『クレイジー・リッチ!』(2018年)で注目を浴び、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(10月22日公開)の主演に大抜てきされ、ハリウッドでも活躍中のヘンリー・ゴールディングが主演する映画『MONSOON(原題)』が、『MONSOON/モンスーン』の邦題で来年(2022年)1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
両親の遺灰を埋葬すべく、祖国であるベトナムのサイゴン(現:ホーチミン)に足を踏み入れたキットは、6歳のとき家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへ渡った”ボート難民”だった。訪れたサイゴンは今やすっかり経済成長を遂げ、かつての姿は見る影もなかった。
サイゴンには、大量のバイクが道路を行き交い、巨大なビルが建ち並ぶ一方、ハノイは、古い町並みを残す。前者では新世代が活躍し、後者では旧世代が昔ながらの暮らしを営んでいるが、年齢的には新世代に属するキットが心安らぐのは後者だ。そこには彼にとって、懐かしい景色がまだ息づいている。
故郷にいながらも孤独を感じているキットが、過去の面影を巡る旅の中で見つけた〈自分〉とは――。キットのアイデンティティをめぐる旅は、現代ベトナムを映し出した魅力的な風景を通してより深められる。
変わり果てた街に馴染めず、どこか旅行者のような主人公キットを演じたヘンリー・ゴールディングは、イギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。
監督は、『追憶と、踊りながら』(2014年)のホン・カウ。カウもまたキット同様に、カンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、”ボート難民”として渡英していた過去を持つ。異国情緒あふれる映像美で、悩みながらも”今”を生きる全ての人の背中をそっと押してくれるような作品を作り上げた。
今回解禁されたキービジュアルは、ベランダから故郷・サイゴンの街を眺めるキット(ヘンリー・ゴールディング)の後ろ姿を写した写真を使用。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの、郷愁の想いや未来への希望を感じさせる表情が印象的だ。
映画『MONSOON/モンスーン』(2022年1月14日公開) (C)MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
故郷にいながらも孤独を感じているキットが、過去の面影を巡る旅の中で見つけた〈自分〉とは――。キットのアイデンティティをめぐる旅は、現代ベトナムを映し出した魅力的な風景を通してより深められる。
変わり果てた街に馴染めず、どこか旅行者のような主人公キットを演じたヘンリー・ゴールディングは、イギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。
監督は、『追憶と、踊りながら』(2014年)のホン・カウ。カウもまたキット同様に、カンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、”ボート難民”として渡英していた過去を持つ。異国情緒あふれる映像美で、悩みながらも”今”を生きる全ての人の背中をそっと押してくれるような作品を作り上げた。
今回解禁されたキービジュアルは、ベランダから故郷・サイゴンの街を眺めるキット(ヘンリー・ゴールディング)の後ろ姿を写した写真を使用。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの、郷愁の想いや未来への希望を感じさせる表情が印象的だ。
2021/10/15