最近でも、ときおり「多頭飼育崩壊から猫や犬が助け出された」というニュースが耳に入る。飼い主にもさまざまな事情はあるのだろうが、苦しむのは劣悪な環境に置かれた動物たち。病気になったり、亡くなってしまったりする犬猫も多い。そんな過酷な多頭飼育崩壊から生き延び、今では幸せをつかんだ猫たちがいる。眼球のない“メンメ”、飢えた記憶から抜け出せない“マーライ”、彼らを必死にケアしたのはNPO法人『ねこけん』だ。猫たちがいま、どうしているのか。代表理事の溝上奈緒子氏に聞いた。■40頭以上の多頭飼育崩壊から救出、眼球のない猫がつかんだ幸せ
2021/10/15