の具体的な取り組みは、沖縄県内でソーシャルビジネスにつながる講演会やワークショップの実現、起業家に向けたリアルとオンラインでの相談・支援窓口の開設、来年開催予定の『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』でのビジネスコンテストの開催など。このほか、来年3月に開局予定のBS放送局において、ソーシャルビジネスをテーマとした番組を制作・放送する。

 なお、「うむさん」とは沖縄の言葉で「面白い、ワクワクする」という意味。また「うむ」には「産む」「SUN(太陽)」、「ラブ」には「LOVE(愛)」と「LABO(研究所)」の2つの意味が込められているという。

 会場には、よしもとラフ&ピース代表取締役社長の和泉かな氏、ユヌス・よしもとソーシャルアクションの代表取締役社長を務める大崎洋氏、ユヌス・ジャパン代表理事の岡田昌治氏のほか、オンラインでムハマド・ユヌス氏と、一般財団法人日本民間公益活動連携機構・事務局長の鈴木均氏も登壇した。

 会見で和泉氏は、「すでに41市町村で「出張インキュベーション」の実施を計画中。沖縄がソーシャルビジネスアイランドとなって島の想いを広げていきたい」、岡田氏は「沖縄からソーシャルビジネスのパイロットモデルを築き上げて、日本から世界へと広げていく」と説明。大崎会長は、「社会問題という難しい問題を、笑いやエンタテインメントの力で解決したい。いつの時代も人のつながりが大切だと思っています。貧困ゼロ、失業ゼロ、二酸化炭素排出ゼロのポジティブな笑顔あふれる社会を作るには、個人では難しい。われわれはあくまでそのきっかけづくり」と力を込めた。

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