数々のヒット作を監督し、前作『未来のミライ』(2018年)では、アニー賞受賞に、米アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートなど、日本を代表するアニメーション作家の一人として定着した細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が、自身のスタジオ地図創立10周年を迎える今年、7月に公開される。本作の主人公、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずや<竜>の姿をした謎の存在の声優キャストの発表に先駆け、すずの同級生役として、成田凌(27)、染谷将太(28)、玉城ティナ(23)、幾田りら(20)の声の出演が明らかになった。
幼い頃に母を亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずは、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加し、その歌声で瞬く間に世界に注目される存在になっていく。そんな彼女の前に竜が現れ…。すず(ベル)と竜が出逢った先に一体どんな物語が待っているのか、竜の正体とは一体…!? 世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、細田監督ならではのリアル×ファンタジーを通じ描き出す。
今年だけでも出演した映画が3本公開され、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの実写作品はもちろん、新海誠監督の『君の名は。』『天気の子』では、両作品で同じ役を演じるなど、声でもその存在感を発揮する成田が演じるのは、主人公すずの幼なじみであり、何かとすずを気に掛けるしのぶくん(久武忍)。
幼い頃、すずにプロポーズした(?)というエピソードも描かれ、すずとしのぶくんの甘酸っぱい関係性の行方も本作の見どころとなりそうだ。アフレコ時には、監督から「成田くんならどう思う?」と二人で役に付いて話し合う場面もあったそう。成田による低音ボイスもまた、女子たちから絶大な人気を誇る存在でありつつも、どこかミステリアスな雰囲気のしのぶくんの魅力の一つと言えそうだ。
『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)に続き、3度目の細田作品出演となる染谷は、カヌー部を一人で立ちあげ、インターハイを目指す天真爛漫を通り超し、少し周囲から浮きつつもアツイ男子生徒・カミシン(千頭慎次郎※読み:ちかみ・しんじろう)役を演じる。『バケモノの子』以来、染谷にとって6年ぶりとなるアニメ声優だが、アフレコ時には監督と「6年も経った気がしない」(染谷)、「ブランクを感じさせない、さすがです!」(細田)と、久々の再会を喜び、盛り上がる声も。過去に演じたキャラクターとはまた一味違う、個性的なカミシンを染谷がどう演じたのか注目だ。
モデルとしても活躍し、『Diner ダイナー』『悪の華』『地獄少女』などアクの強い作品で、その演技と存在感が話題となった玉城は、吹奏楽部でアルトサックスを吹く、モデルのような女の子で、太陽のような存在感からみんなの人気者のハイスペックガール・ルカちゃん(渡辺瑠果)役を担当。自身とも重なる美しくて人気者の役柄ながら、ただ明るいだけでない一面ものぞかせ、「さすが女優さんという気がしました…」と細田監督がうなる一幕も。オーディションで選ばれ、アニメ声優初挑戦ながら、共演の染谷からも「とてもお上手だった…」という声があがるなど、仕上がりに期待がかかる。
そして、「小説を音楽にする」ユニット「YOASOBI」のメンバー(ikura名義)としても活躍する、シンガーソングライターの幾田は、声優初挑戦であり、本格的な演技自体も今回が初となる。担当したのは、主人公・すずの良き理解者であり、親友のヒロちゃん(別役弘香※読み:べつやく・ひろか)。すずを<U>へと誘い、歌姫・ベルとしてプロデュースする役どころで、すず=ベルの正体を唯一知るキーパーソン。自身の持つふんわりとした優しいイメージとは正反対の毒舌冴えわたる女子高生を演じた。オーディションで、今回の役が決まったのだが、声を聞いた監督からは「聞いたことのない声。活舌がとても良く、プロの声優のよう。初めてやるとは思えない!」と絶賛の声が! かわいくも鋭い毒舌がついつい笑いを誘い、観客と同じ目線で物語を引っ張っていく。
本日7日より、制作真っ只中の本作の完成までを追う特別密着映像「Making of 竜とそばかすの姫」の配信が東宝MOVIEチャンネルでスタート。映画の公開に向け、毎週金曜午後7時より新しい動画が配信され、細田監督の最新作が創り上げられていくプロセスを最前線で楽しむことができる。
幼い頃に母を亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずは、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加し、その歌声で瞬く間に世界に注目される存在になっていく。そんな彼女の前に竜が現れ…。すず(ベル)と竜が出逢った先に一体どんな物語が待っているのか、竜の正体とは一体…!? 世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、細田監督ならではのリアル×ファンタジーを通じ描き出す。
今年だけでも出演した映画が3本公開され、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの実写作品はもちろん、新海誠監督の『君の名は。』『天気の子』では、両作品で同じ役を演じるなど、声でもその存在感を発揮する成田が演じるのは、主人公すずの幼なじみであり、何かとすずを気に掛けるしのぶくん(久武忍)。
幼い頃、すずにプロポーズした(?)というエピソードも描かれ、すずとしのぶくんの甘酸っぱい関係性の行方も本作の見どころとなりそうだ。アフレコ時には、監督から「成田くんならどう思う?」と二人で役に付いて話し合う場面もあったそう。成田による低音ボイスもまた、女子たちから絶大な人気を誇る存在でありつつも、どこかミステリアスな雰囲気のしのぶくんの魅力の一つと言えそうだ。
『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)に続き、3度目の細田作品出演となる染谷は、カヌー部を一人で立ちあげ、インターハイを目指す天真爛漫を通り超し、少し周囲から浮きつつもアツイ男子生徒・カミシン(千頭慎次郎※読み:ちかみ・しんじろう)役を演じる。『バケモノの子』以来、染谷にとって6年ぶりとなるアニメ声優だが、アフレコ時には監督と「6年も経った気がしない」(染谷)、「ブランクを感じさせない、さすがです!」(細田)と、久々の再会を喜び、盛り上がる声も。過去に演じたキャラクターとはまた一味違う、個性的なカミシンを染谷がどう演じたのか注目だ。
モデルとしても活躍し、『Diner ダイナー』『悪の華』『地獄少女』などアクの強い作品で、その演技と存在感が話題となった玉城は、吹奏楽部でアルトサックスを吹く、モデルのような女の子で、太陽のような存在感からみんなの人気者のハイスペックガール・ルカちゃん(渡辺瑠果)役を担当。自身とも重なる美しくて人気者の役柄ながら、ただ明るいだけでない一面ものぞかせ、「さすが女優さんという気がしました…」と細田監督がうなる一幕も。オーディションで選ばれ、アニメ声優初挑戦ながら、共演の染谷からも「とてもお上手だった…」という声があがるなど、仕上がりに期待がかかる。
そして、「小説を音楽にする」ユニット「YOASOBI」のメンバー(ikura名義)としても活躍する、シンガーソングライターの幾田は、声優初挑戦であり、本格的な演技自体も今回が初となる。担当したのは、主人公・すずの良き理解者であり、親友のヒロちゃん(別役弘香※読み:べつやく・ひろか)。すずを<U>へと誘い、歌姫・ベルとしてプロデュースする役どころで、すず=ベルの正体を唯一知るキーパーソン。自身の持つふんわりとした優しいイメージとは正反対の毒舌冴えわたる女子高生を演じた。オーディションで、今回の役が決まったのだが、声を聞いた監督からは「聞いたことのない声。活舌がとても良く、プロの声優のよう。初めてやるとは思えない!」と絶賛の声が! かわいくも鋭い毒舌がついつい笑いを誘い、観客と同じ目線で物語を引っ張っていく。
本日7日より、制作真っ只中の本作の完成までを追う特別密着映像「Making of 竜とそばかすの姫」の配信が東宝MOVIEチャンネルでスタート。映画の公開に向け、毎週金曜午後7時より新しい動画が配信され、細田監督の最新作が創り上げられていくプロセスを最前線で楽しむことができる。
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2021/05/07