人気アニメ映画『時をかける少女』(2006年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)などで知られる細田守監督の新作『竜とそばかすの姫』(今夏公開)のストーリーが18日、明らかになった。
本作の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼いころに母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日“もうひとつの現実”と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>と出会い、「ベル」というアバターで参加することに。心に秘めてきた歌を歌うことによってあっという間に世界に注目される存在になっていくベル(すず)の前に、<U>の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる、というストーリー。
これまで細田監督が『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(00年)や『サマーウォーズ』など、約10年に1度描いてきたインターネット世界が舞台。そして、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生が主人公となる。
あわせて、最新ビジュアルと特報映像が解禁された。映像では、「高知の現実世界×インターネット空間の仮想世界<U>」のカットが公開。すずが住む高知の自然豊かな美しい夏の風景から、<U>を浮遊するたくさんのアバターの姿や、すずのアバター「ベル」、そして謎の存在「竜」の表情も映し出されている。
■細田守監督コメント
この『竜とそばかすの姫』は“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。
僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。
去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。
その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。
圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、
それを今作で楽しんでいただければと思います。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼いころに母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日“もうひとつの現実”と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>と出会い、「ベル」というアバターで参加することに。心に秘めてきた歌を歌うことによってあっという間に世界に注目される存在になっていくベル(すず)の前に、<U>の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる、というストーリー。
これまで細田監督が『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(00年)や『サマーウォーズ』など、約10年に1度描いてきたインターネット世界が舞台。そして、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生が主人公となる。
あわせて、最新ビジュアルと特報映像が解禁された。映像では、「高知の現実世界×インターネット空間の仮想世界<U>」のカットが公開。すずが住む高知の自然豊かな美しい夏の風景から、<U>を浮遊するたくさんのアバターの姿や、すずのアバター「ベル」、そして謎の存在「竜」の表情も映し出されている。
■細田守監督コメント
この『竜とそばかすの姫』は“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。
僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。
去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。
その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。
圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、
それを今作で楽しんでいただければと思います。
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このニュースの流れをチェック
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2021/02/18