“プリンス・オブ・ハリウッド”ティモシー・シャラメが主演する映画『DUNE/デューン 砂の惑星』（公開中）のスクリーニングイベントが、英ロンドンで現地時間18日に実施され、レッドカーペットの写真が到着した。英国では、今週22日に公開初日を迎える。

【写真】その他の写真を見る

　レッドカーペットには、主人公ポール・アトレイデス役のティモシー、ポールの夢に現れる謎の美女チャニ役のゼンデイヤ、ポールが兄のように慕う戦士・ダンカン役のジェイソン・モモア、ポールの母レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、カインズ博士役のシャロン・ダンカン＝ブルースター、ハルコンネン家のパイター・ド・ヴリース役、デヴィッド・ダストマルチャンらキャスト陣、そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が集結。

　現在ロンドンで『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚を描く『WONKA（原題）』を撮影中のティモシー、そして、MCU「スパイダーマン」シリーズのMJ役で人気のゼンデイヤが姿を現すと、会場は色めき立った。シックな黒のスーツに身をつつみ、巻き起こるティモシーコールに笑顔で手を振り、雨も気にせずファンサービス。ファンレターを受け取り、スーツのポケットにしまう一幕もあり、この日も“神対応”で集まった多くのファンに「雨の中来てくれてありがとう！」と呼びかけ、会場をさらに盛り上げた。ゼンデイヤとともにフォトコールに姿を現すと、プライベートでも親友同士のふたりが剣のバトルのような素振りでふざけ合い、2人のファンが多く詰めかけた会場は大歓声に包まれた。

　この日一番の盛り上がりは、本作のイベント初参加のジェイソン・モモアとティモシー・シャラメが再会した場面。シャラメとゼンデイヤのフォトコール時にモモアが登場し、シャラメを挟む形での3ショットが実現。本編さながらの深い絆とまるで兄弟のような仲の良さを披露し、ファンを熱狂させた。

　ステージ上で行われたインタビューで、本作が自身にとってはじめてのハリウッド超大作への主演であることへのコメントを求められたティモシーは「まるで夢のようだ。その初めての作品がドゥニ・ヴィルヌーヴのような最高の監督とゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、オスカー・アイザックなどの最高の俳優と一緒に演じられるなんて…チョコレートショップにいる子どものように夢のような時間だった」と熱く語った。さらに本作の見どころについては「本編の最後のシーンでのポールは、僕たちが冒頭で見たポールではないんだ、彼が成長していく、その旅を一緒に楽しんでほしい」とコメントした。

　本作は、封建的宇宙帝国が築かれた遠い未来で、惑星カラダンを統治していたアトレイデス家が、宇宙帝国の皇帝からの命令で、過酷な＜砂の惑星デューン＞へ移住することから始まる。実はそれは大きなワナで、アトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。全宇宙から追われる身となったアトレイデス家の後継者ポールが未来のために立ち上がるまでの成長の物語でもある。