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『DIVOC-12』上田監督チームの予告映像 清野菜名のブルース・リーばりのアクションも

 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援する映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(読み方:ディボック-トゥエルブ)(10月1日公開)。本作は、「12人の監督が紡ぐ、12の物語」のアンソロジー。完全オリジナルストーリーからなる12本の作品から上田慎一郎監督チーム4作分の予告映像が公開された。

白いタンクトップを着て武器を装備した勇ましいマリ(清野菜名)=中元雄監督作品『死霊軍団 怒りのDIY』映画製作プロジェクト『DIVOC-12』 (C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

白いタンクトップを着て武器を装備した勇ましいマリ(清野菜名)=中元雄監督作品『死霊軍団 怒りのDIY』映画製作プロジェクト『DIVOC-12』 (C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

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 解禁となった映像は、上田監督の『ユメミの半生』から始まる。「聞いてみる?わたしの半生」とユメミ(松本穂香)が閉館を待つ映画館に足を運んだ映画監督志望の少年・カケル(石川春翔)に話しかけると、ユメミのまるで映画のような壮絶な半生が語られる。白黒の映像からカラーに変わり、ユメミとユメミの初恋の人・テツオ(小関裕太)のロマンチックなラブシーンが描かれ、次第には地球の命運を賭けた壮絶な戦いが映し出されており、上田監督の映画愛が凝縮された究極のエンタテインメント作品に仕上がっている。また、ユメミとカケルが出会う映画館は池袋シネマ・ロサで撮影され、上田監督のミニシアター愛も作品の中で感じることができる内容だ。

 続けて、ふくだみゆき監督作品『魔女のニーナ』。イギリスから来た見習い魔女のニーナ(安藤ニコ)が魔法を使ってティーセットを出した姿を、家出少女のめぐ(おーちゃん)が木陰から「今のどうやったの?」とニーナに尋ねる様子が映し出される。クラシックミュージカルのように歌に合わせて踊りながら魔法を披露するニーナとめぐとの冒険が描かれ、一人前になりたい2人の成長物語となっている。ミュージカルシーンの歌唱は、世界中のミュージカルに参加する しらたまな が担当しており、ダンス、歌と本格的なミュージカルを堪能できる仕上がりだ。

 そして、中元雄監督作品の『死霊軍団 怒りのDIY』は、ホームセンターでゾンビに襲われ絶体絶命の危機にさらされているバイトのサイトー(高橋文哉)を助けるべく、サングラスをかけ武器を装備した先輩のマリ(清野菜名)が「パーティーはお開きよ!」と決めぜりふで登場するインパクトあるシーンから始まる。カンフーアクションを操り次々とゾンビを血祭りにあげていくマリの勇ましさ、中元監督のゾンビ映画愛、何よりも女優・清野菜名のブルース・リーばりのアクションを堪能できる仕上がりとなっている。

 最後にエバンズ未夜子監督作品『あこがれマガジン』は、「変な映画?」と問いかける友達のミオ(横田真悠)に「鏡の中の女の子の話」とアイドルのナオ(小川紗良)が微笑みながら答える様子が映し出される。かわいくもどこか不穏な音楽にのせて、ミオの言葉を強く否定をするナオやなぜかアイドル姿のミオがテレビで歌っている様子が流れるなど、不思議な空気感に包まれている。夢か現実か、何者かになりたい少女の気づきの物語となっている。

 各作品の場面カットも公開。見つめ合うユメミ(松本穂香)とテツオ(小関裕太)に見習い魔法・ニーナ(安藤ニコ)と家出少女・めぐ(おーちゃん)が魔法をかけるカット。さらに、サングラスをかけ白いタンクトップを着て武器を装備した勇ましいマリ(清野菜名)の姿や喫茶店で向かい合って話すナオ(小川紗良)とミオ(横田真悠)のカットなど、それぞれ全く違う“感触”をまとったエンタテインメント作品ばかりで、ワクワク感が伝わるものばかりだ。

 上田監督は、“感触”というテーマについて「コロナ禍って“感触”が失われていた時期だったと思ったんです。人に触れるということもそうですし、音楽とか演劇とか映画館で映画を見るという生でエンターテイメントを味わうという“感触”も失われていた時期でした。それをテーマに、“感触”とは何なのか”“感触が失われた時期は一体どういうことだったのか”というのを探せたらいいなと思っています」と、コメント。

 「あまり限定的なテーマにするといけないなと思っていて、一言に感触と言っても、チーム4人の監督の感触が違うという意味もありますし、コロナ関係なく時代的にデジタル化が進んでいて、本が電子書籍になったり、音楽はCDではなくサブスクで聞いたりしていますよね。モノの感触がどんどん無くなっている時代だと思うので、そのような意味でもチーム4人それぞれが“感触”を見つけて、それを探す映画になればいいんじゃないかと思いました」と語っている。

■キャスト
横浜流星 / 松本穂香 小関裕太 / 富司純子 藤原季節
石橋静河 / 小野翔平 窪塚洋介 / 安藤ニコ おーちゃん / 清野菜名 高橋文哉
蒔田彩珠 中村守里中村ゆり 高田万作
笠松将 / 小川紗良 横田真悠 / 前田敦子

■監督
藤井道人 上田慎一郎 三島有紀子 志自岐希生 林田浩川 ふくだみゆき 中元雄 山嵜晋平 齋藤栄美 廣賢一郎 エバンズ未夜子 加藤拓人

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  2. 2. ソニーのクリエイター支援から生まれた短編映画製作プロジェクト、キャスト発表第1弾
  3. 3. 映画製作プロジェクト『DIVOC-12』千原徹也によるティザービジュアル解禁
  4. 4. 映画製作プロジェクト『DIVOC-12』松本穂香、小関裕太、清野菜名、高橋文哉ら出演
  5. 5. 映画製作プロジェクト『DIVOC-12』横浜流星、石橋静河、小野翔平、窪塚洋介、笠松将ら出演
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