ディズニー公式動画配信サービス「Disney+（ディズニープラス）」で30日より独占配信される『スタントマン』は、ハリウッドでは“伝説のスタントマン”と呼ばれるエディ・ブラウンが、世界一危険なスタントに挑む姿を追ったドキュメンタリー。

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　『アベンジャーズ』や『トランスフォーマー』など超大作映画でカーアクションや爆破、高所からの落下など名アクションシーンのスタントをこなし、顔は知らずとも映画ファンならそのスタントは必ず見たことがある、まさにハリウッドでは欠かせない存在として多くの俳優から慕われてきた。

　本作は、30年を超えるキャリアの集大成として世紀のジャンプ、「スネークリバー渓谷のロケットジャンプ」に挑むエディの一部始終を記録したもの。

　「スネークリバー渓谷のロケットジャンプ」は、時速644キロメートルで打ち上げられる“人間ロケット”となって400メートル以上ある渓谷を超えるというもの。それは世界的バイクスタントマン、イーベル・クニーベルが40年前に挑戦し全米でテレビ中継されながらも、失敗に終わってしまった非常に危険なスタントだった。

　スタントマンを目指すきっかけとなった憧れのヒーローが失敗したことに挑戦すると心に決めたエディ。「最後にロケットで渓谷を超えて、憧れの人が始めたことを終わらせるんだ」と、胸に秘めていた思いを語る。

　製作総指揮には人気アクション俳優のドウェイン・ジョンソンやプロボクサーのダニー・ガルシアが名を連ね、監督には『マイノリティ・リポート』、『ワールド・ウォー Z』、『アイアンマン』などの製作に携わったカート・マッティラが担当し、迫力ある映像とともに名だたるアクション俳優に命を賭けてきたベテランスタントマン、エディ・ブラウンの素顔に迫る。

　家族や仲間たちの支えもあって、ついに発射の日を迎え、さまざまな思いとともにロケットに乗り込むエディ。失敗すれば命の保証はないチャレンジに期待と不安が入り混じる中、ロケットは空高く放物線を描いたのだった。一人の男がスタントマンという職業を通して、最後まで貫いた熱き思いとその実直な生き様に、理屈抜きで感情が揺さぶられる。