『ジョゼと虎と魚たち』や『メゾン・ド・ヒミコ』などの映画や、連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)の脚本を手掛けた脚本家・渡辺あやと、ドラマ『ワンダーウォール』(NHK)で主要キャストの一人を演じた若手俳優の須藤蓮(すどう・れん)が企画した映画『逆光』が完成。撮影地の広島・尾道で7月17日より先行公開されることが決まった。
渡辺と須藤は、ドラマ『ワンダーウォール』(渡辺が脚本を担当)で知り合い、同ドラマで尾道を訪れたことがきっかけになり着想され、渡辺がオリジナル脚本を書き下ろし、須藤が自ら監督を手掛ける完全な自主企画映画として制作された。
1970年代、真夏の尾道を舞台に、三島由紀夫を媒介とした2人の青年の情愛を描く官能的な物語。その文学的で美しい物語を、その才能に惚れ込んだ渡辺が弱冠24歳の須藤に託し、驚きの美意識と感性で映画へと結実させた。
故郷・尾道に帰省してきた主人公・晃を演じるのは、監督の須藤。晃が憧れる大学の先輩・吉岡役は、『ワンダーウォール』、映画『花束みたいな恋をした』にも出演した中崎敏(なかざき・はや)が演じる。
共演する女優陣は、舞台や映画『リバーズ・エッジ』など、堅実なバイプレイヤーとして活躍する富山えり子、オーディションで見出され今回が初の本格的な演技となる木越明(きごし・あき)。
音楽を手掛けるのは、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)や、『花束みたいな恋をした』など、数々の映画音楽を手がける大友良英。さらに、映画『浅田家』『ナラタージュ』といった良質な話題作を次々と手掛ける小川真司が、エグゼクティブプロデューサーとして、『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』以来となる渡辺とタッグを組み、須藤ら若き才能を最大化する役割を担う。
なお、同映画は全国で順次公開予定。自主配給の資金を募るクラウドファンディングも行っている。
■監督・主演:須藤蓮のコメント
この度、初めて映画を撮りました。企画の立ち上げからお金の計算まで、全て自分たちでやるんだ!と意気込んで始めたものの、まさに「言うは易し、行うは難し」、その大変さは想像をはるかに上回るものでした。正直なめてました。
一方で、ただただ自分の感覚と仲間たちの才能を信じながら突き進んできたこの数ヶ月、鬱屈していたエネルギーがぐるぐると循環し、満身創痍になりつつも物を作る喜びを噛み締めた時間は、まさに青春そのものでした。僕は自他共に認めるおしゃべり男なのですが、いざ作品について説明を求められると急に一つとして言葉が出てこなくなることに、自分でびっくりしています。
なぜ、このあらすじなのか、時代設定なのか、カメラワークなのか、そもそもなぜ尾道で撮ったのか。どんな質問にも「どうしてもそうしたかったから」としか答えようがなく、それはちょうど恋心を説明できないようなものなのかもしれないと思っています。言葉にならない僕の宝物、「逆光」をぜひ劇場で観ていただけたらうれしいです。
■企画・脚本:渡辺あやのコメント
一度でいいから、どこからの依頼でもなくなんの企画会議も通さず、ただ純粋に「作りたい」という理由で作品を作ってみたいものだと思いながら、そんな自由は叶わぬ夢だと長らく諦めていました。
ところが去年、突如「よし、そういうのを作るぞ」と思いたったのは、やはり緊急事態宣言下という、あらゆる仕事が吹っ飛び、日常がすべて崩壊したような時間の中で、それはかつてなく切実な、作家としての生存本能のような衝動だったと思います。
そうして須藤蓮監督とお互いの持続化給付金を持ちよって、若い役者やスタッフたちに声をかけ、ただ「自分たちが作りたいものを作る」ことを唯一のルールとして、この世に生まれてきたのがこの『逆光』です。
闇の中にみずから土を持ち上げて芽吹く緑が時々底知れぬ力を見せてくれるように、本作もその完成に至るまでの過程の中で、びっくりするような希望の景色を私にたくさん見せてくれました。本作のそんな生命力が、これから誰かの心に「生きたまま届く」ことを夢みて、ワクワクしております。
渡辺と須藤は、ドラマ『ワンダーウォール』(渡辺が脚本を担当)で知り合い、同ドラマで尾道を訪れたことがきっかけになり着想され、渡辺がオリジナル脚本を書き下ろし、須藤が自ら監督を手掛ける完全な自主企画映画として制作された。
故郷・尾道に帰省してきた主人公・晃を演じるのは、監督の須藤。晃が憧れる大学の先輩・吉岡役は、『ワンダーウォール』、映画『花束みたいな恋をした』にも出演した中崎敏(なかざき・はや)が演じる。
共演する女優陣は、舞台や映画『リバーズ・エッジ』など、堅実なバイプレイヤーとして活躍する富山えり子、オーディションで見出され今回が初の本格的な演技となる木越明(きごし・あき)。
音楽を手掛けるのは、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)や、『花束みたいな恋をした』など、数々の映画音楽を手がける大友良英。さらに、映画『浅田家』『ナラタージュ』といった良質な話題作を次々と手掛ける小川真司が、エグゼクティブプロデューサーとして、『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』以来となる渡辺とタッグを組み、須藤ら若き才能を最大化する役割を担う。
なお、同映画は全国で順次公開予定。自主配給の資金を募るクラウドファンディングも行っている。
■監督・主演:須藤蓮のコメント
この度、初めて映画を撮りました。企画の立ち上げからお金の計算まで、全て自分たちでやるんだ!と意気込んで始めたものの、まさに「言うは易し、行うは難し」、その大変さは想像をはるかに上回るものでした。正直なめてました。
一方で、ただただ自分の感覚と仲間たちの才能を信じながら突き進んできたこの数ヶ月、鬱屈していたエネルギーがぐるぐると循環し、満身創痍になりつつも物を作る喜びを噛み締めた時間は、まさに青春そのものでした。僕は自他共に認めるおしゃべり男なのですが、いざ作品について説明を求められると急に一つとして言葉が出てこなくなることに、自分でびっくりしています。
なぜ、このあらすじなのか、時代設定なのか、カメラワークなのか、そもそもなぜ尾道で撮ったのか。どんな質問にも「どうしてもそうしたかったから」としか答えようがなく、それはちょうど恋心を説明できないようなものなのかもしれないと思っています。言葉にならない僕の宝物、「逆光」をぜひ劇場で観ていただけたらうれしいです。
■企画・脚本:渡辺あやのコメント
一度でいいから、どこからの依頼でもなくなんの企画会議も通さず、ただ純粋に「作りたい」という理由で作品を作ってみたいものだと思いながら、そんな自由は叶わぬ夢だと長らく諦めていました。
ところが去年、突如「よし、そういうのを作るぞ」と思いたったのは、やはり緊急事態宣言下という、あらゆる仕事が吹っ飛び、日常がすべて崩壊したような時間の中で、それはかつてなく切実な、作家としての生存本能のような衝動だったと思います。
そうして須藤蓮監督とお互いの持続化給付金を持ちよって、若い役者やスタッフたちに声をかけ、ただ「自分たちが作りたいものを作る」ことを唯一のルールとして、この世に生まれてきたのがこの『逆光』です。
闇の中にみずから土を持ち上げて芽吹く緑が時々底知れぬ力を見せてくれるように、本作もその完成に至るまでの過程の中で、びっくりするような希望の景色を私にたくさん見せてくれました。本作のそんな生命力が、これから誰かの心に「生きたまま届く」ことを夢みて、ワクワクしております。
2021/05/13