ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援する映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(読み方:ディボック-トゥエルブ)(10月1日公開)。本作は、「12人の監督が紡ぐ、12の物語」のアンソロジー。完全オリジナルストーリーからなる12本の作品から、“成長への気づき”というテーマで制作する藤井道人監督チーム4作分の予告映像が公開された。 解禁となった映像は、藤井監督の『名もなき一篇・アンナ』から始まる。アンナ(ロン・モンロウ)に「今日はどこへいく?」と優しく声をかけられる男(横浜流星)。喪失感を抱き続ける男は時空を超える旅の中でアンナと出会い自分の運命と向き合っていく。優しく、美しい時間が流れる中で「忘れないよ、忘れない」と涙を流す男の再生の物語となっている。スタッフを最小限に抑え、感染対策を万全に撮影された本作は、沖縄・京都・函館・東京と、5000キロの大移動を経て撮影され、男とアンナの時空を超える旅に相応しいロケーションの美しさも見どころの一つだ。
2021/09/10