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斎藤工、“妊夫役”に初挑戦「驚きの連続です」 上野樹里と“男女逆転生活”描く

 俳優の斎藤工上野樹里が、テレビ東京と共同企画・制作したNetflixオリジナルシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』に出演することが6日、わかった。斎藤が「もし男性が妊娠したら?」をテーマに、男女逆転生活やギャップをコミカルに描いた本作で“妊娠をする男性”を演じる。

『ヒヤマケンタロウの妊娠』に出演する斎藤工、上野樹里

『ヒヤマケンタロウの妊娠』に出演する斎藤工、上野樹里

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 原作は、『BE LOVE KC』(講談社)で所載されている坂井恵理氏による同名漫画。男女逆転生活やギャップをコミカルに描き、「妊娠」をきっかけに、今まで見えなかった社会に潜むさまざまな問題に直面した主人公が、奮闘しながらも徐々に周囲の人とそして自分自身を変えていく姿を描いた成長の物語。

 舞台は、男性が妊娠・出産するようになった世界。広告代理店の第一線で仕事をバリバリこなすハイスペック男子の桧山健太郎(斎藤)は、ある日突然、自分が妊娠していることを知る。パートナーの瀬戸亜季(上野)も自分が親になることは考えていなかったため、想定外の出来事に最初は戸惑う二人だった。

 「妊娠」したことを告げた日から、社内や社会から向けられるまなざし、「妊婦」が体験する苦労を「妊夫」として向き合う桧山と寄り添い、共に迷う亜季。現代の妊娠・出産にまつわる多くの問題に直面しながらも、ついに二人は「産むか、産まないか」の決断を迫られる。そして、その決断の先にあるものとは――。

 思いがけない「妊娠」をきっかけに体調だけでなく、仕事や家族のほか、社会や自分自身にも変化が訪れる主人公・桧山を演じる斎藤は「坂井先生による原作コミックスのあまりのリアリティに、すぐさま“男性妊娠”の実例を調べていました。日々“今までの当たり前”が見直されながらも、それが覆されるには時間がかかる歯痒い現代における、この男女の役割の入れ替わりを描く本作は、古き悪き常識に対する新時代のアンチテーゼになる可能性を秘めている気がしています」とコメント。

 視聴者に向けて「妊夫として過ごす時間は、既に驚きの連続です。何事にも多様性が求められている昨今、『ヒヤマケンタロウの妊娠』と言う坂井先生が産み出して下さった一つの新しい角度、モノの捉え方を、上野樹里さん、箱田監督、菊地監督をはじめ、日本映画界の要となる素晴らしきキャスト、スタッフ方々と共に作品に愉しく詰め込んで、広く深く軽やかにお届け出来たらと思っております」と呼びかけた。

 上野は、そんな桧山のパートナーで、実家からの結婚へのプレッシャーをものともせず、仕事でキャリアを重ねるために日々忙しく生きるフリーライター兼エディターのヒロイン・瀬戸を演じる。

 異色となる役柄のオファーを受けて「パートナーの桧山が妊娠したことにより、亜季の抱く家族や家庭というものへのネガティブな概念との葛藤や、自由でありたいと願う亜季の価値観が変化したりと、桧山と共に成長していくキャラクターを楽しんで演じたいです。気軽に楽しめる作品でありながら、ジェンダーやマイノリティ、LGBTQなどへの理解を深めるきっかけとなる作品になれたらなと思います」と語りつつ「自分らしく生き抜く全ての人へエールを送れるような作品になるよう、亜季を通して自分にできる役割を全力で全うしたいと思います。楽しみにしていてください」とアピールした。

 本作の監督を箱田優子氏、菊地健雄氏が務め、脚本を山田能龍氏、岨手由貴子氏、天野千尋氏が担当する。2022年にNetflixにて全世界独占配信。

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  • 『ヒヤマケンタロウの妊娠』に出演する斎藤工、上野樹里
  • 『ヒヤマケンタロウの妊娠』の原作コミックス(坂井恵理/講談社「BE LOVE KC」所載)

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