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妻夫木聡、終戦ドラマで戦犯の医師役「命の尊さを感じていただければ」

 俳優の妻夫木聡が、NHK総合で8月13日(後10:00〜)に放送予定の終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』で主演を務めることが26日、発表された。妻夫木が演じるのは、捕虜の実験手術に関わり、終戦後に“戦犯”となる医学部助教授で「命の尊さを感じていただければ幸いです」とコメントを寄せた。

終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』で主演を務める妻夫木聡

終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』で主演を務める妻夫木聡

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 太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」。命を救うはずの医師が犯した恐ろしい罪とその裏に隠された真相。死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え、公正な裁きを求めて奔走する妻。苦悩の果てにたどりついたありのままの真実とはいったい何なのか? 人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンスが描かれる。

 妻夫木が演じる鳥居太一は、教授に中止を進言したが、手術は続行され、終戦後に戦犯となる立場。その妻・房子を蒼井優が演じ、実験手術に反対した夫が、首謀者とされて死刑判決を受けたことに納得せず、夫を救出するために奔走する。

 そのほか、死刑囚棟の同じ房で、太一と生活することになる元軍人・冬木克太を永山絢斗。優れた外科医としての能力をもち、野心に溢れた独裁的な性格で、捕虜の実験手術を実行する石田幸三を鶴見辰吾。米兵捕虜8人を大学での実験手術に提供し、BC級戦犯裁判の判決で、太一と同じく死刑囚となる進藤直満を山西惇。太一の父・鳥居一郎を辻萬長。元陸軍中将の死刑囚・岡島孝輔を中原丈雄、戦犯裁判の弁護側通訳として活動する三浦清子を若村麻由美が演じる。

■妻夫木聡コメント
“自らの責めは自らが負わねばならない”罪とは何か、生きるとは何か、ひたすらに自分と向き合い続ける日々です。人間は愚かな生き物であります。しかし、誰かを思いやる温かい心になれるのもまた人間です。人としてあるべき姿とは何か、今一度この時代に問いかけられているような気がいたします。時代や環境が変われど、一つひとつの命の重みに変わりはありません。作品を通じて、命の尊さを感じていただければ幸いです。

■蒼井優コメント
胸が締め付けられるようなシーンがたくさんありますが、妻夫木さんが演じられる太一を信じ、最後の最後まで丁寧に演じて行けたらと思っています。タイトルに見合う作品になることを期待しながら、精いっぱい頑張ります。

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  1. 1. 妻夫木聡、終戦ドラマで戦犯の医師役「命の尊さを感じていただければ」
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