テレビ東京で2018年4月にスタートしたバラエティー番組『青春高校3年C組』。秋元康氏とテレビ東京が「ここだけにしかないクラスをつくる」をコンセプトに、生徒を一般募集し、総勢40人が入学。2年間、平日夕方に生放送を敢行し、昨年4月からは月曜深夜枠で放送中。劇場公演を行ったり、メジャーデビューしたり、生徒たちが主演・出演する連続ドラマも制作・放送されるなど、さまざまな活動をしてきたが、番組開始から3年の節目となる2021年3月末をもってプロジェクト終了が決定した。
そんな「青春高校3年C組」の生徒たちが、あす28日(日)にテレビ東京系で放送される特番『教科書で一番笑わせられる人決定戦 楽しく学べる!最強教科書クイズ』(後6:30〜9:00)にリモート&VTR出演する。卒業を目前にして、ゴールデン帯のバラエティー番組に初出演。そこには当事者にしかわからない物語があった。
収録の感想を一部の生徒に聞いたところ、ゴールデン帯の番組に出演できた喜びとともに、「三宅さんの番組に呼んでもえてうれしかった」と口を揃えた。三宅さんとは、『青春高校3年C組』を担当している演出の三宅優樹さん(テレビ東京)のことで、3Cの生徒たちにとっては「いつでも相談に乗ってくれる、お兄さん的存在」(チャーリー/エゼマタ健太チャールズ)だ。
三宅Dは、『最強教科書クイズ』の演出も担当。生徒の一人、別所匠は「三宅さんはいつも僕らに歩み寄って接してくれるんですが、ここ最近は、ゴールデンの特番の準備で大変そうでした。この特番に対して、すごく気合が入っているな、と感じていました」と、明かす。
特番は、教科書を題材にした問題での大喜利で笑いを取らないと、「クイズ」の解答権が得られないルールで、教科書にまつわる問題を「楽しみながら深掘り」していく、笑って学べるクイズ番組。MCは、今田耕司、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、そして芦田愛菜。ゲストに大島優子。解答者として稲田直樹(アインシュタイン)、岩永徹也、大久保佳代子、春日俊彰(オードリー)、後藤拓実(四千頭身)、天明麻衣子、ハライチ、堀未央奈(乃木坂46)、宮崎美子、山口真由、吉村崇(平成ノブシコブシ)が出演する。
「いつもと同じ、六本木のテレ東で収録していたんですが、番組が違うというだけですごく緊張してしまいました」(前川歌音)。
「セットも出演者も豪華でしたし、すっかり身近な存在に思っていた三宅さんが、本当はすごい人だったんだ、というのを実感しました(笑)。何よりも3Cのみんなで参加できたので、僕は緊張より楽しさが勝って、本当にすごくいい時間でした」(チャーリー)
「いつもお世話になっている三宅さんの番組で、しかもゴールデンの番組に出させていただけるのはすごいこと。収録当日はすごく緊張しましたが、ほかの番組の裏側を見ることができて勉強になりました。本番は本当に楽しかったです」(齋藤有紗)。
「アウエーを経験して、『青春高校』とはまた違うスタッフさんたちの熱気を感じられて勉強になりました。MCの芦田さんは、小さい頃から番組で見てきた人ですが、自分より年下なのにすごかったです。リハーサルでスタッフさんに質問しているところとか、本番でちゃんと進行していくところとか、しっかりしているな、と思ってみていました」(きめしゅん/木目田俊)。
特番出演は、卒業が決まった3Cの生徒たちへのプレゼントなのか、と三宅Dに聞くと、違う答えが返ってきた。
■自分が作った番組に生徒を呼ぶのが夢でした
「『青春高校』が始まった1年目に、いつか生徒たちを自分が作った番組に出演させるという目標を立てていました。これまでも呼ぼうと思ったら呼べそうな番組はあったのですが、生徒たちを活かした出し方ができる企画にハマるまでずっと温めていたんです。今回、日曜日のゴールデンというテレビ局的には一番良いところで特番を担当することになって、お題に対して『旅立ちの日に』の替え歌で答える大喜利の合唱を担当してもらうという形で3Cのメンバーを起用できて、生徒たちへのプレゼントというよりは、自分の夢を叶えたかったというのが大きかった。この子たちならゴールデンの特番に出しても恥ずかしくないし、たくさんの方に見ていただきたい、と思っています」(三宅D)
その思いは、収録の前日までに3Cの生徒たちにも伝えていたそう。出口晴臣は「三宅さんから連絡があって、『自分の番組に3Cの生徒を呼ぶのが夢だった。だからすごく気合が入っている。みんなも気合入れて収録に臨んで』と言われて、僕らすごくうれしかったです。呼んでいただいたからには貢献しなきゃ、と気合が入りました。実は、本番直前にトラブルがあって変更が生じたんですが、3年間みんなでいろんなことを乗り越えてきた僕らだったからこそ、動揺せずに対応できたのかな、と思えることもあって、感慨深かったです」。
学級委員としてクラスを引っ張り、アイドル部としても活躍する日比野芽奈も「ゴールデン帯の番組で豪華な出演者の中に紛れ込ませていただいたのですが、三宅さんが演出を担当している番組で、合唱曲を歌うという役割もいただけてうれしかったです」と話していた。
おばちゃんこと宇都木彩乃は「せっかくゴールデン帯の番組に出させていただくので、どうにかひと言でもいいからしゃべろうと思って意気込んだ結果、わけのわからないことを言ってしまいました。オンエアで使われるかどうかわからないですけど…」と、気合が空回りしてしまったことを反省。それを聞いて、三宅Dは腕でバッテンをつくって、おばちゃんに合図。「カットされた? 仕方ないですね(笑)。でも青春高校に入る前は自分からしゃべることもできなかったけど、ひと言でもいいから何かしゃべろうという思いが出てきたのは、青春高校の3年間のおかげ。成長したところかなと思います。やる気満々で収録に臨んだことだけは言っておきたいです」と、屈託ない笑顔を見せていた。
何者でもない20歳前後の若者たちが、テレビ番組を通してさまざまな経験をし、成長していく姿をそばで見てきた三宅D。「今回、うれしかったのは、MCの今田さんに休憩中に『番組どうですか?』と聞いた時に、『青春高校の子たちめちゃめちゃがんばってくれているわ』と言ってくれたんです。他のスタッフからも『盛り上げてくれて助かりました』と言ってもらえて、番組にとってプラスに作用してくれた。思い出作り、お情けでキャスティングしたんじゃない、と胸を張れる。本番直前にトラブルがあって、予定変更があったんですけどすぐに対応して、一所懸命やりきってくれた姿にも生徒たちの成長を感じました」と、話していた。
『青春高校3年C組』としては、同じくあす28日にラストオンラインLIVEを開催。1公演目は「女子公演」(後2:00〜)、2公演目は「男子公演」(後5:00〜)。生徒が「最後にやりたいこと」をテーマに、ここでしか見られないコラボ、チャレンジをする。3公演目はいよいよ「最終回公演」(後7:00〜)。全部活による3年間の集大成。果たしてどんなフィナーレを迎えるのか。詳細はhttps://www.tv-tokyo.co.jp/3-c/online/
そんな「青春高校3年C組」の生徒たちが、あす28日(日)にテレビ東京系で放送される特番『教科書で一番笑わせられる人決定戦 楽しく学べる!最強教科書クイズ』(後6:30〜9:00)にリモート&VTR出演する。卒業を目前にして、ゴールデン帯のバラエティー番組に初出演。そこには当事者にしかわからない物語があった。
収録の感想を一部の生徒に聞いたところ、ゴールデン帯の番組に出演できた喜びとともに、「三宅さんの番組に呼んでもえてうれしかった」と口を揃えた。三宅さんとは、『青春高校3年C組』を担当している演出の三宅優樹さん(テレビ東京)のことで、3Cの生徒たちにとっては「いつでも相談に乗ってくれる、お兄さん的存在」(チャーリー/エゼマタ健太チャールズ)だ。
三宅Dは、『最強教科書クイズ』の演出も担当。生徒の一人、別所匠は「三宅さんはいつも僕らに歩み寄って接してくれるんですが、ここ最近は、ゴールデンの特番の準備で大変そうでした。この特番に対して、すごく気合が入っているな、と感じていました」と、明かす。
特番は、教科書を題材にした問題での大喜利で笑いを取らないと、「クイズ」の解答権が得られないルールで、教科書にまつわる問題を「楽しみながら深掘り」していく、笑って学べるクイズ番組。MCは、今田耕司、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、そして芦田愛菜。ゲストに大島優子。解答者として稲田直樹(アインシュタイン)、岩永徹也、大久保佳代子、春日俊彰(オードリー)、後藤拓実(四千頭身)、天明麻衣子、ハライチ、堀未央奈(乃木坂46)、宮崎美子、山口真由、吉村崇(平成ノブシコブシ)が出演する。
「いつもと同じ、六本木のテレ東で収録していたんですが、番組が違うというだけですごく緊張してしまいました」(前川歌音)。
「セットも出演者も豪華でしたし、すっかり身近な存在に思っていた三宅さんが、本当はすごい人だったんだ、というのを実感しました(笑)。何よりも3Cのみんなで参加できたので、僕は緊張より楽しさが勝って、本当にすごくいい時間でした」(チャーリー)
「いつもお世話になっている三宅さんの番組で、しかもゴールデンの番組に出させていただけるのはすごいこと。収録当日はすごく緊張しましたが、ほかの番組の裏側を見ることができて勉強になりました。本番は本当に楽しかったです」(齋藤有紗)。
「アウエーを経験して、『青春高校』とはまた違うスタッフさんたちの熱気を感じられて勉強になりました。MCの芦田さんは、小さい頃から番組で見てきた人ですが、自分より年下なのにすごかったです。リハーサルでスタッフさんに質問しているところとか、本番でちゃんと進行していくところとか、しっかりしているな、と思ってみていました」(きめしゅん/木目田俊)。
特番出演は、卒業が決まった3Cの生徒たちへのプレゼントなのか、と三宅Dに聞くと、違う答えが返ってきた。
■自分が作った番組に生徒を呼ぶのが夢でした
「『青春高校』が始まった1年目に、いつか生徒たちを自分が作った番組に出演させるという目標を立てていました。これまでも呼ぼうと思ったら呼べそうな番組はあったのですが、生徒たちを活かした出し方ができる企画にハマるまでずっと温めていたんです。今回、日曜日のゴールデンというテレビ局的には一番良いところで特番を担当することになって、お題に対して『旅立ちの日に』の替え歌で答える大喜利の合唱を担当してもらうという形で3Cのメンバーを起用できて、生徒たちへのプレゼントというよりは、自分の夢を叶えたかったというのが大きかった。この子たちならゴールデンの特番に出しても恥ずかしくないし、たくさんの方に見ていただきたい、と思っています」(三宅D)
その思いは、収録の前日までに3Cの生徒たちにも伝えていたそう。出口晴臣は「三宅さんから連絡があって、『自分の番組に3Cの生徒を呼ぶのが夢だった。だからすごく気合が入っている。みんなも気合入れて収録に臨んで』と言われて、僕らすごくうれしかったです。呼んでいただいたからには貢献しなきゃ、と気合が入りました。実は、本番直前にトラブルがあって変更が生じたんですが、3年間みんなでいろんなことを乗り越えてきた僕らだったからこそ、動揺せずに対応できたのかな、と思えることもあって、感慨深かったです」。
学級委員としてクラスを引っ張り、アイドル部としても活躍する日比野芽奈も「ゴールデン帯の番組で豪華な出演者の中に紛れ込ませていただいたのですが、三宅さんが演出を担当している番組で、合唱曲を歌うという役割もいただけてうれしかったです」と話していた。
おばちゃんこと宇都木彩乃は「せっかくゴールデン帯の番組に出させていただくので、どうにかひと言でもいいからしゃべろうと思って意気込んだ結果、わけのわからないことを言ってしまいました。オンエアで使われるかどうかわからないですけど…」と、気合が空回りしてしまったことを反省。それを聞いて、三宅Dは腕でバッテンをつくって、おばちゃんに合図。「カットされた? 仕方ないですね(笑)。でも青春高校に入る前は自分からしゃべることもできなかったけど、ひと言でもいいから何かしゃべろうという思いが出てきたのは、青春高校の3年間のおかげ。成長したところかなと思います。やる気満々で収録に臨んだことだけは言っておきたいです」と、屈託ない笑顔を見せていた。
何者でもない20歳前後の若者たちが、テレビ番組を通してさまざまな経験をし、成長していく姿をそばで見てきた三宅D。「今回、うれしかったのは、MCの今田さんに休憩中に『番組どうですか?』と聞いた時に、『青春高校の子たちめちゃめちゃがんばってくれているわ』と言ってくれたんです。他のスタッフからも『盛り上げてくれて助かりました』と言ってもらえて、番組にとってプラスに作用してくれた。思い出作り、お情けでキャスティングしたんじゃない、と胸を張れる。本番直前にトラブルがあって、予定変更があったんですけどすぐに対応して、一所懸命やりきってくれた姿にも生徒たちの成長を感じました」と、話していた。
『青春高校3年C組』としては、同じくあす28日にラストオンラインLIVEを開催。1公演目は「女子公演」(後2:00〜)、2公演目は「男子公演」(後5:00〜)。生徒が「最後にやりたいこと」をテーマに、ここでしか見られないコラボ、チャレンジをする。3公演目はいよいよ「最終回公演」(後7:00〜)。全部活による3年間の集大成。果たしてどんなフィナーレを迎えるのか。詳細はhttps://www.tv-tokyo.co.jp/3-c/online/
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2021/02/27