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佐藤健、10年で培われた“成熟”したアクション「間違いなく1番見ごたえがある」

 俳優の佐藤健(32)が主演を務める人気映画『るろうに剣心』シリーズ。最終章となる『The Final』(23日公開)、『The Beginning』(6月4日公開)の封切りを前に、第1作『るろうに剣心』(2012年)の撮影から10年を経て、成熟の域に達した佐藤のアクションに迫る。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』より(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』より(C)和月伸宏/集英社(C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

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 第1作『るろうに剣心』では、殺陣やアクションの中に登場人物の人間性やドラマ性を描き込まれた。大友啓史監督は、谷垣健治アクション監督との間に“アクション映画として一点突破する”という暗黙の了解があったと語っており、チーム一丸で迫力のあるアクションシーンを誕生させた。

 そのアクションは14年公開の『京都大火編』『伝説の最期編』でさらに進化をとげ、ロケ場所や美術セットへのこだわりに、狭い場所、広い場所、高低差など様々なバリエーションを用意し可能性を広げていき、より空間や心の機微をいかしたアクションが展開された。

 本シリーズのアクションの中核にいるのは、もちろん緋村剣心役の佐藤の存在だ。谷垣アクション監督は「彼は主観と客観のバランスが両立している。そのアクションを剣心がやるのはふさわしいかどうかということと、剣心だったら何をするかということ、この2つを常に考えていて、頭の中のイメージを、肉体を使って表現することができる。立ち回りも覚えるというよりも、剣心の中に自分を入れているんです」と闇雲にやっているのではなく、剣心のことを何よりも意識している。

 『The Final』でも、雪代縁(新田真剣佑)らと集大成となるアクションが盛り込まれているが、佐藤自身は「アクションを組み立てるにあたっても、特に1作目のときは、わからないからアクション部に言われたことを、とりあえずやってみようっていう感じで、やってみて気づくことの連続、そういうレベルでした。けれど今回は、言われたことだけをやるのではなく、ここはこう変えたらどうですかと、意見交換をさせていただきました」と“チームるろ剣”で作り上げていった。

 そして「アクションシーンは全部が全部、違うんですよね。1作目のなかでも色々なアクションがあって、『京都大火編』『伝説の最期編』もまた違う。ふり返ってみると、これまでのシリーズでは、わからないからとりあえずやってみようってやってみて、これはうまくいったね、これはあんまりうまくいかなかったね、って探りながらだった。けれど今回はこれまでのノウハウもデータもあるので、絶対にうまく決まる動きしか取り入れていない。そういう意味では、間違いなく今までで1番見ごたえのある密度の高いアクションになっていると思います」と胸を張った。

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