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治療中の坂本龍一、がん患者・家族への応援呼びかけ 意識や知識「広がることが大切」

 直腸がんが見つかったことを先月公表した音楽家の坂本龍一(69)が4日、都内で行われた映画『いのちの停車場』(5月21日公開)の点灯式『UICCワールドキャンサーデー2021 Light up the world 点灯式』にビデオメッセージ出演した。

がん患者への応援を求めた坂本龍一 (C)ORICON NewS inc.

がん患者への応援を求めた坂本龍一 (C)ORICON NewS inc.

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 先日、昨年に直腸がんが見つかったことを公表した坂本。「2014年に罹患した中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました。大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」と現状について報告していた。

 手術は成功し、現在順調に治療しているが、この日のビデオメッセージでは、がん患者の立場からUICCの理念が「より広く知れわたるといいと思います」と呼びかけ。

 続けて「僕自身もがん患者ですし、がんを抱えながら生きている方が世界にいる。特にお子さんですね、がんを抱えている子ども、その家族のサポートという意味で、より広く(がん知識などの)認知度が広がることが大切だと思います」とし、「ぜひ、(がん患者を)応援してください」と伝えた。

 この日の点灯式は、国際対がん連合(UICC)日本委員会主催で行われており、毎年2月4日“ワールドキャンサーデー”は、がんに関する意識・知識を高め、病気に対して行動を起こすことを目的としていることから、“患者とその家族に寄り添う”映画の内容とちなみ、コラボする形で実施された。

 映画の原作は、都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師・南杏子氏の小説。今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点、尊厳死・安楽死などに向き合い、これらに携わる医師、患者、家族が織りなすヒューマンドラマが描かれる。救命救急医として勤務し、とある事情で実家に戻り、在宅医療を通して患者と向き合う白石咲和子を吉永が演じ、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、田中泯らが出演する。

関連写真

  • がん患者への応援を求めた坂本龍一 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の点灯式『UICCワールドキャンサーデー2021 Light up the world 点灯式』に参加した吉永小百合 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の点灯式『UICCワールドキャンサーデー2021 Light up the world 点灯式』に参加した吉永小百合 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『いのちの停車場』の点灯式『UICCワールドキャンサーデー2021 Light up the world 点灯式』に参加した吉永小百合 (C)ORICON NewS inc.

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