俳優の東出昌大が主演する映画『草の響き』の公開日が、原作者・佐藤泰志の命日10月10日にちなみ、10月8日より新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷(東京)ほか全国で順次公開される。ティザービジュアル、特報、場面写真、そして監督からのコメントが一挙解禁となった。
本作は、北海道函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志(1949-1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。制作年の2020年が没後30年に当たることから、その記念作品として函館の映画館シネマアイリスが製作。同時に、函館シネマアイリスの25周年記念作品でもある。
心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。病院の精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんな中、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるが…。
心を病み、ランニングに没頭する和雄役を演じたのは、『寝ても覚めても』(18年)以来、3年ぶりの主演作となる東出。常に危うい雰囲気を漂わせながら、走ることで徐々に再生していく男の変化を細やかな身体表現で体現した。慣れない土地で不安にさいなまれながらも夫を理解しようと努める妻・純子役は、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21年)、『マイ・ダディ』(21年)など、出演作が続く、奈緒。ふたりの俳優の繊細な演技によって、原作にはなかった夫婦の崩壊と再スタートというテーマが立ち上がった。
そのほか、和雄に寄り添う友人役で大東駿介、精神科医役で室井滋らが出演。また、Kaya、林裕太、三根有葵ら若手俳優たちが和雄と交流する若者たちを演じる。
解禁されたティザービジュアルには、東出演じる和雄が、茫漠として表情で空を見上げているカットがメインに配置され、「聴こえてくる――静まらない心の震えが」というキャッチコピーが添えられている。タイトルロゴは、原作者の佐藤泰志の自筆によるもの。
特報には、函館の街のひたすらに走り続ける和雄、奈緒演じる妻・純子や和雄の友人役の大東の姿も確認することができる。ラストには「なんでこうなっちゃったんだろうね、私たち」という純子の声が印象的にインサートされ、この夫婦がどのような結末を迎えるのか、興味を引くところだ。
監督を務めたのは、『空の瞳とカタツムリ』(18年)、『なにもこわいことはない』(13年)の斎藤久志。「偶然だが僕は、佐藤泰志が亡くなったとされる場所からさほど遠くない所に、妻と子と4匹の猫と1匹の犬と暮らしている。そして西武線に乗って佐藤泰志の小説『移動動物園』の舞台となった恋ヶ窪の駅を通過して都心に向かう。もし、佐藤泰志が『小説』と言う人生を全うしたと仮定するなら、おそらく僕は今、『映画』と言う人生の途中にいるんだと思う。人生とは時間。それぞれの時間の重なり合った先に一つの映画が生まれました。そこに観る人の時間が重なれば幸いです」と、コメントを寄せた。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作は、北海道函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志(1949-1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。制作年の2020年が没後30年に当たることから、その記念作品として函館の映画館シネマアイリスが製作。同時に、函館シネマアイリスの25周年記念作品でもある。
心を病み、ランニングに没頭する和雄役を演じたのは、『寝ても覚めても』(18年)以来、3年ぶりの主演作となる東出。常に危うい雰囲気を漂わせながら、走ることで徐々に再生していく男の変化を細やかな身体表現で体現した。慣れない土地で不安にさいなまれながらも夫を理解しようと努める妻・純子役は、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21年)、『マイ・ダディ』(21年)など、出演作が続く、奈緒。ふたりの俳優の繊細な演技によって、原作にはなかった夫婦の崩壊と再スタートというテーマが立ち上がった。
そのほか、和雄に寄り添う友人役で大東駿介、精神科医役で室井滋らが出演。また、Kaya、林裕太、三根有葵ら若手俳優たちが和雄と交流する若者たちを演じる。
解禁されたティザービジュアルには、東出演じる和雄が、茫漠として表情で空を見上げているカットがメインに配置され、「聴こえてくる――静まらない心の震えが」というキャッチコピーが添えられている。タイトルロゴは、原作者の佐藤泰志の自筆によるもの。
特報には、函館の街のひたすらに走り続ける和雄、奈緒演じる妻・純子や和雄の友人役の大東の姿も確認することができる。ラストには「なんでこうなっちゃったんだろうね、私たち」という純子の声が印象的にインサートされ、この夫婦がどのような結末を迎えるのか、興味を引くところだ。
監督を務めたのは、『空の瞳とカタツムリ』(18年)、『なにもこわいことはない』(13年)の斎藤久志。「偶然だが僕は、佐藤泰志が亡くなったとされる場所からさほど遠くない所に、妻と子と4匹の猫と1匹の犬と暮らしている。そして西武線に乗って佐藤泰志の小説『移動動物園』の舞台となった恋ヶ窪の駅を通過して都心に向かう。もし、佐藤泰志が『小説』と言う人生を全うしたと仮定するなら、おそらく僕は今、『映画』と言う人生の途中にいるんだと思う。人生とは時間。それぞれの時間の重なり合った先に一つの映画が生まれました。そこに観る人の時間が重なれば幸いです」と、コメントを寄せた。
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2021/08/07