SF作家ケン・リュウの短篇小説「円弧(ルビ:アーク)」(ハヤカワ文庫)を映画化した、不老不死の世界を描く映画『Arc アーク』(6月25日公開)。本作で、一人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころを繊細かつ大胆に演じきった芳根京子が、大人びた魅力を放つパーティーシーンの本編映像が解禁された。
主人公・リナ(芳根)が所属するエターニティ社が、遺体を美しい姿のまま永久に保存する<プラスティネーション>技術で生み出された〈ボディーワークス〉の普及により、大きく飛躍したことを祝って、社を挙げた年越しパーティーが開催される場面。師であるエマ(寺島しのぶ)から受け継ぎ、社を代表する〈ボディーワークス〉アーティストへと成長、飛躍の立役者となったリナを囲み祝杯を挙げる。
19歳のおかっぱ頭で服装にも無頓着だった少女から一変、30歳を迎えたリナは、美しく洗練された女性へと変貌と遂げていた。華やかに装飾された会場には、リナが手掛けた〈ボディーワークス〉も展示され、会場中から大きな賞賛を受けるが、リナは、会場にいないある人物の姿を探していた…。
普段の芳根の明るく可愛らしいイメージとはまた別の、会社の代表としての貫禄を感じさせる美しい大人の魅力を放つ芳根の姿と、ロケ地にもなっている香川県庁東館の印象的な壁画を存分に活かし、まるで異国の映画のように細部までこだわり抜かれた美術への本気度が伝わる映像になっている。
本作の美術を手掛けたのは、『ミッドナイトスワン』(20年)で日本アカデミー賞優秀美術賞にノミネートされた我妻弘之氏。石川慶監督とは、『蜜蜂と遠雷』(19年)に続き、2度目のタッグとなる。石川監督と我妻氏は本作の独特の世界感を作り上げる上で、「50年、100年残ってきた良質な素材やデザインはこの先も残り続ける」という考えの下、あえて既存の建物を上手く利用することに決めた。このパーティーシーンについて我妻氏は、「映画全体の中でも唯一無二の華やかな空間になるように心掛けましたが、装飾品は飾らずシンプルに三体による〈ボディワークス〉がギャラリーの中で強調されるように意識しました」と世界的建築家・丹下健三が設計を手掛け、現在も現役で使用されている昭和の名建築が持つ華やかさを、そのまま映像に活かすという大胆な表現を実践。
その〈ボディーワークス〉は、昔から憧れていたというティム・バートンの世界観をベースに「師であるエマからバトンを渡されたリナによる、アート性、メッセージ性が強く斬新なボディワークス作品を表現したいと思いました。難易度が高かったですが、振り切ったプランでも良いかなと考えました」と遊び心あふれるデザインにあえて挑戦したことを明かしている。
一方で、撮影の苦労した点として、「撮影当日に限られたセッティング時間の中で自分がイメージする完成形を目指してポージングしている役者さんに美術スタッフ総出でテグス糸に絡みながら仕上げた事ですね」と、美しい空間を作り上げるために妥協しなかったことを誇っていた。現在と地続きでありながら、誰も観たことがない近未来を表現するためにこだわり抜かれた美術にも注目だ。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
主人公・リナ(芳根)が所属するエターニティ社が、遺体を美しい姿のまま永久に保存する<プラスティネーション>技術で生み出された〈ボディーワークス〉の普及により、大きく飛躍したことを祝って、社を挙げた年越しパーティーが開催される場面。師であるエマ(寺島しのぶ)から受け継ぎ、社を代表する〈ボディーワークス〉アーティストへと成長、飛躍の立役者となったリナを囲み祝杯を挙げる。
普段の芳根の明るく可愛らしいイメージとはまた別の、会社の代表としての貫禄を感じさせる美しい大人の魅力を放つ芳根の姿と、ロケ地にもなっている香川県庁東館の印象的な壁画を存分に活かし、まるで異国の映画のように細部までこだわり抜かれた美術への本気度が伝わる映像になっている。
本作の美術を手掛けたのは、『ミッドナイトスワン』(20年)で日本アカデミー賞優秀美術賞にノミネートされた我妻弘之氏。石川慶監督とは、『蜜蜂と遠雷』(19年)に続き、2度目のタッグとなる。石川監督と我妻氏は本作の独特の世界感を作り上げる上で、「50年、100年残ってきた良質な素材やデザインはこの先も残り続ける」という考えの下、あえて既存の建物を上手く利用することに決めた。このパーティーシーンについて我妻氏は、「映画全体の中でも唯一無二の華やかな空間になるように心掛けましたが、装飾品は飾らずシンプルに三体による〈ボディワークス〉がギャラリーの中で強調されるように意識しました」と世界的建築家・丹下健三が設計を手掛け、現在も現役で使用されている昭和の名建築が持つ華やかさを、そのまま映像に活かすという大胆な表現を実践。
その〈ボディーワークス〉は、昔から憧れていたというティム・バートンの世界観をベースに「師であるエマからバトンを渡されたリナによる、アート性、メッセージ性が強く斬新なボディワークス作品を表現したいと思いました。難易度が高かったですが、振り切ったプランでも良いかなと考えました」と遊び心あふれるデザインにあえて挑戦したことを明かしている。
一方で、撮影の苦労した点として、「撮影当日に限られたセッティング時間の中で自分がイメージする完成形を目指してポージングしている役者さんに美術スタッフ総出でテグス糸に絡みながら仕上げた事ですね」と、美しい空間を作り上げるために妥協しなかったことを誇っていた。現在と地続きでありながら、誰も観たことがない近未来を表現するためにこだわり抜かれた美術にも注目だ。
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2021/06/15